おせちの名脇役(?)黒豆、冷え改善や美容に嬉しい食材です

お節シーズンになるとスーパーなどでも見かけることが多くなる黒豆。お店によって正月料理コーナーが出来ていて、普段は1〜2種類しか売られていない黒豆の種類が結構増えていたりもしますね。甘めの煮豆は好き嫌いもありますし、お砂糖の量の問題もありますが、黒豆そのものは健康にも美容にも様々なメリットがあると考えられている食材。冷え性ケアにも役立つとされていますから、黒豆を食事に取り入れてみようかなという方も種類豊富な今時期は要チェックな気がします♪

 

黒豆とは

極稀に「黒豆」という豆があると思っていらっしゃる方もいるようですが、黒豆というのは正式には「黒大豆」という種皮が黒っぽい色をした大豆の品種のこと。そのため基本的な性質や栄養価は大豆に近い存在で、未成熟状態で若どりした“黒豆の枝豆”もあります。ちなみに部分的に黒の片鱗はあるものの、黒豆枝豆も枝豆の緑色をしていますよ←黒いんじゃないかと期待したことがありますw

 

栄養価的にも大豆イソフラボンやレシチンなど、大豆に含まれている健康サポートに役立つとされている成分が含有量の差はあれどもれなく黒豆にも含まれています。また黒豆の“黒”の元となっている色素成分はブルーベリーなどでもお馴染みの「アントシアニン」であり、抗酸化作用が期待できるポリフェノールを豊富に含む豆として美容面での効果も期待されていますね。何年か前にテレビで黒豆ダイエットとか押していた時期もあったような…。

 

美容に良いということが報じられたためか、最近はサラダとか黒豆を使ったお惣菜系もあり親しみは増しているものの「お正月料理(おせち料理)」という印象が強い方も多いのではないでしょうか。何故か純和食のお節じゃなくても隅の方にちょこんといらっしゃることがありますね、黒豆(笑)。言って良いのか悪いのか、北海道人としてはお葬式に出てくる「黒飯(赤飯の小豆が黒豆になっているやつ)」の印象が強いですが。

地方ネタはさておき、お節料理に御目出度い感のある小豆ではなく黒豆が使われているのは“黒く日焼けするくらいよく働く、マメという音は体が丈夫なこと・苦労を惜しまず励むこと”に通じるためだと言われています。近代では黒というと喪の印象がありますが、元々は黒色=邪気を払う色と考えられていたので「厄を落として今年一年元気に生きられますように」という願いになるのだとか。

煮豆はふっくら仕上げるのが全国的ではありますが、地域によっては「シワが寄るまで健康・長生き」とかけてあえて皺を寄せるように煮る地域もあるそう。ふっくら派の方でも失敗したなぁと思ったらポジテイブに捉えて見ては如何でしょうか^^

 

黒豆と冷え性改善について

黒豆は冷え性の方にオススメの豆類として紹介されることも多い存在。色が黒いもの・身体が丸いものだから体を温める性質があるという説や、お腹から体を温めますなどの表記もありますが…もうちょっと明確な根拠はないものかと調べてみました。個人的にまとめてみたものなので保証はできませんが、ご参考までにm(_ _)m

【貧血・鉄欠乏予防】

黒豆には鉄分葉酸が含まれており、特に鉄分は成分表や食品ランキングで見ると多い部類に入っていたりします。実際は記載数値(※大体100gあたりの含有量が書かれています)ほど食べるものではありませんのでメインの補給源とは言い難いですが、黒豆ご飯にする・おやつ代わりにするなどして摂取すると日常の食生活で不足しがちな分の補給源として役立ってくれます。

ちなみに葉酸含有量は100gあたりの数値で見ても48μgとさほど多くはありませんし、鉄分は植物性鉄分で吸収率もそこまで良くないので、貧血予防としてはビタミンCを含むものと合わせて摂取すると効率が良いでしょう。

【血液循環のサポート】

黒豆に含まれている色素成分アントシアニンは、アイケア成分としての印象が強いですが抗酸化物質でもあります。黒豆にはアントシアニン以外にも抗酸化作用を持つビタミンE、血中コレステロールを溶かすことで血液を綺麗にする働きが期待されているレシチンやサポニンなども含まれています。

 

これらの成分が複合して働くことで血液や血管の状態をキレイに保ち、血液が隅々までしっかりと循環するサポートをしてくれると考えられます。ビタミンEには末梢血管拡張作用もありますので、手先・足先など末梢部の血流不足によって起こる末端冷え性の軽減にも役立ってくれそうですね。ドロドロ血液や生活習慣病が気になる方にも適しています。

