月経トラブルだけじゃない、サフランは冷え性にも良い

香辛料として知られているほか、月経不順・生理痛・PMS(月経前症候群)など女性特有の不調がある方ならその方面で耳にしたことがあるかもしれないサフラン。かくいう私も冷えとり目的ではなく生理前の鬱っぽさを何とかしたいと思ってネットサーチしていて発見したのがきっかけです。

PMSに良いからと取り入れて見たんですが、なぜ生理前の不調や生理痛・月経不順に良いと言われるのかをちゃんと調べてみたら、その根底には「体を温める」働きがあることがわかり、ちょっと見直した次第です(残念ながらまだ期間が短いのか、不定期摂取のせいか、PMS緩和効果はさほど感じていないです)。
 

サフランとは

日本で最も良く知られているサフランの使い方は、おそらくサフランライスやパエリアでしょう。香辛料というよりは天然の黄色着色料というイメージの方が私は強いです。市販のパエリアミックス(シーズニング)はサフランだと高価なのでターメリックやパプリカ色素を着色剤として入れているものがほとんどだったりしますが笑
 
↓パエリア

サフランは人類との関わり・歴史の古い植物です。原産地は定かではありませんが地中海沿岸ではないかとする説が有力で、紀元前からエジプト〜ヨーロッパで染料・香料・薬用として用いられています。薬用として見ても、サフランは古代エジプトの世界最古の薬物書「エーベルス・パピルス」に記録されています。
ギリシアやローマでも高級染色料として重宝されたほか、胃薬・精神安定剤・月経促進剤のような形で用いられていたと考えられています。「医術の父」ヒポクラテスもリウマチや痛風の治療にサフランを利用したと伝えられています。

中国では16世紀頃から用いられるようになり、日本にも江戸時代に生薬として伝えられました。薬用として用いられる(漢方薬などに配合される)ことは少なくなっていましたが、近年の自然派志向や薬効が見直されたこと、美容面への有用さが報告されていることなどから再び注目されるようになってきています。
 

サフランと冷えとりの関係

サフランの香り成分「サフラナール」は少量でも体を温める作用・発汗促進作用があると考えられています。また色素成分であるβ‐カロテンやクロシンなどのカロテノイド類には高い抗酸化作用があり、血中コレステロールなどの酸化を防いで血液をサラサラにすることで血液循環改善効果が期待出来ますき

芳香成分と色素成分の効果が相乗することで高い血行促進・体を温める働きを発揮すると考えられることから、サフランは冷え性の改善や冷え・血行不良による痺れ・肩こり・頭痛の改善などに用いられています。
 

サフランと女性の不調

サフランは古くから鎮静・鎮痛・通経などの効能が知られ、生薬「バンコウカ(番紅花もしくは蕃紅花)」として、主に月経不順など婦人病の薬として漢方で用いられてきました。日本薬局方第二部にも収録されています。
サフランが月経トラブルに良いとされるのは
血行を促進し体を温める働きに優れていること、
鎮痛作用があること、

この2つがメインとなっています。
加えてサフランの香りには女性ホルモンの分泌を高めるという実験報告があることから、サフランは血行促進による子宮機能の正常化だけではなく、ホルモンバランスを整える働きがあるのではないかと考えられています。この2つの働きから通経作用・月経周期の安定が期待出来ます。

またサフランには鎮静作用(気持ちを落ち着ける働き)があるとされています。
精神安定の話題によく登場するセロトニンは別名「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、不足すると不眠や情緒不安定・鬱病を起こす可能性があることで知られていますが、薬で補うなどして過多になると「セロトニン症候群」と呼ばれる頭痛・めまい・嘔吐・昏睡などを起こります。多ければ良いというものではないのです。

サフランはセロトニン分泌を調節する(中立レベルを維持する)働きがあり、この働きが鎮静作用に繋がると考えられています。血行改善やホルモンバランス調整などの働きと相乗することで、更年期障害や生理前に起こるイライラ・気持ちの落ち込み・不安定さ・緊張など精神的な不調から、めまい・肩こり・吐き気・頭痛など肉体的不調まで、幅広く改善効果が期待されています。
 

美容面にも嬉しい作用が

サフランの色の元、カロテノイド系色素成分には抗酸化作用があり、血行促進と合わせてお肌のアンチエイジングにも有効と考えられています。アンチエイジングハーブとしてハリウッドセレブも取り入れているそうですきもちろんお肌だけではなく生活習慣病予防など健康に嬉しい働きもありますし、サフランに含まれる「クロシン」が大腸がん予防に役立つ可能性があるという研究成果も発表されています。

また近年注目されているのがサフランのダイエット効果
サフランに含まれているヒドロキシクエン酸(HCA:Hydroxyl Citric Acid)に、食欲抑制・脂肪吸収抑制作用があることが報告されているほか、セロトニン分泌のバランスをとることで精神状態を安定させストレス性の過食を抑える・血流がよくなることで代謝が向上するなどの働きも考えられています。

2010年にアメリカの栄養研究調査団体が行った実験では、肥満体型の人を2か月間サフラン摂取有・無の2グループに分けると、サフラン無グループは体重が増加傾向であったのに対し、サフラン摂取グループは体重が顕著に減少したことが公表されています。
 
 

もっとお手軽なサフラン

サフランを料理に使おう、と言ったところでなかなか活用法も思いつかないし、スーパーとかでか言えるもののスパイス売り場でかなり高価な部類に入るので惜しみなく使えるかっていうとちょっとな…という問題があります。

ホール(細長いヒゲ状のもの)をお湯に入れて数分浸出するとサフランティーができるのですが…これが正直あまり口に合いませんで(><)買ったサフランの質が良くなかったからかもしれないけど、味がしない・若干プラスチック系の味と臭いが残る感じ。

で、探してみたところお手頃で使いやすいサフランシュガーなるものを発見。
味も香りもクセがなく、こちらはとても使いやすかったです。白湯に入れるとちょっと臭い(?)が気になるので、紅茶やハーブティーに入れて使う方がおすすめ。そのまま食べるって方もいるようです^^

ちなみにサフランは雌しべだけを使うから高価ですが、代用品として用いられるサフラワー(ベニバナ)は花全体を使うので廉価版というかお手頃価格です。サフラワーも血行促進作用がある生薬として日本薬局方に収録されていますから、冷えとり目的ならサフラワーで良いかもしれないとか思ったりもしてます。
サフラワーはこちらの記事へ⇒
| 2016年02月11日 | 体温かスパイス | trackbacks(0) |

トラックバック
トラックバックURL:
※ クリックで選択できます。
トラックバック一覧:
Copyright (C) 月経トラブルだけじゃない、サフランは冷え性にも良い | 温→暖活!! 〜冷え症改善〜. All Rights Reserved.