美肌だけじゃない、パセリは冷えやむくみにも嬉しい食材

栄養価・抗酸化力が高い野菜として取り上げられ、飾りとしてではなく“食材”として日本でも認知されるようなったパセリ。そのまま食べたり自作スムージーに入れる方も増えているそうです。


が、パセリって好き嫌いが分かれる食べ物で、食べ物として認識してないよって方もいたりして(※私の周りにいます)。私自身も食べれなくはないけど、そのものズバリをモリモリと食べたくはない存在だったりしますが…美肌以外に貧血・冷え・むくみなどに良さそうなので、部屋の片隅で植えてみようか迷い中。

 

パセリ=美肌? アンチエイジング?

パセリは地中海沿岸地域原産のセリ科植物で、紀元前から薬草として利用されていたと考えられています。古代エジプトでは泌尿器系トラブルに、古代ローマでは消化器系に良いとされていたそう。ちなみに薬としてではなく野菜として食事に取り入れたのはローマ人ではないかと言われています。日本には18世紀に伝来し明治時代から栽培も開始しますが、独特の触感や青臭さから食用としては好まれず、彩り用の添え物として扱われてきました。現在に至るまでその傾向は続いていますね。

 

しかし近年はビタミンやミネラルなどの基本的な栄養価だけではなく、抗酸化作用など有用な働きを持った“ファイトケミカル”への注目が高まっています。パセリは栄養価も豊富なことに加えてポリフェノールや芳香成分なども豊富に含むため、パセリを嫌っていた日本でも“アンチエイジング食材”や“美肌野菜”として紹介され、美容意識の高い女性を中心に受け入れられつつあるようです。

 

 

パセリがアンチエイジングや美肌作りに役立つ野菜といわれるのはビタミン・ミネラルが豊富なことに加え、アピイン・アピゲニンなどのポリフェノール類や、βカロテン・ゼアキサンチン・ルテインなどのカロテノイド系色素成分・葉緑素(クロロフィル)など抗酸化物質が豊富に含まれているためと考えられます。抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンEなども含まれていますから、様々な抗酸化物質が複合することで活性酸素による酸化ダメージを抑制し身体を若々しく健康に保つ働きが期待されています。

 

またビタミンCは抗酸化作用だけではなく、コラーゲンの生成促進作用やメラニン色素生成抑制(チロシナーゼ阻害)作用による美白効果なども期待されています。美肌作りのためのビタミンとして摂取を心がけている方も多いのではないでしょうか?

パセリはビタミンCが100gあたり120mgと、レモン(全果)を上回るほど豊富に含まれています。スパイスコーナーで売っている乾燥物の場合は微妙な気もしますが、キッチン栽培などで新鮮な葉を詰んで利用するとフルーツ以上のビタミンC補給源となってくれそうですね^^

 

葉緑素はビタミンCと合わせて摂取することで美肌・美白効果がアップするという説もありますし、βカロテンは体内でビタミンAに変換されることで皮膚の保護や新陳代謝促進に役立つと考えられています。これらの働きと抗酸化作用が組み合わされることでシミ・シワ・たるみなどの肌老化予防だけではなく、ニキビや乾燥肌・肌荒れなど様々ななお肌の悩みを改善する手助けをしてくれるのでは…と期待されているのです。パセリだけでどうにかなるかはさておき、プルプルで透明感のある赤ちゃん肌を目指すなら取り入れたい存在ではありますね^^

 

 

冷え性やむくみ改善にも役立つ

”老豌善・血行促進

パセリは100gあたり7.5mgと野菜類(生状態)ではトップクラスの鉄分を含んでいます。実際に摂取できる量という問題がありますが、単純に同グラムの鉄分含有量だけで見るとほうれんそうの3.5倍になりますし、葉酸も100gあたりで220μgとほうれんそうを上回る含有量となっています。

 