 

めぐりの十一源

春菊は冷え・乾燥肌・風邪予防と、これからの時期に嬉しい存在

お鍋の定番食材の一つではあるものの、苦味と独特のクセから好き・嫌いがクッキリと分かれる春菊。個人的には大好きなのでお鍋のアクセント的に居ないと物足りない存在ではありますが、私の周りは春菊NG派が結構多かったります。あのちょっと癖がある感じが美味しいだけではなく、春菊は栄養面的にも鍋シーズンに嬉しい存在なのだと力説したい…ので力説してみようと思いますw

 

春菊についてザックリ紹介

春菊、西の方では菊菜とも呼ぶようですが共通して“菊”が付いていますし、葉っぱのギザギザ感も…まぁ菊っぽいですよね(笑)見た目と名前通り春菊はキク科シュンギク属という分類になりますが、菊紋やら園芸用やらで馴染みのある“菊”はキク科キク属なのでものすごく近い種類というわけでも無いそう。名前の由来は春に花を咲かせることと、葉の形が菊に似ていたためと言われています。

 

日本の鍋料理や韓国のチゲ鍋などの印象がある春菊。そのイメージ通り食用とするのは東アジア圏のみと言われていますが、原産地は地中海沿岸とされておりヨーロッパでも観賞用としては存在しているそうです。日本では春菊というと葉のイメージが強いですが黄色のマーガレットの様な可愛らしい花をつけます。一般的にイメージする菊の花のように花弁が多く長くはなく、ゴージャスというよりは可憐な印象があるかも。

 

春菊というと普通の葉菜というよりは香味野菜的な印象で、あまり栄養価を意識したことは無かったんですが、栄養面から見て実はかなり優秀な食材と言えます。特出して多いのはβ-カロテンで、100gあたりの含有量は4500μg(茹でであれば5300μg)とカボチャやホウレンソウを上回るほど。緑黄色野菜の中でもトップクラスに入る存在ですし、同グラムで比較した場合はトマトやグリーンピースの8倍以上のβ-カロテン含有量になります。

 

そのほかビタミン類・ミネラル類・食物繊維を幅広く含んでおり、一つ加えるだけでかなり不足しがちな栄養素をカバーしてくれそうな存在とも言えます。栄養価は結構高いのですがカロリーは生100gあたり22kcalと低いので、すっごく嫌いというわけでなければお鍋以外にもレシピに取り入れたいところですね。最近お高いですけどkyu

 

香りにも効果が期待されている

春菊の香りにはα−ピネンリモネンなど数十種類の芳香成分が含まれています。人によってはあの香りはちょっと…という方もいるかもしれませんが、香り成分の働きとして副交感神経を刺激・活発化することでリラックス効果自律神経のバランスを整える働きがあると考えられています。そのためストレス緩和や神経疲労回復などのサポートとしても効果が期待されています。アロマテラピーではα−ピネンは強壮作用もあるとされていますから、ぐったり参ってしまった時にも役立ってくれそうですね^^

 

酒粕しょうが粒

食べる生薬?!棗(なつめ)は冷え・だるい女子の味方っぽい^^;

おばあちゃんの知恵袋や薬膳関係の本を見ていると高確率で遭遇する棗(ナツメ)。
体に良いのかどうなのか…。

棗(なつめ)とは

ナツメはアジアが原産とされる、クロウメモドキ科に分類される樹木になる果実です。中国では紀元前8000年頃の遺跡にもナツメの栽培の跡と見られるものが報告されており、かなり古い時代から利用・栽培が行われていたと考えられています。古くは食料・栄養源として重宝されていたとされていますが、中国には「一日食三棗、終生不顕老(なつめを1日に3つ食べると老いない)」という言葉もあるそうですから、食料が手に入りやすくなった時代でも健康に良い食べ物として位置づけられ続けてきたのでしょう。

日本にも7世紀後半〜8世紀後半の和歌集『万葉集』に登場していることから、奈良時代までには中国から伝来していたとする説が有力です。平安自時代の薬学書である『本草和名』にはナツメの生薬名である“大棗”の記述があることから薬用としても認知されていたようです。現在では実を採って食べることはなくとも、庭木としてナツメを植えているご家庭もあるのだそう。地域によっては街路樹として植えられているところもあるそうです。

