アスタキサンチンだけじゃない?! 鮭(サーモン)は冷え軽減にも…

和食の献立としても、お弁当やおむすびの具としてもお馴染みの鮭。寿司・お刺身から焼き魚や鮭フレークまで日本の食卓でも様々に使われている鮭ですが、ヨーロッパやアメリカ・カナダなど世界中で食べられている魚でもあります。最も好き嫌いが少ない魚の一つと称されることもあるほど。北海道出身の私としては、鍋にも鮭が入っていたり、おやつ代わりに鮭の燻製「トバ」を囓った記憶があったりもします(笑)

 

健康や美容では化粧品でもお馴染みのアスタキサンチンを含むことからアンチエイジング食材として取り上げられたのも記憶に新しいのではないでしょうか。老化対策に鮭食べようと思いつつ、一人暮らしでは3日坊主というか1回坊主になった私でございます。魚にも体を温めるものと冷やすものがあるらしいので、抗酸化作用が期待されている鮭なら良いんじゃないと安直に思った次第w

 

鮭の歴史・種類

日本ではいつから鮭が食べられていたのかハッキリしていませんが、おそらく縄文時代には既に漁獲して食べていたと考えられています。文献での登場も古く、奈良時代に成立した各地の風土記にも記述があるのだとか。平安自体になると朝廷への供物として鮭もしくは鮭を加工したものが届けられていたことが分かっていますし、時代が変わっても性分への献上品として使われていました。産地ではまた別でしょうが、都市部においては高級魚の一つとして垂涎の的だったそうです。

 

ところで日本では元々「鮭」という言葉は“白鮭(シロザケ/学名:Oncorhynchus keta)”を指すものだったと言われています。白鮭は現在でも日本で最も一般的に食べられている種類とされており、脂質が少なめで淡白なことが特徴。英語ではChum salmon(チャムサーモン)と呼ばれていますが、脂がなく美味しくないということで“Dog salmon”と呼ばれることもあるのだとか。

 

現在「鮭」という言葉は広義であればサケ属に属する魚類(サケ類)の総称としても用いられています。サケの仲間としてマスがありますが、この区分が実は非常に曖昧。と言うのも文明開化以前に日本では白鮭以外のサケ類は〇〇マスと呼んでいましたし、イギリスではsalmon=タイセイヨウサケのみを指す言葉だったのだとか。しかし世界の広い範囲を人が移動するようになり新しいサケ(マス)類が発見され、salmonもしくはtroutと命名されたこと、サーモン=サケ/トラウト=マスと和訳されたことで名称がごちゃごちゃになっているのだそうです。

 

一応海に下るもの=サケ類(salmon)一生淡水域で過ごすもの=マス類(trout)と区分されているそうですが、古くから日本で知られていたものはサケ類であっても名前に“マス”がついているものもあります。……で、話を元に戻しますと、白鮭以外に日本で食用とされているサケ類としてはマスノスケ・銀鮭・紅鮭など6種類位あるそう。ちなみにサーモントラウトもしくはトラウトサーモンと呼ばれているものは厳密に言うと“ニジマス”の一種で、troutだけども海水で養殖されるためsalmonも付けちゃった的なネーミングなのだとか。

 

サケと言えば「サーモンピンク」と色の表現にも使われるように魚肉がオレンジがかったピンク色をしているのが特徴ですが、鮭そのものは白身魚に分類されています。身がピンク色をしているのはプランクトンから摂取した“アスタキサンチン”というカロテノイドの一種が含まれているため。このアスタキサンチンはビタミンCの約6000倍とも言われるほど抗酸化作用が高いと考えられており、アスタキサンチンを含む鮭もアンチエイジングや健康維持に役立つ食材として注目されています。

 

サケ類の中では紅鮭が最もアスタキサンチン含有量が高い=抗酸化にも紅鮭が良いのではないかという見解が多いので、下記では紅鮭の記載数値を元にご紹介したいと思います^^

 

鮭に含まれる冷え改善に役立つ成分は?