よほど好きな方やジュース・スムージなどに利用する場合でなければパセリを100g食べるという事はありませんが、10g(パセリ2個程度)食べるだけでもニラやブロコリー100g以上の鉄分を補給できる計算になります。鉄分の吸収を助けてくれるビタミンCや銅などもバランス良く含まれていますから、鉄分補給源として鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立ってくれるでしょう。

 

貧血によるめまいなど具合の悪さは勿論ですが、貧血が良くなることで血液が不足なく行き渡るようになる=冷え性の改善にも繋がると考えられます。加えて色素成分の一つである葉緑素(クロロフィル)の構成成分である有機ゲルマニウムは血流をスムーズにする・全身への酸素供給を助ける働きがあると考えられていますし、ビタミン・ポリフェノール類(アピゲニンなど)・カロテノイド類と抗酸化物質も豊富。このため血管の状態保持や血液サラサラ効果も期待されていますから、血行不良の改善にも役立ってくれるでしょう。

 

末梢血管を拡張するビタミンEなども含まれていますから、末端冷え性の軽減にも効果が期待できるでしょう。血行不良からも局所性貧血と呼ばれる部分的な貧血が起こりますので、何となく体調がスッキリしない方・生理中に貧血っぽい症状が起きやすい女性にも良いかもしれません。

 

美めぐり習慣
△爐みの緩和

ナトリウム排出を促すことで利尿作用を持つとされるカリウムも、パセリには100gあたり1000mgと非常に多く含まれており、同グラムで比較した場合はほうれん草やカボチャの2倍以上にもなります。味の濃い食事(塩分の多い食事)をすると血中ナトリウム濃度が高くなり、それを中和するために身体は平常時よりもより多くの水分を取り込み保持しようとすることで“むくみ”が起こりやすくなります。余談ですが血液量自体が増えて血管に負担が高いので高血圧になったり、動脈硬化のリクスが高まるなどのデメリットもありますね。

 

むくみが起こる原因は塩分過多だけではありません。特に女性の下半身のむくみなどであれば血行不良など体液循環の滞りも大きいと考えられていますが、パセリは,任款匆陲靴人佑坊賣を正常に保つサポートをしてくれる成分も豊富に含んでいます。このためナトリウム過剰状態改善と血行促進の両方から、むくみ予防や軽減をサポートしてくれると考えられています。冷え性からむくみを起こす・むくみによって体が冷える両方のパターンが考えられますが、血行を良くしてむくみを軽減することで冷え性の改善にも役立ってくれるでしょう。

 

ストレス軽減

パセリにはカルシウム・マグネシウム・ビタミンC・ビタミンB6など神経・精神状態を正常に保つために必要とされるビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。加えてフラボノイド系ポリフェノールに分類される「アピゲニン」という成分も精神安定や抗不安作用があるのではないかと考えられていますし、近年は“アピゲニンには脳細胞の生成促進作用がある・シナプスの働きを高める”などと言う報告もなされています。このため神経系疾患に対する医薬としての応用も研究されているそう。

 

またパセリの香り成分でありポリフェノールの一つ「アピイン」にも神経系の鎮静作用があると考えられており、神経の過興奮によって起こるイライラや神経過敏・頭痛などの軽減に効果が期待されています。これらの成分の働きから、パセリはストレスを軽減して気持ちを落ち着かせたり、ストレスへの耐性を高める働きがあるのでは無いかと考えられています。

 

ストレスは自律神経のバランスを崩す要因になりますから、冷え性が気になる方にとっては大敵。アピイン・アピゲニンの働きについては可能性段階のものもありますが、気持ちが落ち着いてリラックスすると副交感神経の活発化も期待できます。間接的にではありますが、冷え性のケアという点でも期待できますね。

 

冷え・むくみ・ストレスと多くの女性が感じているであろう不快感の軽減に役立ってくれそうなパセリさん。お肉の付け合せなどで乗せられている葉先が縮れている(丸まっている)パセリは“モスカール種”という種類で、パセリの中でも食感が硬く風味も強いと言われています。口の中にゴワゴワ・パサパサとした食感が広がるのが苦手な方であれば、葉が真っ直ぐな“イタリアンパセリ”を選んでみてください。欧米の方がサラダなどにしてそのまま食べているのはこちらのタイプが多く、食感・風味ともにマイルドで食べやすいと言われています。