ちなみに近年ビューティーフードとして注目されているデーツはナツメヤシとも言いますが、こちらはヤシ科と全くの別種で原産地も北アフリカか西南アジアとされています。デーツがやや縦長形状で砂糖代わりにも使われるほどねっとりと甘いのに対し、ナツメは丸みが強く味は少し酸味のあるサッパリ系です。

【生薬:大棗(たいそう)について】

ナツメの成熟した果実を乾燥させたものを漢方では“大棗と呼び、生薬として利用しています。異なる成分の薬理作用の衝突を和らげる働きがあると考えられており、また甘味があることから苦味の強い漢方薬を飲みやすくするなどの用途でも利用されています。漢方薬を調剤する際の調整役の一つとして風邪薬でお馴染みの「葛根湯(カッコントウ)」や、心身の興奮状態緩和に利用される甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)など、多くの漢方薬に配合されている存在です。

またナツメ自体も滋養強壮・補血・鎮静・鎮痛・利尿などの働きがあるとされており、神経過敏症や腹痛、筋肉の緊張や強張りによる痛みの緩和などにも利用されています。むくみや便秘・下痢などのお腹の不調にも役立つとされています。また補血(血液を補う)働きがあるとされていることに加え、性質が体を温める「温性」に分類されているため体を温め筋肉や神経の緊張を緩和させる・女性の生理痛や更年期などの症状緩和などにも利用されているようです。

中国では古くから桃・李・杏・棗・栗を“五果”と呼び、五臓を養う働きのある重要な果樹として大切にしてきたそうです。中国最古の薬物書『神農本草経』にも大棗は収録されており、副作用の心配がなく食べ続けると健康長寿をサポートする食品である上品に分類されているそう。現在でも中国・台湾・韓国そして日本の薬膳料理にも欠かせない存在でもありますね。サムゲタンなどにも入っています。

 

棗の栄養と期待できる効果

私達が食べる機会の多いナツメも乾燥されたドライフルーツとして販売されているものが多いですから、まさに食べる生薬と言える存在ですね。漢方の生薬として様々な効果があるとされていますが、ナツメは栄養価的に見てもそれを裏付けるような栄養成分が含まれています。

めぐりの十一源

薬効食材とも言われるゴマは冷え性に良い?

ごま塩や胡麻和えなど、自己主張は少ないものの和食でも何かと使う機会の多いゴマ。身近な食材であるとともに、薬膳料理などにも欠かせない食材の一つで健康に良い食材としても古くから親しまれてきました。

近年は若々しさ・健康のサポートとしてゴマから抽出された「セサミン」や「ゴマリグナン」などがサプリメントとしても多く流通していますし、シード系の食材ブームや健康油ブームなどから胡麻の栄養も見直されているようです。そんなゴマですが冷え性に対してどうかって話はあまり聞かないので、役立つかどうかを考えてみました。
 

胡麻について

ゴマはおそらくアフリカのサバンナ地帯辺りが原産ではないかと考えられており、紀元前4000年頃とされるピラミッドからもゴマが発掘されています。紀元前3000年以前には栽培も行われていたと考えられてますし、古代エジプト文明においては薬効ある食材として重宝されていたこと、油が使われていたことも分かっています

紀元前3000年前後にはインドや中国にもゴマが伝播していたことが分かっています。インド伝統医学アーユルヴェーダでもゴマの薬効が認められているようですし、中国最古の薬学書と言われる『神農本草経』にも長く服用することで老化を防ぐ・五臓器の機能を補う記されています。後に中国ではゴマとハチミツを練った団子状のものを「静神丸」と呼び、不老長寿の秘薬と考えられていたそう。

日本でも縄文時代の遺跡からゴマが出土しており、かなり古いうちに中国・朝鮮半島を経由してゴマがもたされていたと考えられています。中国との行き来で様々な薬草・医学知識を得ていた関係もあり、日本でもゴマは薬用食材として重宝されていきます。仏教が栄えると肉食を控えた分の栄養価をゴマで補っていたようです。


 

胡麻の栄養成分と期待できるメリット

ゴマはタンパク質・脂質を多く含み、ビタミン・ミネラルも幅広く含有しています。古くから不老長寿や若返りの効果があると考えられていた食材ですが、近代の科学的な分析でもポリフェノールの一種「リグナン」を豊富に含み老化予防に役立つことが認められています。
 

【アンチエイジング(抗酸化)】

高い抗酸化作用を持つとして注目されている“ゴマリグナン”はセサミン、セサモール、セサモリン、セサモリノール、セサミノール、ピノレジノールなどごまに含まれている様々なリグナン類の総称です。これらのリグナンの中でも特に高い抗酸化作用を持つとされているのがセサミンです。

