冷えが気になるなら、ホットバナナにして食べれば良かったんだ

手軽に食べられる朝ごはん・栄養補給に役立つフルーツなどなど、日本でポピュラーな果物の一つに数えられるバナナ。特にある一定以上の年齢の方はバナナ=完全栄養食として意識的に取り入れていらっしゃる方が多い、バナナと牛乳もしくはヨーグルトを買っておられるイメージがあったりもします。

 

だけど栄養豊富と言われても限度がある気もしますし、体を冷やす食べ物だから食べすぎないようにと言う話もチラホラ。実際のところバナナってどうなのよ、と調べてみました。

 

バナナについて、今更ながら紹介

黄色くて、緩やかな弧を描くラインが特徴的なバナナ。道行く人に聞いてもバナナを知らないという方はほとんどいないでしょうし、トップ争いからは少し下がったと言われつつ未だに好きな果物ベスト10にはランクインしている馴染み深い存在。昭和時代のお父さん・お爺ちゃんだと、運動会や風邪をひいた時の思い出の品なんて方も結構多いのではないでしょうか。私は世代ではありませんが遠足の時の「バナナはおやつに含まれますか?」というフレーズが何故か記憶に残っていたり(笑)

 

バナナは日本人の多くが同じイメージを持ち、親しみももっている果物ですが、一部地域以外では“生えている”バナナを見る機会はあまりありません。最近でこそパナマ病などの関係で国産も増えているようですが、大体台湾やフィリピンからの輸入品=日本の平均よりかは暖かい地域で生産されています。バナナ栽培に適しているのは赤道を挟んだ北緯30度から南緯30度までのエリアと言われ、この一帯はバナナベルト地帯とも呼ばれているのだそうですよ。熱い地域の方はフルーツというよりも主食、お芋に近い感覚でバナナを食べているものよくTVなどで見かけますよね。

 

そんなバナナは古くから人々に食され、栽培されてきた果物。ハッキリとは分かっていませんが紀元前3000年頃までにはマレー半島からフィリピンあたりのエリアで現在私達の食べているバナナの先祖が誕生し、紀元前のうちにエジプトなどアフリカ方面にも伝わっていたそうです。

 

日本に初めてバナナが伝わったのは織田信長の時代という伝承もありますが、正式な輸入開始は日清戦争後の1903年とされています。他の外国産果物と同様に当時は非常に高価で、一般庶民に買えるものではなかったのだとか。大正頃には庶民でもちょっと奮発すれば買えるくらいまで価格が下がったそうですが、その後戦争により再び入手は困難となっていきます。現在のようにバナナを普通に買える、どころか価格的にも安定して買いやすい果物となったのは1963年のバナナ輸入自由化以降と言われています。まだ50年くらいの話なんですね。

 

ところですっごい余談ですが…バナナは「木になる」ものじゃないってご存知でしたか?たまに園芸コーナーなどで「バナナの木」というものが売られていますし、ビジュアルも木っぽいので私は木だと思っていました。が、厳密には樹木ではなく“多年草”になり、幹っぽく見えるのは葉鞘が重なりあった部分なのだとか。なのでwikipediaさんによるとイチゴやメロンなどと同様に厳密な区分で言うと「野菜(果菜)」になるそうです。

おやつに含まれますか以前に気になるところじゃないでしょうか(笑)

 

バナナと言えば便秘解消? 栄養補給?

バナナの栄養・健康維持に役立つことと言われてイメージするものとしては、栄養補給もしくは便秘解消のどちらかを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私は便通派ですw その他にも一時期はセロトニンを豊富に含む食べ物だからメンタル面でも効果が期待できるとか、むくみに良いとか、色々と○○に良いと取り上げられる機会も多い果物。

でも健康情報ってちょびっとでもその成分が含まれていたら「〇〇が豊富」って書かれていたりするので、本当のところどうなのかを調べてみました。

 

栄養補給について考えてみた

バナナは果物類の中でも水分量が少なく、糖質の含有比率が高めの存在。そして糖質の内訳としても吸収してすぐにエネルギーになるブドウ糖などと、時間をかけてエネルギーに変換されるデンプンなどの配合のバランスが良いことが特徴と言われています。そのため即時的なエネルギー補給と、摂取してからの持続性との両方に優れた食材としてエネルギー補給に適していると考えられています。アスリートの方々などもよく食べていますね。

 

ビタミンやミネラルも含まれていますし、しっかりと熟したバナナはバナナには消化酵素(アミラーゼ)も多く含まれているため、消化吸収の負担も少ないとされています。お年寄りや病中・病後のケアに取り入れると良いと言われているのは消化が良いということも大きいのだとか。

 

ただし一般的に言われる“完全栄養食”というのは「これだけ食べていれば健康に生きていけるよ」というものではなく、あくまでも栄養豊富な部類ですよというラインのもの。バナナはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富と言われていますが、ミネラルの中でも鉄分やカルシウムは決して多くはありませんし、タンパク質も少ないので“完全栄養食”という言葉を過信しない方が良いと思います。

 

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疲労回復・リラックス効果はある?