鮭に含まれているアスタキサンチンはカロテノイドの中でも抗酸化力が高く、活性酸素(一重項酸素)の除去に優れた効果を発揮すると考えられています。また細胞のどこでも働くことが出来る・栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができる性質があるとも言われており、オールマイティーな抗酸化物質として期待されている成分でもあります。

 

抗酸化物質の摂取は肌や細胞の酸化防ぎ、活性酸素と血中の脂質が結合してできる過酸化脂質の生成抑制にも繋がります。過酸化脂質は血管に蓄積することで血管を狭める・血管の弾力性を損なわせる原因物質の一つとされており、蓄積されることで動脈硬化や血栓の発症リスクを高めてしまいます。病気と診断されるようになるのは末期ですが、それ以前の段階でも血流が悪くなると考えられますから、抗酸化物質の摂取はスムーズな血液循環の維持に繋がると言えます。

 

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そば茶は体を冷やすか、温めるのかを考えてみる

日本人にとっても非常に馴染み深い食材である蕎麦。麺として食べるのはもちろんのこと、お茶にしたり、ソバの実の殻を詰めて蕎麦枕を作ったりもしますね。そばアレルギーが一般的に認知されているのも、それだけ使用される機会が多いという見方もできるのではないでしょうか?

 

一時期、韃靼蕎麦茶が美白に良いとちょっとしたブームになった記憶がありますし、血液サラサラ効果が期待できる健康茶として紹介されることも少なくありません。血液サラサラ効果が期待できるなら冷え性の軽減に良いのかなと思ったら、ソバは体を冷やすから避けたほうが良いとしているものもあり…どうしたものかと調べなおしてみました。

 

そば茶・韃靼蕎麦茶とは?

私達からすると蕎麦=ザ・和食というイメージがありますが、世界各地で食用とされている存在でもあります。と言っても比較的冷涼な気候を好む植物ですので、中国・ロシア・北ヨーロッパなどユーラシア大陸の北側での栽培・食用が多いそう。日本でも北海道や福島・山形など北側で多く栽培されています。

 

ソバの原産は中国南部あたりとする説が有力で、食用の歴史も古いと考えられています。日本においてもまだ大陸と陸続きだった時に人々と共に入ってきたと言われています。9000年以上前の高知県の遺跡からもソバ花粉が発見されているのだそう。弥生時代には既に栽培されていたと考えられていますから、米よりも古くから栽培されていた可能性もありそうですね。

 

現在日本人にとって最も一般的なソバの食べ方は麺として食べることですが、「そば切り」が成立したのは戦国時代頃、麺状の蕎麦を食べるのが主流になったのは江戸時代中期以降と言われています。鎌倉時代に“挽臼”が伝来するまでは米のような感覚で炊くか煮込むかして食べていました。現在でもロシアなどではそのままお粥のように煮込んで食べることもあるそうです。気にしたことがなかったですが韓国の冷麺やイタリアのパスタなど蕎麦粉を麺に加工して食べる国もありますね。国によって使い方は異なりますが、粉にしてから加工する食べ方のほうが多いでしょう。

 

あまり意識せずに食べていますが、私達が普段食べている「お蕎麦」は普通ソバや甘ソバとも呼ばれるFagopyrum esculentumという種を原料としたもの。植物分類ではタデ科ソバ属とされていますが、同じソバ属に分類される別種植物は19種くらいあるのだとか。お茶売り場で見かける“韃靼蕎麦(ダッタンソバ)”というのもFagopyrum tataricumという同属別種です。

えのきはダイエッターだけじゃなく冷え性の方にも役立つ?

