夏でも冷え性・身体が冷たい…その原因と対策は?

冷え性というと「寒い」「手足が冷たい」など自分で冷えを認識しているというイメージがありますが、暑がり・汗っかきの方なども冷え性である可能性があります。暑がりなのに冷え性という方もかなり多いという見解もあります。夏でも「暑いから冷えとは無関係「「手足がポカポカしているから大丈夫」と思っていても、冷えを起こしていることもあります。

冷えの部位や原因によって様々な冷え性のタイプが紹介されていますが、冷え性ではないと感じている方や夏場に起こりやすい“冷え”の代表的な2つがこちら。

 

戻り冷え性

ほてり型冷え性・かくれ冷え性とも呼ばれる冷えの一種で、代表的な特徴としては足や手などが異様に熱く感じるということがあります。このほてり感の原因としては、血行が悪くて末梢部に滞った血液が熱を持つ・冷えが酷い部位に血液を送ろうとして熱くなるなどが考えられています。冷やすと一時的に落ち着きますが、元々の原因が冷え(血行不良)なので再びすぐに火照りを感じる傾向にあるのも特徴。暑がりである・手や足が熱くて寝苦しいと感じている場合、もしかすると単に暑いのではなく冷え性の可能性もあります。

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内臓型冷え性

こちらは呼び名の通り、冷たい食べ物や飲み物を摂取することで内蔵(胃腸)が冷えてしまうことを指します。寒い・手足が冷たいなど「冷え」の実感がないため悪化しやすいとも言われており、自分は冷え性ではないと思っている方にも結構このタイプが多いのだとか。チェックポイントとしてはお腹の調子が良くない方・平熱が36℃以下の低体温であることが挙げられます。また下腹部を触ってみると冷たく感じる方も要注意と言われています。

 

夏、暑いのに冷えてしまう原因は…

一見冷えとは全く関係無さそうな夏。日中外に出ればむわっとした空気にゲンナリし、夜になっても気温が下がらないのは日常茶飯事。それでも夏は冬以上に冷え性悪化の要注意シーズンであると言われています。夏場に冷えてしまう原因として考えられるものをザックリとご紹介します。

 

1.エアコンで冷える

夏の冷え性の原因として最もイメージしやすいのが、エアコンが効きすぎた空間にいるということではないでしょうか。エアコン冷えや冷房病・冷房弱者なんて言葉もありますね。寒いと感じることと冷え性というのは別物と上で紹介しましたが、寒すぎる部屋に薄着の状態で長時間居ることで冬よりも寒く感じる・体が冷たく感じる方も居るのでは? 夏なのに暑さバテではなく、冷えすぎによる頭痛や吐き気などを感じる方もいらっしゃいますね。

 

またエアコンによってキンキンに冷やされた環境にいることで起こる直接的な冷えだけではなく、交感神経と副交感神経のバランスが保てなくなることで自律神経の乱れにも繋がります。自律神経のバランスが乱れることで臨機応変に体温調節が出来にくくなる・筋肉の収縮機能が低下するなど冷えの悪化にも繋がってしまいます。自律神経のバランスを崩してしまう気温差は5℃〜7℃以上との説が有力ですから、外気温32℃の時にオフィスや自宅の温度が27℃以下だったら危ないかもしれません。 

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2.冷たい食べ物・飲み物の摂取

夏はキンキンに冷えたビール・スイカ・アイス・そうめんなど、冷たい食べ物や飲み物が美味しく感じるもの。スープも冷製に、ラーメンもつけ麺や冷やし中華にと外食産業も「冷たいもの」を前面に出しているかと思います。暑いとお茶やコーヒーなども氷がたっぷり入っているものを選んでしまうのではないでしょうか。

 

しかし冷たいものを摂ることは上の“内臓型冷え性”でも触れたように、体を内側から冷やすことになります。耐え難く暑い時などに一時的に取り入れるには有効ですが、空調の効いた室内にいる時間が長い方や、ずっと冷たいものばかりを摂取しているのは問題。お腹を下す原因にもなりますので過剰に摂らないように気をつけましょう。