 

こんな働きも期待されています

【疲れ目・眼精疲労予防】

パセリに含まれているゼアキサンチンやルテインは抗酸化作用によって目を酸化ダメージから守ってくれる存在としても注目されています。視機能保持サプリなどでも見かけますね。紫外線ダメージを防いで黄斑変性症や白内障などの眼病予防に有効とされているほか、パソコンやスマホ画面から発生するブルーライト(青色光)を吸収することで目の負担を軽減する働きも期待されています。まさに天然のサングラス・内側からのPCグラスと呼べる存在ですね。

 

同じくカロテノイド系色素であるβカロテンも、目の網膜で光を捉える働きのあるロドプシンの原料物質であるビタミンAに変換されることで視機能をサポートしてくれる存在。ビタミンAが不足すると光に対する反応が鈍くなり、暗所でものがよく見えなくなる夜盲症のリスクが高まると言われています。これらカロテノイド系色素を補給することで目の健康維持や疲労軽減に役立つと考えられています。眼精疲労は目の疲れだけではなく肩こりなどの症状も引き起こしますが、パセリには血行を促す成分も含まれているのでこちらも予防・軽減が期待できそうですね。

 

【生活習慣病予防】

冷え・むくみの改善でのご紹介と重なりますが、パセリにはナトリウム排出を促すカリウムが豊富に含まれているため、ナトリウム過多によって起こる高血圧予防や改善にも役立つと考えられています。また抗酸化物質を豊富に含んでいるため、活性酸素と脂質が結合して出来る“過酸化脂質”の生成を抑制し、過酸化脂質が血管に付着することで起こる動脈硬化や血栓の予防にも効果が期待されています。

 

【消化器サポート&口臭対策】

パセリの芳香成分であるアピインには食欲増進作用があると考えられています。またアピイン以外に穏やかに胃を刺激することで食欲増進・消化促進に役立つと考えられるピネンなども含まれているため、パセリの香りを嗅ぐことで消化機能を高める働きが期待されています。ラットを使った実験では胃粘膜の保護・修復作用や胃潰瘍の抑制効果が見られたことも報告されており、消化を助けるだけではなく胃の健康維持にも役立つのではないかという見解もあるそうです。

 

ピネンには腸内の悪玉菌を抑制する働きも期待されていますし、パセリは100gあたり6.8gと食物繊維が豊富な野菜でもあります。食物繊維よりもより細かな部分の老廃物有害物質排出促進(デトックス)が期待される葉緑素も含まれていますので、パセリは便通改善や腸内環境改善にも役立ってくれそうですね。胃腸機能が整うことに加えクロロフィルなど消臭作用を持つとされる成分も含んでいますから、口臭予防にも役立つと考えられています。

 

参照:【和蘭芹】パセリの栄養・効果

 

活用法と注意点

ご紹介した栄養価は生100gあたりのものですので、シチューなどのお料理にちょこっと振りかけたりする場合はさほど栄養補給として役に立つわけではないと言えます。しっかりと成分を補給するのであれば野菜感覚でサラダなどにしたり、ジュース・スムージにして飲んだりと“丸ごと”使う方法が良いと思います。その他にハーブティーとして煮出すなど「お茶」にする方法もありますが、鉄分ほか不溶性の成分はほとんど摂取出来なくなるので要注意。個人的には野菜ジュースにしちゃうのが確実な気がします、トマトと合います(苦笑)

 

パセリは中世に妊娠中絶薬としても利用されていたことがあります。現在は少量の摂取であれば問題ないと考えられていますが、野菜感覚での食用については妊娠中・授乳中などのデリケートな時期は避けるようにしましょう。そうでない方であっても1日200g以内が摂取上限量と言われていますので、食べ過ぎには注意するようにしてください。

 

| 2017年04月29日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |

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