通年ほぼ価格に変動がないことから、家計の味方として節約レシピにもよく使われるえのき。代表的な料理としては鍋物が挙げられることが多いかと思いますが、一年中何らかの献立で使われているような気もします。もやしと同じく低カロリーでどの料理とも合うことから、ダイエット中のカサ増し食材としてもお馴染みではないでしょうか。私はお世話になった覚えがあります(笑)

 

低カロリーというだけではなくダイエットに役立つ成分が含まれているとして、えのき氷や乾燥えのきなどがブームになったのも記憶に新しいですね。で、ダイエットに良い=代謝アップに良いなら冷え性改善にも役立つのではないかなと思ったりして。

えのきの紹介

えのきは広葉樹などに規制する菌類(キノコ)の一種です。名前から榎の木に育つもののように感じますが、実は榎だけではなく柿や桑・柳など色々な広葉樹に寄生するのだそう。日本で最も生産量が多いきのこと言われる通り現代ではすっかりお馴染みの食材ですが、一般的に普及するようになったのは1960年代と比較的最近です。

 

ところで、一般的にえのきというと白くてヒョロヒョロした形状をしているものを思い浮かべるのではないでしょか。「ユキノシタ」という別名は真冬に雪を持ち上げて生えてくるからだそうですが、そんな生態を知らなくともしっくり来ますよね。ところが野生のエノキは茶色っぽい色をしていてカサが大きく、知らずに見たら別のキノコだと思ってしまうくらいの差異があります。見慣れた“えのき”とは違って柄も短く根元のほうに行くほど黒褐色を帯びることから「アシグロナメコ」とも呼ばれているそう。

 

栽培をはじめた頃は、この全く別物に見える野生エノキを光を当てずに栽培(軟白栽培)していたそうです。といっても形状こそ細長いものの当初は薄茶色というかクリーム色をしていたそう。その中に時折育つ真っ白いえのきを選別して品種改良を進めたことで現在主流となっている“純白種”が確立されていきます。現在の品種は光を当てたとしても茶色くならず、真っ白いまま育つのだそうですよ。

 

また近年は時代を逆行したようなブラウン系えのき(糸エノキ)も再び流通するようになっています。アシグロナメコ(野生種えのき)を見たことがある・食べたことがあるという方は少ないかと思いますが、細長くてカサが薄茶色をしているブラウンえのきは見覚えがある方も多いのではないでしょうか。味は白いえのきよりも歯ごたえや甘みが強いとも言われていますから、好き嫌いは分かれそうですが、きのこ好きの方なら美味しくいただけそうですね。

 

ブラウンえのきが流通するようになったのは健康ブームで軟白栽培ものよりも、色がある食材の方が身体に良いという印象を持たれるようになったことも影響しているのかもしれません^^;

 

肥満予防・冷え改善に嬉しい成分

えのきの健康メリットと言うと“肥満予防”もしくは“便秘予防”に良いという印象を持たれることが多いのではないかと思います。昔は食物繊維が多く低カロリーな食材として、最近はキトサンやエノキタケリノール酸という成分の働きでより直接的なダイエットサポート効果が期待されていたりします。

肥満予防や冷え性の改善にも関わりそうな項目を3つに分けて紹介します。

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えのきの成分として代表的なのが食物繊維。便秘対策にえのきを取り入れていたことがある方も多いのではないでしょうか。中国でも便秘の特効薬と言われているそうですよ。えのき100gあたりの食物繊維含有量は3.9g、実際に食べる茹で100gであればカロリーは22kcalのまま変わらず食物繊維量は4.5gとなります。同グラムで比較するとレタスやキュウリの約4倍の食物繊維量になりますから、食物繊維補給源としては確かにうってつけですね。

 

えのきの食物繊維はほぼ全てが不溶性食物繊維であるため、腸を刺激して蠕動運動を促す働きが期待できます。水溶性食物繊維やビタミンCはほとんど含まれていないので腸内環境改善にはさほど…と思われがちですが、えのきには食物繊維以外に“キノコキトサン(キトグルカン)”という成分も含まれています。キノコキトサンは食物繊維の仲間とされるβ-グルカンやキトサンなどの多糖類結合体だそうで、腸内善玉菌の増加などに有効と考えられています。このため便通促進だけではなく、腸内フローラ改善にも効果が期待されています。

 

レモン風呂は冷え改善に良い?美白に役立つ?