バナナはビタミン類の中では代謝に関わるビタミンB群が多く含まれていますので、糖質補給と合わせて疲労回復にも役立ってくれます。ビタミンやミネラルもバランスが崩れる(栄養素の不足が起きる)ことで代謝低下や疲労感の原因となると言われていますから、そういう面からも疲労回復のサポートには繋がると考えられます。

 

加えてバナナにはハッピーホルモンとも称される神経伝達物質“セロトニン”などの前駆物質である「トリプトファン」を多く含んでいることが理由として挙げられています。睡眠を促すメラトニンの原料にもトリプトファンは使われますからバナナを食べると不眠の解消にも効果が期待できる=睡眠の質や体内時計が整うことからも疲労回復に役立つのではないかと考えられています。

また神経伝達物質の原料を補えること、脳のエネルギー源となるブドウ糖やストレスに対処するために必要になるビタミンCもバナナには含まれていることから、精神安定やリラックス・脳の活性化などに良い食材としても紹介されています。

 

…がしかし、バナナのトリプトファン含有量は100gあたり10mg。果物(青果)類の中では多い部類ですが、うどんは100gあたり71mg・豆乳は53mg・鰹やマグロの赤身部分であれば300mgとされています。また実際に100g食べるわけではないので比較しにくいですが、ナッツ類などもかなり多くのトリプトファンを含んでいます。トリプトファンはアミノ酸(タンパク質の一部)ですから、果物類に少ないというのは同然なのかも…。なのでストレスが多いからバナナをいっぱい食べようというのは、あまり効率的では無いような気がします。果物(青果)類の中では多い部類に入る、トリプトファンを手軽に補給しやすい存在、くらいに考えておいた方が良いでしょう。

 

便秘・むくみ改善への効果はそんなに高い?

個人的にはバナナ=便秘に良いというイメージが強い果物。ですが調べてみたところ100gあたりの食物繊維量は1.1gと、同グラムのキウイの半分以下でした。100gあたりの食物繊維含有量としてはポピュラーな果物類の中でも中間くらいの位置付けで、ミカンとかイヨカンとかと同じくらい。健康情報やネット記事だと“物は言いよう”な感じも多いですが、正直なところ食物繊維が豊富な果物とは言い難い存在かと思います。

 

でもバナナを食べると便通が良くなるという方が多いのも事実。その理由としてはレジスタントスターチという難消化性のデンプンが含まれていることが関係していると言われています。レジスタントスターチはでんぷん質ですが消化吸収が行われずに食物繊維と同じような働きをしてくれます。いわば隠れ食物繊維とも言える存在。しかもレジスタントスターチは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維両方の性質がある=蠕動運動促進にも腸内環境改善にも効果が期待できると考えられています。また同じく腸内環境を整えてくれるオリゴ糖やビタミンCなどもバナナには含まれていますから、便秘改善に高い効果が期待できるというわけなのですね。

 

カリウムを豊富に含むため、むくみが気になる女性にオススメの果物としてもバナナは紹介される存在。実際に100gあたりのカリウム含有量が100gあたり360mgと果物類トップクラスですから、カリウムを補給したい時には役立ってくれるでしょう。ただしカリウムはナトリウム排出を促すことで身体の水分量を調整するのが主なので、どちらかと言うと塩分を取りすぎた時などのむくみに適しているとも言われています。血行不良・冷えからむくみが起きている場合は一時しのぎにすぎないので、そこは注意したほうが良いでしょう。

 

むくみからは離れますが、カリウムは汗などによって失われやすい性質のため体内のカリウム量の低下=夏バテの原因の一つにも数えられています。バナナは消化がよく、エネルギー源となる糖質をはじめビタミン類も含まれていますので、夏バテ予防やケアに役立つ果物でもあるのだとか。8月7日が「バナナの日」に制定されているのも語呂だけではなく、夏をのりきるお供に的な意味もあるそうですよ。

 

海外のフリーフォトサイトよりw

元気が出そうな気がするキャラww

 

アンチエイジングや美肌にも役立つ?

