日本の薬味ミョウガは現代女性の強い味方

夏の薬味としてさっぱり感を演出してくれる茗荷。好き嫌いは分かれるものの、個人的には冷奴や冷やしうどんに乗せるのが大好きです。ほとんど手入れをしなくても、ちょっと日当たりが悪くても育ってくれることからお庭の片隅などに植えている方も多いのではないでしょうか。

さっぱり感で食欲が進む…くらいの認識しか無いですし、独特の香りから若い人が食べなくなっているとも言われています。好きなんだけどなんか存在感薄いんだよねミョウガさん…と思って調べてみたら、血行不良や女性ホルモン系のトラブル・ストレスケアとなんかすごい働きが期待できるそうな。

ミョウガ好きとしてはミョウガブームが来てほしい。

 

ミョウガ(茗荷)とは

ミョウガは植物としてはショウガ科ショウガ属に分類されている、いわば生姜の兄弟分。現在は日本中に自生しているので日本古来の食材とも言われていますが、原種がないことや分布域の関係から古い時代に大陸から生姜とともに持ち込まれたものが帰化したという説が有力です。伝来当時は香りの強い方を「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼び分けており、これがショウガとミョウガの語源になったとも言われています。

私達が普段薬味として利用するミョウガは「花ミョウガ」と呼ばれることもあるように、あの芽のような部分は花穂と呼ばれ、中に入っているのが複数形のツボミなのだそう。ミョウガと“冥加”の音が重なることから、昔の人には縁起の良い食材としても好まれていたそう。家紋に使われるようになったのもそのためだとか。茗荷紋って見た目も可愛いですよね。

ビックリしたのは「ミョウガを食べるのは日本だけ」ということ。
ミョウガ自体は東アジアにあるらしいのですが、野菜の一種と認識したり家庭菜園に植えていたりするのは日本人だけのようです。と言っても全く利用されていないわけではなく、生薬としては使われているそう。まさに食べる生薬?薬膳食材?…というか日本の健康食材なのかも。そのうちWasabiみたいにMyogaも海外で健康食品として注目されちゃったりして(笑)

ミョウガというと「夏」っていうイメージがありますが、10月くらいまで収穫されており、“夏ミョウガ”と“秋ミョウガ”の2つに分かれるそう。秋茗荷の方が粒が大きく風味も良いとされています。ちなみにミョウガ(花ミョウガ)のオフシーズンは茎のような形状の「ミョウガタケ」が美味しいんだとか。レトロな旅館とかでお魚の横に付いているアレですね。

 

ミョウガの冷えとり効果

ミョウガは野菜のように100g200gと量を食べることは少ない食材ですが、芳香成分(αピネン)辛味成分(ミョウガジアール)は少量であっても有用な働きが期待できると言われています。α-ピネンもミョウガジアールも共に血液循環促進作用があると考えられていますし、αピネンには発汗・利尿作用もあるとされています。この働きによって冷えた体を温める働き、体内にこもってしまった熱を放熱する両方の働きが期待できます。

ミョウガが夏バテに良いと言われるものこの働きが大きいのだとか。純粋に暑さによる夏バテの時も、エアコンの効いた室内で冷えすぎてしまった時にも、屋内外の温度差で参ってしまった時にも「ちょうど良いバランス」を取り戻す手助けをしてくれると考えられています。
ミョウガには夏に失われやすいミネラル“カリウム”も含まれていますし、αピネンには神経系の興奮を鎮める働きや消化促進作用もあると言われていますので、まさに夏バテ対策にピッタリの薬味と言えそうですね♪

 

漢方の分類(五行)でミョウガは文献によって「涼性」だったり「温性」に入れられていたりとハッキリしない存在。体を冷やし過ぎないように加えなさいという人あり、食べ過ぎたら冷えるから気をつけなさいという人ありと…おばあちゃんのご意見的にもバラバラでちょっと使うべきか悩むところがあるのですが。こういった働きがを考えると、冷え性の人が避けるべき食材というわけではないと思われます。薬味としてチョコチョコッと使う分には冷え緩和にも役立ってくれるのではないでしょうか^^

冷やすというのがどうしても気になる方は生姜も入れて「生姜兄弟」コラボにしちゃうのもオススメです♪ギョッとされることもありますが、ネギ・ミョウガ・生姜・シソなど薬味を複数乗せて食べると、なんとなく元気とやる気が出るような気がして私は好き(笑)

cold tofu

ミョウガに期待できる健康効果

血行促進や夏バテ対策に役立つ香味野菜(薬味)と言われているミョウガですが、その他にもαピネンの香り効果でストレス対策としても効果が期待できます。外側の赤紫色の皮にはアントシアニンが含まれているので、彩りとして使えるだけではなく老化予防(抗酸化)や疲れ目のケアにも役立つと言われています。季節関係なく現代人に嬉しい働きが期待できるスグレモノ薬味と言えるかもしれません。

またミョウガの独特の香りの中にはバラに似た香りとも言われる芳香成分「ゲラニオール」が含まれています。ゲラニオールは女性ホルモンの分泌と関係していると考えられており、エストロゲン分泌を助けることでホルモンバラン調整効果などが期待されている存在。α-ピネンやミョウガジアールの血行促進作用と相乗して生理痛や月経不順など女性の不調を和らげる手助けをしてくれる可能性があります。漢方でもミョウガは「血の巡りを良くし、経絡を整える」食材とされているそうですから、効果が期待できますね。

 

ちなみに「ミョウガを食べると物忘れする(バカになる)」と言われるのは全くの迷信。茗荷という名前の由来として、仏弟子で自分の名前を覚えられなかった『周梨槃特(スリハンドク)』という方の墓に生えてきた草だと言われているためなのだとか。現代では逆にミョウガの芳香成分は脳を刺激・活性化して「頭を覚醒させる」働きがあると報告されていますから、ぼんやりになる心配はしなくて大丈夫です(笑)
お昼ごはんに食べたら午後のやる気と作業効率が上がるかも…

参照:【花茗荷】ミョウガの栄養・効果

 

| 2016年07月30日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |

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