セロトニンと冷え性の関係

このストレス社会ですっかり有名になった、ハッピーホルモンことセロトニン。
不足すると不眠や抑うつなどの精神問題にも発展すると言われているセロトニンですが、冷え性とも深い関わりがあることをご存知でしょうか? …私は最近まで知らなかったです^^;
 

セロトニンと冷え性の関係

セロトニンと冷え性がどう関係しているかというと、「体温変動」「体温調節」この2つです。

【体温変動】
人間の体のメカニズムとして、日中は活動のために体温が高くなり、夕方頃からは睡眠・体のメンテナンスのために体温が低下、明け方頃からは再び起きて活動するために体温が上昇…という体温変動を繰り返しています。健康な時でも最高と最低体温の差は1℃くらいあるのだとか。
セロトニンの分泌量も体温と同じカーブを描いて変動しており、一般的にセロトニン分泌量(セロトニン神経亢進)に伴い体温が上昇することが認められています。逆を言うと、セロトニンがきちんと分泌されていない場合は明け方〜日中の体温上昇が少なく、ずっと睡眠時のような低体温状態のまま1日を過ごすことになると考えられています。

セロトニン欠乏の代表的な症状の中にも、抑うつや不眠・日中の眠気などに並んで「低体温」というものがあります。抗うつ薬などを服用している時のセロトニン症候群と呼ばれる副作用では、セロトニン過剰による異常な体温上昇や発汗を起こす場合もありますから、セロトニンと体温には深い関わりがあると考えて問題ないでしょう。

【体温調節】
冷え性の原因の1つとして、冷暖房の完備によって一年中一定の温度で保たれている時間が長いために皮膚の温度を感じる感覚が鈍っていることが指摘されていますし、女性の場合は締めつけの強い補正下着や足に負荷のかかる靴などを身につけている時間が多いことも原因として考えられています。
また皮膚以外にも脳にも温度を感じるセンサーがあり体温調節に関する指示を出していますが、調整された室内と室外の温度差が激しかったり、冷蔵後でキンキンに冷えた飲み物を飲んだ際などに2つの温度調節機能が上手く連動できずに、対応が遅れることも大きな要因です。

セロトニンはこの温度調節機能の連動に利用されるホルモンでもあります。
皮膚や血液の温度変化をセロトニンが脳に伝えることで、寒い場合は「毛細血管を収縮する・熱生成を上げる」、暑い場合は「毛細血管を拡張する・汗腺を開いて汗を出す」などの対策が決まるのです。
セロトニンが少ないと伝達が上手く行きませんし体の対応も送れます。暑い屋外からエアコンが効いた室内に入っても体が放熱モードのままでどんどん体温を下げていってしまう。温かい部屋から寒い外に出たのに、身体はいつまでも暖かい時の状態のままで保温・発熱モードにならない…なんて事態も引き起こしてしまいます。
 
温活宣言
セロトニン過剰はそれで問題ですが、抗うつ薬などを飲んでいない場合に起こる可能性は低いですので、低体温の方や日中も頭がぼーっとしている方は規則正しい生活を心がけて日光浴やリズム運動などセロトニン分泌を増やすとされている習慣を取り入れてみましょう。
 

冷えのぼせにもセロトニンは関係

最近私が何かと戦っている「戻り冷え性」なんて呼ばれる、足の裏とか手のひらとかが局地的に熱くなる・火照る症状や、更年期のホットフラッシュのように頭や上半身がカッと熱くなる「冷えのぼせ」などを起こす主な原因は「冷えすぎ」と「自律神経の乱れ」とされています。

基本的な解消方法として「温めること」が挙げられていますが、中でも半身浴など温める+自律神経を整えることが出来るものが有効です。リラックスさせたり抗ストレス的な働きをしてくれる、副交感神経に近い存在であるセロトニンの分泌が増えることで自律神経の乱れを緩和・改善できる可能性が高まります。

今までは冷えをとることをメインにやっていましたが(自律神経を整えるって、出来てるか出来てないかよく分からなくて嫌なんです…)、朝日を浴びたり、リズムをつけてストレッチでもしてみようかなと思う次第です。これからの時期、手先足先は冷えていても、顔や体幹は「The 夏」状態なので…長々お風呂とかガッツリ防寒はちょっと無理がありますもんね。
紫外線・シミには要注意kyu
 

腸内環境を整えることも大切

セロトニンの95%程度が腸で作られているという話が一時期話題になりました。(⇒詳細はこちら)
そこからセロトニンの分泌を増やすのに腸内環境を整える・お腹を温めると精神安定や不眠解消に良いという説もあります。実際のところ脳へどの程度の働きかけがあるのかは不明なのですが、冷えと腸内環境には深い関わりがあり、その中にはセロトニンも関与していると考えても良いでしょう。

過去に触れた、血行不良や熱生産との関連もありますから、冷えとり・腸内環境両方のためにも一年中体を冷やさないこと、運動・リラックスタイムを確保することを心がけて行きたいですね。…なかなか難しいですが笑
 
| 2015年07月16日 | 冷えとり小話 | trackbacks(0) |

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