セサミンを筆頭としたゴマリグナンの抗酸化作用は活性酸素による細胞の酸化(老化)を防ぐ働きが期待されていますし、悪玉コレステロール増加や過酸化脂質の生成抑制にも役立つと考えられています。またゴマは油分(脂質)が含有率が高いもののオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が多いので、ゴマリグナンと相乗してコレステロールを低下させて血液をサラサラに保ち、血栓や動脈硬化の予防に役立つと考えられています。
 

【精神安定・ストレス対策】

ゴマはミネラルが豊富で、中でもカルシウムは100gあたり1200mgと非常に多く含まれています。勿論ゴマを100g食べるというのは現実的ではありませんが、大さじ一杯(10g)だけでも牛乳やヨーグルト100g分以上のカルシウムを補給することが出来る計算になります。カルシウムには神経の興奮を鎮静させ、気持ちを落ち着ける働きがあるとされています。そのカルシウムを細胞に取り込むのに必要なマグネシウムゴマには含まれています。

またマグネシウムはハッピーホルモンとも呼ばれる「セトロニン」の合成に必要な成分でもあります。マグネシウム同様に合成時に補酵素として働くビタミンB6と亜鉛セトロニンの原料となるアミノ酸「トリプトファン」もゴマには含まれています。これらの成分を含むため、ゴマは精神安定やストレス対策などにも役立つ食材と考えられるでしょう。セトロニンは睡眠を司るホルモン(メラトニン)の生成・分泌にも関係していますから、不眠の緩和にも効果が期待できますね。
 

【貧血・女性特有の不調に】

「貧血にはゴマ」なんて言葉もあるほど、ゴマは貧血の改善に取り入れられている食材でもあります。貧血改善にゴマが良いとされているのは何と言っても鉄分の多さ。100gあたりの鉄分含有量は9.6mgで、大さじ一杯(10g)の摂取でもニラやアボカド100g分以上の鉄分を補給することが出来ます。

加えて赤血球の合成に関わる亜鉛・銅・葉酸などの成分も含んでいますので、総合的な貧血改善効果が期待されています。葉酸と共に造血をサポートするビタミンB12は含まれていませんので、肉や魚など動物性食品と組み合わせるとより効果的かもしれません。

美めぐり習慣

旬のかぼちゃ…果肉は勿論、種も冷え性改善に使えたりw

栄養豊富で緑黄色野菜の代表野菜の1つにも数えられるカボチャ。
昔は冬場のビタミン補給源として欠かせない存在だったようです。今でこそハウス栽培者などもあり一年中流通していますがハロウインや冬至かぼちゃでお馴染みなことも合わせて、カボチャは“秋〜冬”の食材というイメージを持っている方も多いのでは無いでしょうか。

カボチャはβカロテンを筆頭としたビタミン類をはじめ食物繊維やカリウム・鉄分など女性に嬉しい栄養成分を豊富に含む、健康維持・美容に嬉しい野菜の一つとして現代でも多くの方に支持されている存在です。冷え性の改善という点から見るとビタミンE含有量が非常に高いため毛細血管拡張作用で末端冷え性の改善、βカロテンと相乗しての抗酸化作用で血流をスムーズにしてくれる働きがあることなどがメリットと言えます。

⇒カボチャについてはこちら

 

カボチャの種の使い方について

カボチャ(果肉)は栄養豊富で冷え性改善にも効果が期待できる食材ですが、実はカボチャを下ごしらえする際に生ゴミ行きになっていたりする「カボチャの種」も非常に栄養価の高い食材として注目されています。おつまみコーナーで売られていたり、グラノーラなどに入っていたりするので“カボチャの種(パンプキンシード)”を見たことがある・食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

でも食品として利用されているカボチャの種は緑がかった色で、かぼちゃを切った時に出てくる白っぽい種とは別物の様に見えますよね。実はカボチャの種(白い部分)の内側に食べられる部分があるので、ちょっと一手間かけることで捨てちゃうカボチャの種を再利用することが出来ます。今まで勿体無いことしてた…かも…!