ご存知レモンはイメージしただけで唾液が出てくるという方もいるくらい、かなり強烈な酸味を持つ果物。代表成分といえるのはビタミンCとクエン酸で、特にビタミンCについては含有量を表す時に使われることもあるほど。CCレモンとかキレートレモンとかビタミンC系の飲料も「レモン」系が圧倒的に多いような気がします。そう言えばレモン白湯も流行りましたね。

 

レモンを食べた(摂取した)場合に期待できる働きとしても、クエン酸による疲労回復促進効果・ビタミンCによる美肌・美白・アンチエイジングなんかが代表的なのではないでしょうか。加えて近年はエリオシトリンなどのポリフェノールが含まれていることも注目されています。

生姜や唐辛子のように直接的な温め成分はありませんが、ビタミンCとポリフェノール(ビタミンP)の働きで血行促進効果が期待できること・クエン酸回路の活発化などから代謝アップに繋がると考えられていることから、肥満予防やダイエット効果も期待されています。冷えの改善にも役立ちそうですよね。

 

が、しかし。成分的には冷え性軽減にも役立ちそうなレモンですが、東洋医学の考え方では体を冷やす性質のある“陰性食品”に分類されています。水分が多い・木になるものだからあまりに気しなくて良いという意見もありますが、体を冷やすのでレモネードやホットレモンなどを作る時は生姜を入れましょうという意見もちらほら。唐揚げやお魚にかけるなどの利用はさておき、積極的に取り入れたいものか迷うところという方も多いのではないでしょうか。

 

そんな方に朗報(?)

レモンは入浴剤にすると血行促進や保温効果がアップが期待できる⇒冷え性さんの完全なる味方となってくれるらしいです♪

 

レモン風呂の作り方と注意点

レモン風呂もしくはレモン入浴と言われているもはザックリ言うと「入浴剤感覚でレモンをお風呂のお湯に入れる」というものですが、実はレモンしか使わないものであってもバリエーションが豊富。よくある“柚子湯”の様にレモンを丸ごとドボンとお湯に入れるという超ワイルドな方法から、皮を天日干しして乳鉢で細かくすり潰したレモンパウターを使ってバスボムを作るなど結構手間のかかるものまで様々。

 

とりあえず大前提としては、ワックスなどが使われている可能性のある外国産レモンの場合はしっかりと皮を洗ってから使う、くらいでしょうか。ちなみにレモンはそのままドボンと入れると成分が十分に溶け出ないため勿体無いと言われています。その反面、肌に対する刺激性も丸ごと入れてしまったほうが低いので肌が弱い方などの場合はそのまま使ったほうが無難であるとも。

手間なく作れてしっかり成分も溶け出す方法としては輪切りにしたレモンを浮かべる・料理などで汁を絞ったレモンの殻を布袋に入れて浮かべるなどがメジャーなのではないかと思います。皮だけ取っておいて天日干しする(面倒ならレンジで時短しても良いと思う)と、使いたい時に使いたい分ずつ利用できて便利なのだそう。

 

そのほか少し前に流行ったレモン塩(レモンソルト?)を作り、それをバスソルトとして使う方法もあります。こちらは塩による効果も期待できるので一石二鳥かもしれません^^ 煮沸消毒した瓶に塩とレモンを交互に入れて数日に一回馴染むように容器を振るだけなので、そんなに手間もかからないですしね。

 

肝臓が気にならなくとも、冷え対策に蜆(シジミ)を食べてみよう

お酒疲れのお父さんのお味噌汁に・二日酔いの朝に…と、お酒・肝臓に良い食材として取り入れられているシジミ。小粒ながら旨味がしっかり出るので味が好きという方ももちろんいらっしゃいますが、体に良いらしいというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。

