知ってるようで知らない「ヒハツ」の秘密

最近「冷えとり」「温活」「ダイエット」など様々な分野で見かけることが多くなった「ヒハツ」。ヒハツという名前は見慣れてきたし、体を温めるものなんだろうなぁ…というのは何となくわかるけど、ヒハツが何者かとなるとクエスチョンマークが浮かびます。
ヒハツとは何者か、何故注目されているのかを調べてみました^^;

 

ヒハツとは

ヒハツは漢字で書くと「畢撥」。コショウ科に属す蔓性の常緑木本こと、もしくはその果実のことを指します。学名はPiper longum。ナガコショウ(インドナガコショウ)と呼ばれることもあり、英語でもロングペッパー(long pepper)と呼ばれています。
ちなみに沖縄あたりで「ひはち」と呼ばれているのはヒハツモドキという近縁種ですが、発汗作用や新陳代謝を促す作用があるようです。

実はヒハツは人間との付き合いがとても古い香辛料。原産は東南アジアと考えられていますが、早い段階でヨーロッパにももたらされ一時期は黒胡椒よりもメジャーな「piper」だったのだそうです。大航海時代になるとヨーロッパでの需要は廃れていきますが、アジア圏では香辛料や薬として用いられており、日本では昨今の「冷えとり」ブームで急遽スポットライトを浴び認知度をぐんぐん伸ばしている模様です。

【伝統医学での効能】
インドの伝統医療アーユルヴェーダでヒハツは消化不良時、食欲減退時時に良いとされており、長寿を促す強力な薬草ともされています。ヒハツの根の部分も解毒薬として用いるのだとか。
中国医学の漢方の生薬としても用いられ散寒、健胃、鎮痛、止瀉の効能があるとされており、冷えからくる嘔吐・腹痛・下痢、そのほか頭痛や歯痛の痛み止めとして利用されます。
 

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ヒハツ効果と冷え改善

ヒハツの冷え解消有効成分はアルカロイドの一種「ピペリン」です。
コショウの記事で紹介した、黒胡椒に多く含まれている成分で、防虫作用、抗菌作用、防腐作用、抗酸化作用、末梢血管拡張作用などがあります。

【代謝・栄養素の利用率向上】
成分の科学的分析なんかが無い伝統医療時代から消化やお腹のトラブルに良いとされてきたヒハツ。ピペリンの効果として現在、消化器への血液供給を増やし消化吸収を促進する+栄養素の輸送を活発化する作用があることが分かっています。またエネルギー代謝を促進させる神経伝達物質であるアドレナリン(エピネフリン)の放出を促進する作用があることも分かっており、毒性があり過剰摂取や常用が危険とされる唐辛子よりも作用が穏やかで安全な点もポイントです。

代謝機能のアップ、消化から代謝までをスムーズに行うサポートをしてくれることから他の栄養素の利用率アップが期待できます。実験ではピペリンとビタミンC・コエンザイムQ10を摂取した場合、単体摂取時よりも吸収率が高まったという報告がされており、米国ではピペリンが主成分のサプリメント「バイオペリン(Bioperine)」は一緒に飲むサプリメントの成分の吸収率を高めることが臨床的に立証された特許栄養吸収促進成分として売られています。

【冷えの改善について】
ヒハツの効果のうち冷え改善に関係するのは上記「代謝アップ」効果と、血管を拡張して血流をアップさせることが大きいと考えられます。代謝がアップすることで体内で熱をしっかりと生産し、それにより温められた血液が抹消まできちんと巡回することで体を温めてくれるということですね。
またヒハツにも抗酸化作用があり、腸の働きを促して便秘を緩和させる作用もある事から活性酸素の抑制・老廃物の排泄を促してくれると考えられます。それにより血液が綺麗になりスムーズに流れやすい状態になってくれれば、血流の更なる改善も期待できますね。

【エビデンスが曖昧な効果】
ヒハツ(ピペリン)には自律神経を整える作用がある。

 

ヒハツについて思うこと

「ヒハツ」という謎の物質を初めて知ったのは、インスタントお味噌汁に配合されていたからです(笑)。ヒハツの魅力は効果が穏やか(汗をかいたりして逆に体を冷やしてしまわない)なことや、味にクセのないことが挙げられています。たしかに唐辛子みたいに辛くないし、コショウほどにおいもしない…気がするんですが、ヒハツ単体(ヒハツパウダーとか)は持っていないので正直よく分からないところ。
私が地方都市に住んでいるからかもしれませんが、スーパーとかのスパイスコーナーで「ヒハツ」って見かけないですよね?
 


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