カボチャの種の作り方・食べ方としては、

  1. カボチャのワタの中から種を取り出し、水で綺麗に洗う
  2. 水気をとって表面がパリパリになるまで乾燥させる
    (天日干しであれば数日・面倒なら電子レンジなどで)

基本的にはこの2工程で、後はハサミなどを使って表面の皮をむけば食べることが出来ます。

剥いた後に軽く塩を振ってフライパンなどで炒めると香ばしさがアップしてより美味しくなります。売られているのは大体この状態になっていますね(※市販品の多くはペポカボチャという外側の殻のない品種のものを使っているそうです)。

 

カボチャの種は貧血・冷え・むくみに

このカボチャの種ですが漢方では「南瓜仁」もしくは「南瓜子」と呼ばれ、消化機能改善・水分代謝正常化(むくみなど)や低血圧などに生薬として利用されているそう。ちなみに性質は温性寄りの平性とされています。漢方の考え方だけではなく、栄養価的に見ても冷え・むくみなど女性が抱えがちな不調緩和に役立つ栄養素を含んでいます。

冷え・むくみとりに人気のコーン茶ってどうなのか…

前回夏になると食べたくなるトウモロコシ…冷え性としては食べて大丈夫なのかを調べて書いてみましたが、そうなるとついでに一時期“体に優しいお茶”として人気を集めたコーン茶も気になったりします。保存が効くこととカロリーがほとんど無いことを考えると、「お茶」として飲んでも似たような感じであれば嬉しいですよね。

トウモロコシおさらい

日本では野菜として扱われていますが、世界的に見ると“主食(穀物)”という利用も多く…カロリーとか糖質量とか栄養成分とかを見た限り、特にスタイルが気になる場合なんかは主食的な使い方をした方が無難な感じなのではないかなと、個人的にはそんな認識です。

体を温める働きがあるというわけではないのですが、トウモロコシはカリウムを多く含んでいる夏野菜でありながら『平性』に分類される体を冷やす心配が少ない食材ではあります。代謝に関わる栄養素も含んでいることから、夏バテ・むくみ・疲労感の改善なども期待できるというメリットがあります。

鉄分含有量が多いので貧血緩和・代謝サポートという点では冷え性改善にも役立たなくはない(劇的な温め効果はないものの栄養バランスなどの関係で改善は見込める)という感じ。


詳しくは前回の記事⇒

コーン茶について

トウモロコシのお茶としてはヒゲ部分を使ったもの実の部分を使ったものの大きく2つがあります。ヒゲを使った茶はコーンシルクもしくは“トウモロコシのひげ”茶という表記で売られていることが多いので、コーン茶(実部分)を買おうとしたのに間違えた!という事は少ないかと思いますが、ヒゲ茶の場合は飲みやすさや価格面の問題から実を混ぜたものも多いようです。

体を冷やさない夏野菜?! とうもろこし

夏になると食べたくなるトウモロコシ。
茹でたてそのままを食べるのもあり、サラダやチャーハンなどのトッピングとして利用するのも良し、かき揚げやパンに混ぜ込んでもよしと使い勝手が良い食材でもあります。好き嫌いのあるお子さんでも食べやすいため、お子様メニューにもよく使われていますね。

その反面、栄養的には微妙・カロリー高いし…、というイメージもあったりします。ムシャムシャと食べたいけど太りそうだから我慢しようと思ったり、私はしてます(苦笑)

太るのも怖いけど、夏のものって体を冷やすと言われるものが多いからそれも怖い…というわけで、トウモロコシって正直どうなのか見直してみました。とりあえず体を冷やす心配は少なそうなのでホッとしてます。

 

トウモロコシについて

トウモロコシは原種(野生種)が見つかっていないことから起源は諸説ありますが、紀元前5000年頃にはアメリカ大陸においてトウモロコシの栽培が行われていたと考えられています。マヤ・アステカ・インカなどアメリカ大陸で栄えた文明ではジャガイモと並んで常に食基盤と言える存在であったと考えられており、マヤやアステカにはトウモロコシの神様もいらっしゃるそうです。

コロンブスのアメリカ大陸到達後はヨーロッパ・世界へと広まり、圧倒的に収穫率が高いことから冷害や飢饉での死者数減少に貢献したとも言われています。現在はアフリカでもトウモロコシを主食として利用する地域が多くありますし、食用以外の飼料・工業用を含めると世界で8000万トン以上もの生産量になるそうです。

トウモロコシの日本伝来は安土桃山時代と言われ、栽培が行われたのは江戸時代、本格的な栽培は現在食用としているスイート種が伝わった明治時代以降だそう。ちなみにトウモロコシというのは“唐”から伝わった“もろこし(黍)”という意味だそう。私の地元北海道を含むいくつかの県ではトウキビと呼びますし、ナンバンキビなどと呼ぶ地域もあるそうです。どれも同じ意味で、表現する言葉が違うだけなんですね。

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| 2016年08月20日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |
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