自分はお酒をほとんど飲みませんが、肝臓をよい状態に保っていれば自然にデトックスが出来る・代謝が上がると耳にした覚えもあるので健康(と肥満予防)に良さげだぞと思いながら食べていたりします^^;

 

蜆(シジミ)について紹介

シジミという貝(種類)だと思っていたのですが、実は“しじみ”というのはシジミ科に属す二枚貝の総称日本で主に食用とされているのはシジミ属に属すヤマトシジミ(大和蜆)・マシジミ(真蜆)・セタシジミ(瀬田蜆)という三種類で、中でもヤマトシジミが最もポピュラーな存在と言われています。余談ですが時々TVで取り上げられる沖縄のハマグリみたいな大きさのシジミは、マングローブシジミ属(ヒルギシジミ属)という別属の生物だそうです。子供の時から暖かく栄養豊富なt頃で育ったから大きくなったと信じてましたが、違うんだって…。

 

シジミというと夏のイベントとして潮干狩り(シジミ採り)がありますし、お年寄りなどであれば土用しじみは腹薬」といって夏バテに良いと言う方も多いですよね。が、しかし、本当にしじみが美味しいのは冬だという説が一般的なようです。寒蜆って言葉も確かにありますしね…。そのほか初夏くらいまで(産卵前)が栄養を体に蓄えていて美味しいという意見もあります。真夏は美味しいというより体に合っているという感じ、美味しいしじみを食べるなら冬〜春といった感じでしょうか。

 

ちなみに縄文時代からしじみを食べていたことが分かっていますから、日本人にとっては馴染み深い食材。「土用しじみは腹薬」という言葉もそうした風習から生まれていたのかもしれません。現在のように栄養成分やその働きが研究される以前、1596年に刊行された薬学書『本草綱目』にも蜆の薬効として目を明るくする・酒毒を治すなどの働きがあると記載されていたそう。

日本でも江戸時代には“蜆売り、黄色なつらに高く売り”という川柳があったそうですから、一般の人々までシジミは肝臓に良い食材だと認識されていたことがうかがえます。黄疸が出ているような人だけではなく、二日酔いや夏バテの回復にも良いと親しまれていたそうですよ。

 

冷え改善に役立ちそうなシジミの成分と作用

肝機能を高めることが報告されているオルニチンを筆頭に、シジミには肝機能保持や肝臓の修復やアルコール分解に必要なアミノ酸アラニン、肝臓の老廃物や脂肪・毒素の排出を助けるメチオニンなど肝臓サポートに関わるアミノ酸が沢山含まれています。その関係でかお酒をよく飲む方の健康サポート・二日酔い対策など“肝臓サポート”押しな気がしますが、冷え性の方に嬉しい働きもたくさんあります。

 

【豊富な鉄分で貧血予防に役立つ】

シジミはミネラルの中で鉄分を非常に多く含んでいます。その含有量は100gあたり5.3mgと、シジミのミネラルの中だけの話ではなく魚介類の中でもトップクラス。以前TVで貧血予防にはアサリを食べると良いと紹介されていた記憶がありますが、アサリの鉄分含有量は100gあたり3.8mgですから単純計算ではシジミのほうが上になります。身の大きさなどが違いますから、お味噌汁などに入れた場合に摂取できる量という面ではアサリに軍配が上がりますが、鉄分自体はシジミのほうが多いので鉄分補給には十分に役立つと考えられます。

 

言わずもがな鉄分は赤血球のヘモグロビンの構成成分として必要不可欠な栄養素。貧血を起こす原因としては鉄分不足が最も多いと言われています。シジミは鉄分が豊富なだけではなく、丈夫な赤血球膜の合成に必要とされる亜鉛・赤血球生成に関わるビタミンB12や銅なども含まれていますから貧血予防に役立ってくれるでしょう。強いていうならば葉酸がやや少ないので、ミネラルの吸収を高めるビタミンCと葉酸を含む野菜類と組み合わせて食べると効果的でしょう。

