ベンゾイン(安息香)は冷えとり効果×保留剤にもなる便利アロマ

香りを漂わせているだけで冷えの改善になるのかはさておき、せっかくアロマを使うなら冷えとり効果が期待できるものを取り入れてみたい。冷え解消にお風呂・マッサージなど肌に付けられるものなら尚可!と探した所、ヒットしたのがベンゾイン。

お手頃価格な量販店・雑貨コーナーではあまり見かけないものの、香水のノート表記などでミドル〜ベースノートのあたりでよく見かけるやつですね。調べてみたところベンゾインは香水原料としても香り付けと揮発保留材を兼ねて配合されているそうで、ルームフレグランス的な使い方をする時にも保留剤として役立つのだとか。

スキンケア精油としても高い効果が期待されているので、買って使い道に困ることは少ない部類なのでは無いでしょうか。

 

ベンゾインとは

ベンゾインは和名だと安息香と呼ばれる、エゴノキ科アンソクコウノキの樹脂のことを指します。オイルはこの樹脂から揮発性有機溶剤抽出法で生成されるアブソリュートで、厳密にはエッセンシャルオイル(精油)ではありませんが、様々な作用が期待できることからアロマテラピーなどでもよく利用されている存在です。
ベンゾイン(安息香)の元となるアンソクコウノキの原産はアジアで、インドシナ半島インドネシアのスマトラ島の2系統に別れます。ちなみに一般的にはスマトラタイプの方が質が良いとされています。

ベンゾインの香料としての歴史は古く、原産地付近である東洋からヨーロッパに至るまで数々の古代文明で香料・医薬品として利用されていたと伝えられていますし、原産地から遠く離れた古代エジプト文明でも既に香料として利用されていたそうですから、紀元前のうちにかなり知られた存在だったと考えられますね。またベンゾインは悪霊を追い払う力がある力があるとして、宗教儀式の際の薫香にフランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)と並んで重宝された存在でもあります。
 

ところで樹脂系(バルサム系)の香りというと、スモーキーさや油っぽさの強いイメージがあってイマイチ手を出しにくいという方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。かく言う私も柑橘系などは安全ラインで、バルサム系は要注意ラインと思ってました。好き嫌いが別れる個性的なヤツが多いイメージよね。

ところがベンゾインの香りって、案外クセが少なくて「バニラのような」と例えられることの多い甘い香りがします。“バルサム”と聞いて連想するようなキツイ感じはなく、普通に室内芳香剤とかにもありそうな感じです。好き嫌いは勿論ありますが、甘めの香りに耐性ある方ならあまり抵抗なく行け入れられる香りではないかと思います。

 

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ベンゾインに期待される効果と冷え性の緩和

【呼吸器系の不調緩和に】

和名が“安息香と付けられていることからも想像が付きますが、ベンゾインは呼吸器系の不調の緩和に優れた精油と考えられています。抗菌・去痰・抗炎症作用などがあり、風邪による咳や痰をはじめ気管支炎や喘息など幅広い呼吸器系症状緩和に有効とされています。喉のイガイガ感や声のかすれなどにも良いとされており、症状が重い場合は蒸気吸引などより直接的な利用も行われているようです。

 

【気持ちを温め、ストレス緩和】

ベンゾインの甘い香りは心を落ち着かせ、気持ちをリラックスさせる働きに優れています。他人との距離を感じて孤立感や疎外感があるときや、緊張や不安で神経がピリピリしている時などに適しているそう。心の温熱作用がある精油とも言われており、ストレスで冷淡・無感動になっている心に人らしい温かさを取り戻す手助けをしてくれるとも言われています。殺伐とした現代人にはぴったりな香りかもしれません。

またベンゾインは眠気を誘う可能性があるので運転中など集中力が必要なシーンでの使用には注意が必要な精油とされています。逆を言えばベッドサイドでほのかに香らせることで不眠の緩和などにも活用することが出来るでしょう。不安や悲しみなどを緩和してくれますから、寝ようとすると嫌なことや将来の不安を思い出してしまう時にも良いですね。

 

【血流を促して体を温める】

呼吸器系の不調緩和・精神面への鎮静効果と比べるとあまり重要視されていないですが、ベンゾインは強心作用や血行促進作用があるとされている精油の一つでもあります。精神面のリラックス効果からも自律神経のバランスを整えて血液循環を正常に導く働きが期待できるでしょう。

この働きからベンゾインは風邪やインフルエンザなどで悪寒がある場合、冷え・血行不良によって悪化している関節炎や神経痛・リウマチなどの緩和にも利用されています。冷え性改善にと大々的に記している文献などはあまりありませんが、冷え性の改善にも役立つと言えるでしょう。

血液循環促進よりは精神面のサポートに高い効果を発揮する精油と考えられますから、冷え性の原因としてストレスなど精神的な面で思い当たる事が多い方に特にオススメです。

【参照】ヤロウのアロマ(精油):効果効能紹介

 

あると便利? こんな働きも

【肌のケアにも役立つ】

ベンゾイン精油はスキンケアに対しても高い効果が期待できる精油です。保湿・抗炎症・癒痕形成作用などがあるとされており、乾燥肌や老化肌のケアから、ひび・あかぎれの手当、傷跡やニキビ跡の回復促進、乾燥性の痒みや湿疹の緩和など幅広い肌のお悩み・トラブルに対しての改善効果が期待されています。

マッサージオイルやバスアロマとして利用するとリラックス・血行促進・肌のお手入れと3つの働きを一挙に得られるかもしれません。特に入浴剤として利用すると入浴による働きと相乗してのリラックス効果や温め効果が期待できますし、ボディケアになるのでオススメです。入れ過ぎると酔いそうになる香りでもあるので、するかしないか分からないくらい仄かに香る程度にした方が良いと思います^^;

 

【香りが抜けやすい精油の保留剤にも】

ベンゾインは単体でも冷え性改善やストレス対策などに効果が期待できる精油ですが、香りの持続力が高いという特徴もあります。加えて甘みが強いもののクセはなく、どの系統ともブレンドしやすいというメリットも有ります。香水などの保留剤として使われているのも納得ですね。

冷え性緩和に役立つアロマとして柑橘系のものが多いですが、レモンやオレンジなどは香りがあっという間に抜けてしまうのが難点。ベンゾインを加える事で香りの持続時間を伸ばすことができるそうですし、冷え性緩和などにも相乗効果が期待できます。香りの持続時間はよく分からなかったのですが(…)、香りは柑橘系+バニラでお菓子のようなちょっと幸せな感じになりますよ。お部屋の芳香剤作りなどにも役立つので、あると何かと便利な精油の1つと言えるかも。ドロドロで出しにくいのが難点ですが…。

 


 

| 2016年09月10日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |

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