ラズベリーリーフティーって冷えにも良いんだろうか?

宝石のような綺麗な赤い果実のラズベリー。日本では昭和くらいまでほとんど使われませんでしたが、21世紀に入った頃からムースやジャムなど洋菓子原料として需要が伸びているのだそう。ベリーとしてだけではなく女性に優しいハーブとして、ダイエットの助っ人として、色々注目されているラズベリー。

ダイエットに良いんなら代謝が上がるとか冷えにも良いん働きがあるんじゃなかろうかと、調べてみました。(※私自身は飲んでor食べるだけで痩せる、的なものは信じてません。平均の1.5倍位体重あったらアレですけど、一応標準圏内だからか、温まるのはわかるけど痩せたためしはない;)
 

ラズペリーについて

ラズベリーはバラ科キイチゴ属の低木植物とその果実のことを指す言葉で、広義であれば日本で自生しているキイチゴなど数十種類以上が含まれるそう。ブラックベリー・デューベリーなども近縁種で、ラズベリーに含まれるのだそう。ですが、食べ物としてラズベリーという場合は和名「西洋木苺(セイヨウ/ヨーロッパキイチゴ)」やその栽培品種のことのみを一般的には指します。

ラズベリーは世界各地に自生し地域の人に食用とされてきましが、栽培の歴史は比較的新しく、最初の栽培の記録は1548年と言われています。イギリス修道士が滋養強壮用に栽培したとも言われ、徐々にヨーロッパへと栽培が拡大し交配・品種改良も行われていきます。
ヨーロッパ人はラズベリーを食料としてだけではなく、メディカルハーブ(東洋で言うところの生薬)としても利用していました。助産婦さんなどがラズベリーの葉を「出産(安産)のためのお茶」として出産準備に利用していたことが知られていますが、その他にも下痢・消化不良や扁桃炎などの喉の炎症、外傷のケアなど家庭薬として親しみのある存在だったようです。
 

ラズベリーリーフティーの成分と働き

【女性の体とラズベリーの関係】
ラズベリーリーフティーは「女性の体を整える健康茶」として紹介されることが多いかと思います。これはラズベリーリーフに含まれるポリフェノールの一種「フラガリン」という成分が子宮周りの筋肉の強化に役立つと考えられているためです。

古くは出産準備や母体の回復などへの使用がメインでしたが、近年は子宮を強壮すること・そこからホルモンバランス調整にも役立つと考えられ、月経困難、月経過多、PMS(月経前症候群)など女性特有の不調の多くに役立つのではないか考えられています。鉄分など女性に不足しやすいミネラル類も豊富に含まれていることから、相乗して女性の体を整える働きがあるハーブとして利用されています。

【老化防止や美肌効果も】
ラズベリーリーフにはフラガリン以外にもポリフェノール(フラボノイド類)・エラグ酸などの抗酸化物質を含んでいるため、酸化による老化を抑制する働きも持つと考えられています。子宮周りの強壮に役立つフラガリンと相乗した働くことで更年期障害の緩和にも役立つとする説もあります。

またエラグ酸は「肌の漂白剤」といわれるハイドロキノンと並ぶ美白成分としても注目されています。チロシナーゼという酵素の働きを抑制することでメラニン色素生成を予防し、肌を白く保ってくれるそう。漂白するというような危険な働きではなく、抗酸化作用とメラニン色素生成抑制によって日焼けやシミを防いでくれます。またミネラルや葉酸を微量含むことから貧血や血行不良が改善してくすみがとれる=透明感をアップさせる手助けもしてくれそうですね。
 

ラズベリーリーフティーと冷え・代謝の関係

【ラスベリーケトンによるダイエット効果について】
何年か前にラズペリーに含まれている香気成分「ラズベリーケトン」は唐辛子の辛味成分であるカプサイシンと分子構造が似ており、カプサイシンの3倍もの脂肪分解活性があることが報告され話題になりました。UCP(脱共役タンパク質)を活性化させることで基礎代謝向上や体脂肪低下などが報告され、ダイエットサプリメントなどにも「ラズベリー配合」の文字が踊っていたように思います。

がしかし、気になって調べたのですがこのラズベリーケトンなる成分、葉に含まれているのか実に含まれているのか不明。実験で使われたものはラズベリーそのものではなくラズベリーケトン200mgなど抽出されたものであるようなので、ラズベリー(果実)にしろラズベリーリーフティーにしろ、食材として摂取する分にはあまりダイエット効果を期待しない方が良いかと思われます。大量に食べるものじゃないしね。

…当然と言えば当然なんですが、ラズベリーリーフティーは「リーフ(葉)」なだけにフルーツとして認識している甘酸っぱいラズベリーとは似ても似つかぬ味がします。比較的ライトだけどハーブっぽい味。甘いモノを食べた感が欲しい時は果肉部分を食べたほうが良いような気が…したり…。

【ラスベリーリーフティーと冷え性改善について】
ラズベリーリーフが冷えの改善に役立つと考えられるのは、ずばりラスベリーケトンによる脂肪燃焼(代謝アップ)効果によるもの。ダイエット・減量というところまで行き着くかは定かではありませんが、ラズベリーリーフは民間療法で古くから体を温めるハーブとしても利用されていた存在。民間療法は主に経験則に基づいていますから、ティーであっても摂取した後に体を温める働きは充分に期待できると思います。

またラスベリーリーフには抗酸化物質が含まれていることから、血液や血管の状態を良くして血流を改善するサポートもしてくれるでしょう。鉄分や葉酸も微量摂取できますし、ホルモンバランスの乱れによるむくみケアにも効果が期待できます。

「冷え改善に役立つ!」と言い切れるかは微妙なところですが、フィトエストロゲンなど直接的なホルモン様物質を含んでいるわけではないので妊娠中以外は比較的安心して使えるハーブですし、冷えとり以外にも女性に嬉しい様々な働きが期待できる存在と言えます。ラスベリーケトンの働きは魅力的(ただし期待しない方が良い)ですが、それ以外にもいろんなバランスが整うことで代謝アップや巡りアップは期待できるのでは無いでしょうか。

個人的には単品で一生懸命飲むお茶というよりは、ブレンド要因として使いたい存在です。美肌作りにはローズヒップや柿の葉茶などビタミンCが豊富なお茶と、冷え性の緩和であればネトルジンジャー、むくみが気になるならダンデリオンなどと組み合わせて使うと良いかなぁーと。ノンカフェインなので寝る前のリラックスタイムどに気軽に飲めちゃうところも嬉しいですね。
 
| 2016年05月21日 | ホットドリンク | trackbacks(0) |

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