溜め込みタイプの冷え性さんに、スイートフェンネルが良いらしい

市販のカレールーを使うと胃もたれがヤバイので、脂控えめの半手作りカレー(※カレー粉をベースに使って味を調える感じ)にハマっている私です。カレー作りの中で普段使わないスパイスとも遭遇したんですが、その中で甘い系の香りを持つフェンネルの匂いを嗅いで、ぼんやり「冷え性に良さそうな匂い」と思ったりしました。調べると冷えに良いって記述はいくつか発見できたんですが、何が冷えに良いかは書かれていないものが多いので。自分なりに考えてみました。

 

…ちなみに手作りカレーは温まるし胃もたれしないしで最高ですが、ロクに図りもせず目分量で香辛料を突っ込んでるのでどれが効いているのか、ミックスしているから良いのか、いまいち分かりません><

 

スイートフェンネルとは?

フェンネルはセリ科ウイキョウ属の多年草で、甘い香りが特徴的な種子はスパイスとしてもお馴染みの存在。外見は同じくセリ科の種子であるキャラウェイシードやクミンシード・アニスシードなどと非常によく似ていて、結構分かりにくいです^^;

 

ピクルスや焼き菓子などにも用いられますが、特に魚料理と相性が良いことから「魚のハーブ」とも呼ばれています。ヨーロッパで使われているイメージの強いハーブでもありますが、インドではカレー料理・中国のミックススパイス五香粉の原料としてなど、ユーラシア大陸の広範囲で用いられている存在でもあります。

 

原産は地中海沿岸地域と考えられていますが、古代エジプトや古代ローマなどでも栽培されていた事から栽培の歴史の最も古い作物の一つにも数えられています。またカモミールネトルなどと共に「アングロサクソンの9つの神聖なハーブ」とも呼ばれていますし、「フェンネルを見ても摘もうとしない者は悪魔である」という言い伝えがある地域もあるそう。

 

フェンネルは薬草としても各国で古くから利用されており、古代バビロニアでは腫れ物のケアに・古代ギリシアでは利尿剤のような感覚で・古代ローマーではダイエットに用いられていたとも伝えられています。アラビアやインドの伝統医学においても古い自体から健胃・食欲増進や駆風作用のある生薬として取り入れられています。

 

日本ではニッキ(シナモン)などのようなフェンネルを使った代表料理はおそらくありませんが、平安時代までには中国から伝えられていたことが分かっています。長野県や岩手県などで栽培も行われていたそうですし、琉球王国(沖縄県)では胃腸に良い島野菜の一つとして取り入れていたそう。本土でも魚料理などに使ってみればよかったのにね〜と個人的には思いますが、生薬「茴香」としての用途のほうが圧倒的に多かったようです。

 

料理などに使うハーブ(スパイス)としては単にフェンネルと呼ばれますが、エッセンシャルオイルの場合はフェンネルスイートもしくはスイートフェンネルと“スイート”が付けられています。これは精油原料として用いられるフェンネルにFoeniculum vulgare var.dulceと、F.vulgare.var.amaraの2種類があるからなのだとか。ちなみに変種であるF.vulgare.var.amaraはビター・フェンネルと呼ばれていますが、毒性が高いとされることからアロマテラピーでは利用されず、精油の一般流通もほとんど行われていません。

 

フェンネルは冷え軽減に役立つ?

フェンネルはマジョラムなどの様に、加温作用=体を温める働きがある精油とは言われていません。

 

が!

循環器系への刺激作用や利尿・発汗効果が期待されていることから、むくみ軽減やデトックスサポートに役立つ、そこから派生してダイエットに良いハーブとする見解があります。この考え方は古くからあったそうで、古代ローマでフェンネルティーを現在で言うところの“痩身茶(ダイエットティー)”として使っていたのとか。

 

このためフェンネルは血行不良やむくみなど循環不良に起因するタイプの冷え性軽減に、間接的に役立つのではないかと考えられています。特にフェンネルオイルを使ったマッサージはデトックスやセルライトケアに取り入れられているそうですし、マッサージするという直接的な働きかけと合わせてより高い効果が期待されています。

 