 

3.水分代謝の低下

夏の水分補給は必須ですが、元々水分代謝が悪いタイプの方であったり、涼しい場所に居る時間が長い方の場合は注意が必要。やみくもに水分を摂取すると水分代謝が追いつかず、東洋医学で言う「水毒」のような状態になっていまします。汗をかいているはずなのに、夏のほうがむくみが酷いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にこまめに水分補給をするのではなく、一度に大量に飲み物を飲むタイプの方は要注意です。

 

また脱水対策・ミネラル入りと書かれている飲料類はナトリウムが添加されているものも多いのです。ナトリウムは水分を蓄える性質がありますから脱水予防としては確かに効果的ですが、摂取した水分を処理しきれない状態で大量に摂取するとむくみを悪化させてしまう危険性もあります。もちろん個人差もありますが通学や出勤くらいの運動であれば、500mlのスポーツドリンクを一気飲みするなどの必要はないことが多いそう。水分補給は大量にではなく“小まめに”行うようにしましょう。

⇒冷え性と水分の関係

 

4.食事の偏り・運動不足

この辺りになると季節関わらずですが…^^;

夏バテで食欲がない・薄着になって露出部位が増えるからダイエットをしているなどで、食事(栄養バランス)が偏ることも冷え性を悪化させる原因となります。体を温めて体温を保持している熱エネルギーの原料といえるのが食事ですから、それがきちんと補給されないことには仮に自律神経が正常に働きていたとしても体をしっかり温めることは困難になります。

 

ダイエット熱が一層高まる季節でもありますが、紫外線が気になる時期でもある夏。スタイルを磨きたいと思っても紫外線ビカビカで倒れそうに暑い盛りでは、外を歩く距離も最短にしたいのが人情というもの。エアコンの利いたオフィスと自宅で座りっぱなし、体を動かすのは最小限となると足腰の筋肉がしっかりと動けず血行不良やむくみの原因となり、冷えを更に悪化させてしまいます。

 

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夏場の冷え対策にすべきこと

冷え対策としては食事・運動・睡眠などの生活習慣改善をはじめ入浴法やグッズの活用など様々な方法が提唱されていますが、特に夏場に気をつけたい点としては下記の5つが挙げられます。

 

1.服装に気をつける・羽織を持つ

一般的に男性は女性よりも体感温度が高いと言われており、その差は5℃近いのだとか。エアコンを過剰に効かせるのは避けましょう、と言われてたところでオフィスの温度や暑がりの同居人がいる場合など、自分の体感に合わせて設定できないシーンも多いと思います。なのでOLさんの間ではもはや常識となっていますが、寒いと感じた際にさっと羽織れるような上着やブランケットを用意しておくのが良策。長時間いるオフィスで使うのはもちろんですが、商業施設や電車の中などでも温度が低いと感じたときは小まめに脱ぎ着きをして自分の適温をキープするようにしましょう。

 

また寒いと感じていない方・暑がりの方でもきちんとインナーは着るようにしましょう。蒸れにくいシルク素材の五本指ソックス(冷えとりソックス)を履いておいてオフィスではもう一枚靴下を履く、暑がりの方でなければ腹巻きやレッグウォーマを付けておくなどの対策もあります。もちろん温度を変えられる時には高めに設定したり、扇風機やうちわなどで大丈夫ならエアコンは使わない方がオススメです。

 

2.冷たいものの摂取を控える

冷たいものの摂取は内側から体を冷やす原因になる=冷たいものの摂取を控えるだけでも冷え対策になります。ホットティーに温かい食べ物だけと考えると辛いものがありますが、例えばお茶や水は常温のものを飲むようにするだけでもOK。寒がりさんや冷えの実感がある方はなるべく温かい状態で、かつジンジャーパウダーやシナモンなど体を温めるものをプラスして飲むと良いでしょう。特に消化が活発に行われる“食後”に温かい飲み物を取り入れると効果的という説もあります。

 