 

【オルニチンは代謝にも関わる】

シジミの代表成分と言えるのがアミノ酸の一種オルニチンかと思います。オルニチンの働きとしては肝臓で有害なアンモニアの解毒を行って肝臓の働きを助ける働きが認められており、アンモニアを尿素などへと無毒化する尿素回路も別名“オルニチンサイクル”と呼ばれています。このアンモニア代謝(無毒化)を助ける働きから、オルニチンは疲労回復に良い・お酒が好きで肝臓が気になる方に良いと言われています。

 

シジミ由来の健康食品のCMなどでも目にする機会が多くオルニチン=肝臓サポート成分という印象が個人的に強かったのですが、オルニチンによって肝機能が高まる(正常に機能する)ようになることで代謝アップにも繋がると考えられています。また成長ホルモンの分泌を促す働きがあることも報告されていますから、そちらからも代謝促進に繋がると考えられます。加えてシジミには代謝に関わるアミノ酸やビタミンB群も含まれていますので、オルニチンとともに代謝アップに効果が期待できるでしょう。

 

めぐりの十一源

青汁でもお馴染みの明日葉、冷え改善に嬉しい栄養素も

個人的には大麦若葉と並ぶ青汁の成分、というイメージだったりします。産地の方は野菜(野草?)感覚で食べられているそうですが、北海道出身の自分としては植物そのものに馴染みがまったく無かったり。青汁のイメージで体に良さそうな印象はあったものの、何が良いのかはさっぱりだったので調べてみました。

情報がありすぎて逆に分かりにくいっていう…;

 

明日葉について

明日葉は植物としてはセリ科のシシウド属に分類され、漢方薬でお馴染みのトウキ・ハーブとして用いられるアンジェリカなどと比較的近い存在と言われています。日本では太平洋沿岸部の温暖な地域に多く自生しており、地域によって伊豆大島系統(赤茎)のものと八丈島系統(青茎)の2つに大分されています。ちなみに多年草なので通年収穫はできるそうですが、新芽を出す春頃が旬とされており春の季語にも使われるそうです、

 

明日葉という名前は「若芽を摘んでも明日には伸びている」くらいに生命力が強いためなのだそう。実際に伸びるまでは4〜5日くらいかかりますが、その生命力の強さから不老長寿の妙薬と考えられていた時期もあります。中国では根の部分を朝鮮人参の代わりに使うこともあるそうで、秦の始皇帝が徐福などに探させた不老長寿の薬は明日葉のことだという伝承もあるのだとか。

 

江戸時代中期に貝原益軒が記した『大和本草』には八丈島の人々の元気の源として明日葉が記載されていますし、文献こそ少ないものの自生している地域では古くから食されてきたのではないかと考えられています。全国的に明日葉の名が知られるようになったのは、今から40〜50年前に八丈島の人々の若々しさに関心が集まって起きた“明日葉ブーム”以降と言われています。一旦このブームは収束したようですが、健康志向が高まったことや明日葉の成分・作用が報告されたことで近年再び健康商品に広く使われるようになっています。

 

明日葉はビタミン・ミネラル・食物繊維などをバランスよく含み、栄養価的に優れた食材であることから青汁の原料として選ばれているそう。またカルコンを筆頭にクマリンやルテオリンなどのポリフェノールが豊富なことも分かっており、近年はアンチエイジングや生活習慣病予防としても人気が高まっています。

 