バナナにはケンフェロールやタンニンなどのポリフェノール類、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用を持つビタミン類を含んでいます。諸説ありますが、ポリフェノール含有量は果物類の中でもトップクラスとも。これらの成分が活性酸素による酸化ダメージを抑制することで、アンチエイジングや生活習慣病予防にも役立つのではないかと考えられています。特に“バナナのスジ”には果肉よりも多くのポリフェノールが含まれていますから、アンチエイジング(抗酸化)を意識する場合はスジも残さず食べると効果的なのだそう。

 

またバナナはビタミン類の中でもタンパク質代謝に必要で皮膚を正常に保つ働きもあるビタミンB6の含有量が高いため、肌荒れの軽減・皮脂分泌コントロールを正常にすることで脂性肌やニキビ予防にも効果が期待できます。便秘改善や腸内フローラのバランスが整うこと、セロトニンなどの分泌が高まることで良質の睡眠が取れることからも肌荒れ予防に繋がりますね。バナナを毎日食べるとお肌の調子が良くなるという統計もあるそうです。

 

参照:【実芭蕉】バナナの栄養・効果

 

ダイエットや冷え性ケアに“焼きバナナ”が注目

バナナはダイエット中のお供としてもよく使われる食材。昔から一定周期で「バナナダイエット」が取り沙汰されているような気もしなくはない。。普通の食事をしている上でプラスする場合は糖質の多さ・カロリーの高さがネックになりますが、御飯の量をちょっと減らしたり・お菓子断ちをしているときなどは心強い存在ですね。炭水化物抜きダイエットをした時に鬱っぽくなって危険を感じたのでバナナを取り入れるようにしたという知人もいたりします^^;

 

そんなダイエットによく使われるバナナですが、最新のバナナダイエットのトレンドは“加熱”することなのだとか。ホットバナナダイエットや焼きバナナダイエットなどと見出しがついている、アレですね(笑)

 

バナナというと栄養補給になって便秘やむくみに対策にも役立つ果物というイメージを持たれている方が多い反面、カリウムを多く含む・高いところになる・暖かい地域の食べ物であるなどのことから「体を冷やす食材」というマイナスイメージもあります。しかしバナナを加熱することで体を冷やす作用が軽減されるのだそう。

 

加えて温かいものを消化器官に入れる=腸を直接的に温めることで腸内フローラの改善や代謝向上にも繋がると期待されています。また焼きバナナはジンジャーパウダーシナモンとの相性も良いので、体を温める作用のあるものと組み合わせることでより冷え性さんに優しい食べ物となりますね♪ そのほか隠れメリットとして、加熱することでポリフェノールが豊富と言われているバナナのスジ部分を食べやすくなるということもあります。

 

そのほかにバナナを焼くメリットとしては糖度が高まることで甘いものに対する飢餓感が軽減される・免疫力が高まるとも言われています。ちなみにビタミンB群の補給で代謝が良くなる・御飯やパンを食べるよりはカロリーが抑えられるというのは焼かなくても同じこと。なのでバナナをホットで食べるとよりダイエットに効果的というのは、やっぱり体を冷やさない(むしろ温める)という点が大きいのではないかなと思います。冷え性だという方はダイエット目的でもそうでなくとも、加熱して食べると良さそうですね^^

 

……と、これだけ書いておいてなんですが、実は私、常温のバナナがあまり好きではありません(T_T;) 出されれば食べるけど、自分で買ってきて食べようとは思わない感じだったりします。バナナチップスとか、バナナを練り込んだ焼き菓子とかは好きなんですけどね…。でもホットバナナで痩せたって記事をネットで見ると揺らぎます(笑)軽くレンジでチンしてみたのですが、匂いとかいろんなものが引き立つので苦手な人には辛いような気がします。

 

私は中途半端な食感が苦手なので、推奨される方法としてはレンジで30〜40秒・フライパン焼きなら1分と言われていますが、いっそペースト化するくらいまで加熱したら良いんじゃないかと思ったり。でも焼きすぎたら栄養が壊れたりするのかなとか、食べられなかったら処理が苦行だなと思ったりで、、、再トライしようか迷い中。冷え性改善を目指しているのも、だるいのを何とかしたいってだけじゃなく、痩せたいっていう下心があるからね(!)

 

| 2017年07月08日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |

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