また生野菜、特に夏野菜は体を冷やす性質があるため注意したほうが良いと言われています。サラダを食べる時には温かいスープと組み合わせる、キムチを乗せる・生姜ドレッシングを使うなど、体を温めてくれる食材と組み合わせて食べると良いでしょう。生野菜や果物は食べる直前まで冷蔵庫に入れておかず、常温もしくは常温よりやや冷たいくらいの温度で取り入れると冷えの軽減になります。熱々のものを食べるのはちょっと…という方でも、冷やしすぎていない状態で食べるように心がけてみてください。

 

3.シャワーだけではなくお湯に浸かる

夏はついシャワーで済ませがちですが、お湯に浸かるのはしっかり体を温めるのにも、自律神経を整えるという面でも効果的であると言われています。エアコンなどで体の芯から冷えているという方は炭酸入りの入浴剤や粗塩・柑橘系のエッセンシャルオイルなど、体を温める効果アップが期待できるものを浴槽に入れると良いでしょう。逆に温めのお湯で半身用でも熱くて無理、という方は足浴だけしてみるという方法もあります。

 

湯上がりにいつまでも暑いのが嫌という方は、数年前から「涼しく感じるのに温まる」と注目されているハッカ風呂などを試してみて下さい。ドラッグストアに行けばハッカ油が手軽に入手できますし、お風呂場のゴキブリ除けにも役立つと言われています。薄めてスプレーにするとヒンヤリスプレー&蚊よけにもなると、非常に使えるのでおすすめです。

 

4.就寝時の温度を見直す

蒸し暑さの反動から、夏場は寝室のエアコン温度を適温よりも低くしていることが指摘されています。睡眠に最適な温度設定は26〜29度とされていますから、寝室に行くまでの間に少し涼しめに設定しておき、ベッドに入る前には27〜28度くらいに設定しておくと良いようです。…と言っても今までエアコンをガッツリ使っていた方からすると、暑くて寝苦しくなる・寝付けなくなるというのも心配ですよね。

 

エアコンに頼らない夏の夜の過ごし方としては、敷きパットなどのグッズ活用がお勧めされています。また抱き枕を使うことで適度な隙間ができ、放熱を助ける・蒸れるのを予防する働きも期待できるそう。近年夏場の主流となっている接触冷感敷きパットなどには触れた時の冷温感を表す“q-max”が表示されているものありますが、どちらにせよ接触冷感=触れた時に冷たく感じるだけでずっと冷たいわけではないのでそこまで重視しなくても良いそう。

 

ちなみにジェルタイプのものも店頭などで触るとものすごくヒンヤリして気持ちが良いですが、体温で一度温まってしまうとそのままなこと・ジェルを入れるために通気性や放吸湿性が悪くなってしまうので良くないと言われています。なのでひんやり感の高さだけではなく、吸汗性・吸放湿性など「ムレにくさ」にも重点を置いているものを選ぶと良いでしょう。あまり蒸し暑くないときはエアコンを使わないようにしてみてください。

>>基本的な寝冷え対策はこちら

 

5.バランスの取れた食事・適度な運動

夏場に限ったことではありませんが、バランスの良い食事・適度な運動で筋肉を動かすことは冷え改善の基本。食欲を失う方も多い夏の食事としては食欲を高めたり体を温める働きが期待できる香辛料が入っており、肉や野菜も幅広く摂取できるカレーがおすすめされています。TVCMじゃないですが、コンソメで野菜や鶏肉などを煮込んでスープにするなども良いですね。

 

運動については暑い中無理してウォーキングやジョギングをする必要はありません(した方が良いことは間違いありませんが)。手始めとしては座り仕事の合間にストレッチしたり、エスカレータを使わず階段で上り降りする・スクワットをするなどでも十分。凝り固まった筋肉が動くこと、筋力低下の予防・改善がされるだけでも有益ですから、無理のない範囲から始めてみて下さい。入浴後にマッサージをするとより効果的でしょう。

参照:夏に冷え性が悪化する原因とは?

 

| 2017年07月22日 | 冷えとり小話 | trackbacks(0) |

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