蓬(ヨモギ)はお茶でも入浴剤でも冷え性改善サポート♪

日本のハーブ…というよりは個人的には“おばあちゃんの薬草”という印象が強いヨモギ(笑)。韓国のよもぎ蒸しがしばらく前に話題になり、お家で手軽に下着につけるカイロ?パット?やら、ヨモギを配合したパンティーライナーやら女性用品でも度々見かける存在。

 

お灸とか外側から体を温めるものという印象が強かったりしますが、ヨモギは普通に飲んだり食べたりしても冷え性改善に役立つと考えられています。身土不二(地元の旬の食品や伝統食が身体に良い、の方)を信仰しているわけではありませんが、道端に生えているくらい身近な存在で先祖代々食べてきた食材っていうのも安心感があったりしませんか?

 

ヨモギとは

日本でも古くから民間療法などで使われてきたヨモギ。日本での使用の歴史はおよそ1500年ほど、生薬の研究が盛んだった中国では約3000年前から利用されていたとも言われています。ヨモギの生薬名は“艾葉(ガイヨウ)”と言うそうですが、この名前は“病を止(艾)める葉”に由来しており、古くは万能薬と考えられていたそうです。

 

日本・中国・韓国のほかモンゴルなどでもヨモギは薬草として利用されてきた歴史があり、西洋では「東洋を代表的する薬草の1つ」と言われています。ちなみに私達が認識しているヨモギではありませんが、ヨモギの近縁種はヨーロッパでも古代から利用されていました。ヨモギは学名をArtemisia indica var. maximowiczii(シノニムArtemisia princepsの方がメジャーかも…)と言いますが、このうち属名のArtemisiaはギリシア神話の女神“アルテミス(Artemis)”が語源とされています。何でも古代ギリシアで「アルテミスの聖草」として婦人科系疾患や分娩時などに利用されてきたことに由来しているのだとか。

 

古代だけではなく現在でも、ヨモギは「究極の和製ハーブ」「ハーブの女王」などと称され様々な民間療法に利用されていますし、“飲んで良し・付けて良し・浸かって良し・嗅いで良し・燃やして良し、五拍子揃った薬草”なんて言われ方をします。飲むのは薬草茶として、付けるは傷薬など外用薬的な感覚での利用、浸かるは入浴剤として、嗅ぐは香りにも効果があるという事なのだとか。燃やすというのはちょっと意外な感じですが、これは葉の裏側の綿毛がお灸に使う“もぐさ(艾)”の原料になるためです。

野草茶(薬草茶)やモグサというと若い方には馴染みのない存在ですが、食材として“草餅(蓬餅)”やよもぎ団子などを食べたことがある方は多いのではないでしょうか? ヨモギの匂い・味というとピンとこなくても、草餅の風味というとイメージできる方も多いかもしれません。三色団子の緑色のやつですねw

 

和菓子以外にもほろ苦さがあるヨモギの天ぷらは春を知らせる存在として愛されていますし、地域によっては“ヨモギご飯”を炊いたり麺に混ぜ込んだりして使うところもあるようです。薬草とか山菜・野草という印象がありますが、栄養価的に見ると緑黄色野菜に分類されるそう。ビタミンやミネラルなども豊富に含まれていますし、ハーブ・スパイス類と同様に“嗅いで良し”と言われる精油成分の働きなども期待される、健康食材でもあります。

 

ヨモギと冷え性改善について

精神安定からデトックス・冷え性改善・風邪予防・月経トラブル緩和など幅広い健康メリットが期待されるヨモギ。外用では体を温める入浴剤をはじめアトピーケア・ニキビケア・アンチエイジングなどにも役立つとして化粧品原料としても利用されており、まさに現在でも万能薬感覚。
 

…ですが内側からの働きかけとしては直接的・間接的の差はあれど“体を温める”働きに優れていることが、様々な効果が期待される要因ともなっています。ヨモギは体を温める働きに優れていると言われているのはいくつかの働きが複合しての結果と考えられますので、冷え性改善に関わりそうな、ヨモギに期待されている働きをご紹介します^^

 

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ヨモギには天然色素成分の「クロロフィル(葉緑素)」が豊富に含まれています。クロロフィルは様々な健康効果が期待されている成分ですが、この構成成分の一つである有機ゲルマニウムは酸素や血液の循環をサポートする働きが報告されています。このため全身への酸素・血液供給を高めることで貧血の予防と改善効果があると考えられています。

 

またクロロフィルは赤血球中のヘモグロビンと非常によく似た構造をしているという特徴もあります。クロロフィルは中心元素が鉄分ではなくマグネシウムで構成されていますが、体内でマグネシウムが外れることで血液と結合し造血作用を持つのではないかという説もあります。

ヨモギにはクロロフイル以外にも、鉄分や葉酸など造血に関わる栄養素も含んでいます。ビタミンやミネラルの補給+クロロフィルの働きで貧血改善効果が期待できるでしょう。冷え性の改善というと血行不良もしくは代謝が取り上げられることが多いですが、熱を運ぶ媒体でもある血液自体の量・質も大切なポイントと言えますね。

 