フェンネルの香りをルームアロマなどにした場合に良いことがあるのかは微妙なところですが、冷え改善にも温かい手で血液やリンパ液循環を促すようにマッサージしてあげるのは効果的と言われていますから、フェンネルの持つ循環サポート効果と合わせて冷えの改善にも効果が期待できるでしょう。代謝が低い方や低体温・内蔵冷えタイプの方にはあまり適していないように感じますが、むくみケアを兼ねて取り入れるのであれば役立つ可能性はあると思います。

 

その他フェンネル(精油)に期待される作用

【胃腸サポートに】

ハーブとしてもアロマとしても、フェンネルの代表的な働きと言って良さそうなのが「胃腸機能を助ける」ことではないでしょうか。インド料理店ではレジ横などにフェンネルが置いてあるのも口直しや匂い消しとしてだけではなく消化を助ける意味合いがあると言われていますし、漢方でもフェンネル(茴香)は芳香性健胃剤として使われています。

 

こうした働きはフェンネルの精油成分の大半(7〜8割)を占める“トランス-アネトール”という成分の働きが大きいと考えられています。フェンネル精油は消化促進にも優れているとして消化不良・腹部の膨張感・食欲不振・食べ過ぎ・飲みすぎ・二日酔いなど様々な消化器系の不調に取り入れられているそうですし、腸の機能を高めることで便通を促すという説もあります。

 

【精神安定・ストレスケア】

フェンネル精油の主成分トランス-アネトールには鎮静作用があると言われています。それ以外にもαピネンなど鎮静・強壮効果が期待できる成分が含まれていることから、複合して自分を強く持ったり、気持ちを落ち着けて精神状態を安定させたい時に役立つと考えられています。

 

ただしスパイシーなフローラル調・胡椒を入れたスパイシーな焼き菓子などとも称されるフェンネルの香りは、がっっつり鎮静&リラックスというよりも精神面の疲労回復や、やる気・前向きさが欲しい時に適しているような気がします。フェンネルには高揚作用があるとする見解もあり、無気力な時・やる気が欲しい時などに適しているという説もあるのでなおさらですね。逆境で勇気や力を与えてくれる精油とも言われているそうです。

 

【女性に嬉しい働きも】

トランス-アネトールは健胃・消化促進などの作用があるとされているほか、女性ホルモン(エストロゲン)と似た分子構造をしているという特徴があります。このため女性ホルモン様作用(エストロゲン様作用)を持つと考えられており、エストロゲン分泌の低下によって起こる更年期障害などの軽減にも効果が期待されています。

 

またエストロゲン作用は単にエストロゲン量を増やすのではなく、ホルモンバランスを整えることに繋がると考えられています。このことから月経不順や生理痛など女性ホルモンのバランスの乱れに起因する女性特有の不調軽減にも効果が期待されています。お腹のハリや吐き気などの軽減に役立つ・メンタル面のサポートにも期待できることからPMSや生理中のイライラなど、月経前後に起こる女性の諸不調軽減にも役立ってくれそうですね。

参照:フェンネル・スイート精油

 

皮膚利用もOKなのが嬉しい

調べると冷え改善に役立つと言われる精油は結構あります。スパイス系の精油なんかは大体そうですよね。

ですがスパイス系の精油は皮膚刺激が強いとされており、芳香浴以外の利用は避けたほうが良いと言われているものが多くなっています。個人的には香りを漂わせて身体が暖かくなる…という実感はなく、芳香浴=メンタル面・自律神経のバランスを整えるのがメインと思っていたりします。

 

その点フェンネルは一応皮膚利用ができる精油とされていますから、バスアロマにしたり、マッサージオイルに加えたりと冷え対策として行っている諸々に組み込みやすいこともメリットと言えます。むくみ軽減効果が期待できるだけではなく、肌のくすみ改善や潤いと弾力を取り戻してくれるとも言われているそうなので肌ケアにも役立ってくれるのでは、、、なんてちょっと期待していたり^^;

 

敏感肌の方や体調などによっては炎症を起こす原因にもなるので注意しつつ使うと良さそうです。女性ホルモンへの働きかけがあると考えられるため、小さいお子さんや妊娠中・授乳中の方は使用しないようにしましょう。

 

| 2017年11月18日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |

トラックバック
トラックバックURL:
※ クリックで選択できます。
トラックバック一覧:
Copyright (C) 溜め込みタイプの冷え性さんに、スイートフェンネルが良いらしい | 温→暖活!! 〜冷え症改善〜. All Rights Reserved.