冷え性軽減と美容面で嬉しい働き

豊富な栄養成分などから様々な効果が期待されている明日葉ですが、その中でも冷え性の軽減・女性が特に気になるダイエットや美肌についての働きを先にご紹介します。

サバサンドがブーム中? 鯖って冷え軽減にも良さそうなのです

各局のTVで紹介されたためか、最近至る所で見かけるサバサンド。この前友人に連れて行ってもらったコストコでも“さばサンドウィッチ”が売られていてびっくりしました。量が多いので買わなかったんですが、ネットでの評判を拝見する限りかなり評判が良いらしいですね。

 

サバサンドブームとも言われていますが、サバって実は栄養面でもかなり優秀な存在。DHAやEPAが入っていて血液サラサラ効果があるというのは健康番組なんかでも取り上げられていましたが、調べてみたら冷え性の改善や美容面でも嬉しい効果が期待できるそう♪

 

鯖(サバ)とオメガ3について

サバは私達にとっても馴染みのある存在で、大衆魚の一つにも数えられる存在。読んで字のごとくと言うべきか、魚+青で“鯖”と書くように代表的な青魚の一つでもあります。日本では縄文時代初期には既に食用とされていたと考えられており、奈良〜平安時代頃には既に周防(現在の山口県)のサバが現在で言うブランド魚のような感じで持て囃されていたのだとか。「鯖の生き腐れ」とも言われる様に痛みやすいのが難点ですが、塩や酢で漬けることで保存性を高めるという方法も古くから確立されていました。棒鯖や〆鯖もその過程で生まれたんですね。

 

サバは世界的にポピュラーで青魚の中一つでもあり、かつ栄養価的にも優れているとして「青魚の王様」とも呼ばれています。日本でもシンブルに焼いたり煮たりするだけではなく、トマトソースと合わせたり、カレーに入れたりと多国籍な使い方がされていますね。最近ブームになっているサバサンドも元々はトルコ・イスタンブールの名物料理。日本では魚に多く含まれているオメガ3系の不飽和脂肪酸が健康に良いと話題になって、2000年頃にささやかなブームになったような気がします。最近のサバサンドブームは第二のサバブームと言えるのかも(笑)

 

良質なタンパク質や脂質だけではなく、ビタミンやミネラルを豊富に含むことも評価されているサバですが、ビタミンCが含まれていないなど難点もあります。血合い部分以外はビタミンAも少なめなので、フレッシュなトマトやレモンと組み合わせることで全体的な栄養バランスも良くなりそう。

 

 

サバの栄養面での特徴としてはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など、良質な脂質が摂取できるということが代表的かと思います。このうちEPAもしくはIPAという脂質の一種には悪玉コレステロールや中性脂肪の低減作用、血小板の凝縮を抑制する働き、血圧降下作用などが報告されています。メディアでは「血液サラサラ成分」として紹介される、この働きから高血圧や動脈硬化・生活習慣病の予防などへの有効性が期待されています。

 

DHAの場合は血液サラサラ効果があるかハッキリしていないそうですが、こちらは脳関門を通過出来る成分として神経細胞成長活発化・神経伝達物質増加などの働きが期待されています。この働きから特に胎児や幼児が摂取することで記憶力や学習能力の向上に繋がる可能性が高いと報告されていますし、大人の場合でも集中力向上・認知症の症状改善などに役立つのではないかと考えられています。血液サラサラ効果で血栓を予防してくれるDHAと複合して働きますから「認知症予防に青魚」が勧められているようです。

 

生活習慣病や認知症予防のほか、DHAやEPAは脂肪を分解する褐色脂肪細胞の増加を促進する働きがあるという報告もなされています。このことから魚の油は脂肪燃焼、代謝を上げることで基礎体温向上などにも役立つのではないかと期待されています。太りにくいだけじゃなくダイエットに有用に働くということですね。またオメガ3系と6系の摂取バランスを整えることでアレルギーの軽減に繋がるとする説など、様々な健康メリットが有ると考えられています。

 

EPAやDHAの豊富な食材というと脂身の多い“マグロ”がよく知られていますが、実はトロ(脂身)部分こそ魚類トップクラスなものの赤身の所はさほぼオメガ3を含んでいません。タイセイヨウサバであれば100gあたりEPA1600mg/DHA2300mgとマグロのトロに近いほどの含有量がありますし、真鯖であってもEPA690mg/DHA970mgとマグロの赤身と比べると圧倒的多くのDHAやEPAを含んでいます。マグロのトロを一週間に数回など定期的に食べるのはなかなか困難なこともあり、取り入れやすい食材でもあるサバが評価されているそうです。

 

酒粕しょうが粒

夏でも冷え性・身体が冷たい…その原因と対策は?

