温かそうな香りのキャラウェイ、冷え性に良い?

好き嫌いはあるのかもしれないけれど、個人的に好きな香りのキャラウェイ。お菓子作りはしないので最近まで馴染みのなかった存在ですが、我が地元北海道でよく食べられている羊肉(ラム/マトン)との相性がすごく良いことを知り常備スパイスの仲間入りを果たしました(笑)爽やかだけど甘味のある美味しそうな香り。

 

非常に個人的な感覚ですが、匂い的に清涼感が強い=熱を冷ます・甘さやアンバー感がある=体を温める働きがあると言われているものが多いような気がしています。じゃあ両方の印象があるキャラウェイってどうなのよ、と調べてみました。

 

キャラウェイとは?

キャラウェイはセリ科のハーブで、若葉や根も食材として利用されるため普段私達が利用している種っぽい部分はキャラウェイシードと呼びわけます。シード(種子)ではなく本当は果実ですが…。同科のクミンシードとは語源も同じと考えられていますし、見た目も似ているのでアジアでは呼び名や存在がゴチャゴチャになっている事もあるのだとか。その他にもセリ科で“シード”とつくフェンネルシード・ディルシード・アニスシードなど全体的に外見が似ていて、パッと見では分かりにくいです。

 

最も間違いやすいと言われているのはクミンシードですが、香りはかなり異なります。クミンシードの香りはスパイシーでややムスク調で強力なのに対し、キャラウェイシードはスパイシーではあるものの甘みが強くややサッパリとした印象があると言われています。苦みがあるとも言われていますが、個人的にはあまり感じません(食べたら苦いけど^^;)

ちなみにクミンがエジプト原産とされているのに対し、キャラウェイは西アジア〜東ヨーロッパが原産とされています。

 

キャラウェイは人間と関わり・歴史が古いハーブの一つとされており、新石器時代(紀元前5,000年頃)と見られるスイスの遺跡からも発見されています。紀元前1000年頃にはフェニキア人の手によってヨーロッパや古代エジプトにも伝えられ、古代エジプトの墓などからも出土しているようです。古代エジプト人やローマ人はパン作りの際の香り付けにも活用していたと考えられていますし、古代エジプトでは化粧品としても利用していたようです。

古代ギリシアの医者で“薬理学と薬草学の父”と言われるペダニウス・ディオスコリデスが「キャラウェイは貧血がある女性の強壮に良い」と記録していますから、それ以前の紀元前のうちに医薬品としても活用されていた可能性が高いでしょう。

 

ヨーロッパのハーブ療法・インドのアーユルヴェーダ・中国の漢方とユーラシア大陸各地の伝統医療や民間療法でキャラウェイは利用されています。消化促進・健胃・駆風など消化器系への働きかけが主とされており、料理に利用するのも風味付けだけではなくお腹の張りを防ぐ・消化を助けるという実用的な意味合いもあったと考えられます。消化器系への働きかけのほかにもリラックス用ほか色々と活用されていますが、概ね芳香成分による働きのようですので、香りにピントを絞って期待される作用・効果をご紹介したいと思います。

キャラウェイの香りに期待される作用

【メンタル強化に】

キャラウェイ精油は成分的に見ると甘く爽やかな香りのもととも言われる“d-カルボン”が主成分で、次いで柑橘類などでもお馴染みの“リモネンが多く、その他にリフレッシュ・強壮作用などが期待される森林浴の香り“α-ピネン”などが若干含まれています。d-カルボンは中枢神経を刺激することで覚醒作用があるとも、鎮静の方向にも作用するとも言われています。リモネンはリラックス効果やリフレッシュ効果が報告されている成分ですから、様々な方面からの働きかけでメンタルバランスを整えてくれるのではないかと考えられます。

 

一般的には精神的な緊張緩和(リラックス)・神経強壮に役立つと言われていますし、d-カルボンの働きからやる気を高めるサポートしてくれるとも言われています。強壮効果が期待される成分も多いので、自分に自身が持てない・小さなことでも気に病んでしまう方のメンタル強化としても適していると考えられます。

 

【消化器系のサポートに】

キャラウェイ精油の主成分であるd-カルボンやリモネンは胃腸機能を促進する働きがあるとされています。胃液の分泌を促進することで消化不良や食欲不振・胸焼けの改善に役立つと言われていますし、ハーブティーの場合もアロマテラピーの場合も腹部膨満感(お腹にガスが溜まって張っている状態)の軽減に有効とされています。リモネンは蠕動運動を促す働きも期待されていますので、便秘の改善にも効果が期待できるでしょう。ゲップが多い方にも良いそう。

 

そのほかに過敏性腸症候群の軽減にも良いと言われています。こちらは精神面の働きかけと両方によると考えられます。胃腸トラブルの軽減用としてはペパーミントとの相性が抜群に良いとされ、アロマでもティーでも頻繁にセットで利用されています。

 

【冷え性ケア・風邪予防】

キャラウェイに含まれているリモネンやα-ピネンは血行促進効果が期待されている精油成分でもあります。際立って効果が高いというわけでは無いですが、血行を促して体を温めるサポートをしてくれると考えられています。精神面でのストレスケアや強壮作用から自律神経のバランスを整える・バランスを崩しにくくなるなど間接的なサポート効果も期待できそうです。…体を温める働きが強いという訳ではなさそうですが、冷やす心配はしなくて良いというところでしょうか。

 

また抗菌・抗ウィルス作用も期待できますから風邪予防に、消化機能向上と合わせて回復促進にも役立つと考えれています。去痰・鎮痙作用もあるとされており、気管支炎や喉頭炎などの呼吸器系トラブルの緩和にも有効とされています。

【参照】キャラウェイのアロマ

 

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スパイスとして利用する場合

最も手軽なキャラウェイ活用法として「精油(エッセンシャルオイル)」をご紹介しましたが、キャラウェイそのものをハーブとしてお茶にしたり料理に使っても同様の働きが期待できると言われています。精油には無かった働きとして、経口摂取することで口臭予防にも役立ちます。国によってはキャラウェイシードを食後にそのまま噛むところもあるのだとか。食べた物自体の匂いを抑えてくれるだけではなく、消化機能を整えることで胃の不調などに起因する口臭にも良いと言われています。

 

料理用としてはパンやケーキほか焼き菓子類に使われている印象が強いですが、肉料理や煮込み物などにも合いますし、チーズやホワイトソースなど乳製品系との相性も良いのだとか。キャラウェイを料理に使うと愛する人が離れていかない、というおまじないもあるそう。飲用にする場合はパウダータイプのものはお茶やホットミルクに振り掛ける形になりますが、ホール状態であれば小さじ半分〜7分目くらいのものにカップ一杯分のお湯を注いで3分くらい蒸らすと“キャラウェイティー”を作ることも出来ます。

 

個人的にはミルクティーに少しキャラウェイ+ジンジャーパウダーを振り掛けて飲むのがオススメ。全体的にサッパリとした香りになりますし、香りの中に甘さがあるのでお砂糖も控えられるような気がします。キャラウェイも体を温めるのに良いとは言われていますが、冷え性改善には弱いようなきがするので生姜を足しています(※個人的な見解です)。

 

| 2017年05月13日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |

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