冷え性というと「寒い」「手足が冷たい」など自分で冷えを認識しているというイメージがありますが、暑がり・汗っかきの方なども冷え性である可能性があります。暑がりなのに冷え性という方もかなり多いという見解もあります。夏でも「暑いから冷えとは無関係「「手足がポカポカしているから大丈夫」と思っていても、冷えを起こしていることもあります。

冷えの部位や原因によって様々な冷え性のタイプが紹介されていますが、冷え性ではないと感じている方や夏場に起こりやすい“冷え”の代表的な2つがこちら。

 

戻り冷え性

ほてり型冷え性・かくれ冷え性とも呼ばれる冷えの一種で、代表的な特徴としては足や手などが異様に熱く感じるということがあります。このほてり感の原因としては、血行が悪くて末梢部に滞った血液が熱を持つ・冷えが酷い部位に血液を送ろうとして熱くなるなどが考えられています。冷やすと一時的に落ち着きますが、元々の原因が冷え(血行不良)なので再びすぐに火照りを感じる傾向にあるのも特徴。暑がりである・手や足が熱くて寝苦しいと感じている場合、もしかすると単に暑いのではなく冷え性の可能性もあります。

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内臓型冷え性

こちらは呼び名の通り、冷たい食べ物や飲み物を摂取することで内蔵(胃腸)が冷えてしまうことを指します。寒い・手足が冷たいなど「冷え」の実感がないため悪化しやすいとも言われており、自分は冷え性ではないと思っている方にも結構このタイプが多いのだとか。チェックポイントとしてはお腹の調子が良くない方・平熱が36℃以下の低体温であることが挙げられます。また下腹部を触ってみると冷たく感じる方も要注意と言われています。

>>内臓型冷え性の詳細はこちら

 

夏、暑いのに冷えてしまう原因は…

一見冷えとは全く関係無さそうな夏。日中外に出ればむわっとした空気にゲンナリし、夜になっても気温が下がらないのは日常茶飯事。それでも夏は冬以上に冷え性悪化の要注意シーズンであると言われています。夏場に冷えてしまう原因として考えられるものをザックリとご紹介します。

 

1.エアコンで冷える

夏の冷え性の原因として最もイメージしやすいのが、エアコンが効きすぎた空間にいるということではないでしょうか。エアコン冷えや冷房病・冷房弱者なんて言葉もありますね。寒いと感じることと冷え性というのは別物と上で紹介しましたが、寒すぎる部屋に薄着の状態で長時間居ることで冬よりも寒く感じる・体が冷たく感じる方も居るのでは? 夏なのに暑さバテではなく、冷えすぎによる頭痛や吐き気などを感じる方もいらっしゃいますね。

 

またエアコンによってキンキンに冷やされた環境にいることで起こる直接的な冷えだけではなく、交感神経と副交感神経のバランスが保てなくなることで自律神経の乱れにも繋がります。自律神経のバランスが乱れることで臨機応変に体温調節が出来にくくなる・筋肉の収縮機能が低下するなど冷えの悪化にも繋がってしまいます。自律神経のバランスを崩してしまう気温差は5℃〜7℃以上との説が有力ですから、外気温32℃の時にオフィスや自宅の温度が27℃以下だったら危ないかもしれません。 

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| 2017年07月22日 | 冷えとり小話 | trackbacks(0) |
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