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ヨモギと言えば、少し青臭いような独特の草の香りも特徴的です。人によっては苦手という方もいますが、この香りの成分(精油成分)にはシネオールやピネンなど神経・精神状態を整えるとされる成分が含まれています。これら精油成分の働きにからヨモギの香りを嗅ぐことでリラックスやリフレッシュ効果が期待できるようです。

 

加えて栄養成分的にも脳の中枢神経を正常に保つビタミンB1・神経伝達物質の合成に関わるビタミンB6などのビタミン類や、神経系に関わるカルシウム・マグネシウムなどのミネラルも含まれています。香りによる働きかけと神経伝達を正常に保つために必要な栄養素の補充により精神状態の安定、神経が過剰に張り詰めているのを緩和することで自律神経のバランスを整える働きも期待できるでしょう。自律神経は体温や血流量を調節していますから、こちらからも冷え性の改善に繋がると考えられます。

 

7賣正常化・血行促進

上の方で“緑黄色野菜にも含まれる”とご紹介した通り、ヨモギにはβ-カロテンが豊富に含まれています。その他にもビタミンCやビタミンE、タンニンやフラボノイドなどのポリフェノールと、抗酸化物質を豊富に含んでいます。抗酸化物質は活性酸素が脂質と結合して出来る“過酸化脂質”の生成を抑制することで、過酸化脂質によって血管が狭く硬くなる・血液がドロドロになるなどして血流が滞るのを防いでくれると考えられています。

 

抗酸化物質たちの働きで血液や血管の状態を正常に保つ働きが期待できますし、ビタミンEは抗酸化だけではなく毛細血管拡張作用によって末端部への血流を促進する働きも認められています。精油成分のシネオールなどにも血行促進作用が期待されています。貧血改善・ストレス緩和(自律神経の正常化)と合わせて、冷え性改善を多方面からサポートしてくれるでしょう。

 

女性の不調にもヨモギ

ヨモギは月経不順や生理痛を始め、不妊改善など様々な女性のお悩みサポートとしても取り入れてられています。理由はいくつか考えられますが、第一に血液循環を整える働きがあるためと言っても過言ではないかと思います。というのも子宮周りの血行不良・冷えは子宮の機能を低下させてしまいますし、冷え性で基礎体温が低いこともホルモンバランスや子宮機能低下の原因となります。

ヨモギは貧血改善や血液循環改善効果が期待できますから、こうした冷えによる子宮機能低下を軽減してくれると考えられています。生理痛も冷えによって重くなりますから、軽減に役立ってくれるでしょう。

 

また香り成分は神経系を落ち着けてバランスを取ってくれる働きがあるため、自律神経を整えることで同じく視床下部でコントロールされている女性ホルモンの分泌バランスを整えることにも繋がると考えられています。神経系の興奮を鎮めてくれるため、生理前〜生理中のイライラなど精神的な不快感の軽減にも効果が期待できるでしょう。

その他に精油成分には女性ホルモン(エストロゲン)作用を持つ成分が含まれているという説もあります。植物性エストロゲンはホルモンバランスを整える働きが期待されていますから、相乗して更年期障害やPMS(月経前症候群)などの軽減にも役立ってくれそうですね。

 

美容面でもヨモギは役立つ?!

【アンチエイジングに】

ビタミンやポリフェノールなど抗酸化作用をもつ成分を豊富に含んでいるヨモギは、酸化によって起こる老化減少や生活習慣病の予防にも効果が期待されています。加えてヨモギ抽出物には抗糖化作用があるという報告もなされています。

糖化というのは体内のタンパク質と糖が結合し、タンパク質が変性・劣化することでAGEs(糖化最終生成物)と呼ばれる物質を生成する現象減を指します。よりシンブルに“体の焦げ付き”とも言われますね。AGEsになるということはタンパク質が本来の働きを失うということであり、骨粗鬆症や糖尿病ほか生活習慣病の発症リスクを高める存在と考えられています。またAGEsは一度出来てしまうと分解されにくいという性質もあるため、質の悪い老化物質とされています。

 

このため近年は体のサビつき=酸化だけではなく、体のコゲつき=糖化を防ぐことも体内・外見のアンチエイジング(老化予防)のために重要であると考えられています。ヨモギは抗酸化物質が豊富なだけではなく抗糖化作用も報告されていますから、高いエイジングケア効果が期待できるハーブとして期待されています。

 

【便秘改善・デトックスに】

ヨモギには高いデトックス効果が期待されているクロロフィルも含まれています。クロロフィルは分子構造が食物繊維の1/5000と非常に小さいという特徴があり、食物繊維では掻き出せない腸の絨毛の隙間など細かい部分の老廃物排出に有効とされています。またクロロフィルはダイオキシン・鉛・カドミニウムなどの有害物質を吸着し、一緒に排出されるという性質もあるので、まさにデトックスにうってつけの存在と考えられています。

 

加工品はさておき、ヨモギそのものは100gあたりの数値で見るとホウレンソウの約2倍と食物繊維を多く含む食材です。食物繊維はより大きい腸の老廃物を絡め取って排出させてくれたり、便の量を増やして腸を刺激することで蠕動運動を促す働きもあります。クロロフィルと食物繊維が相乗することで便秘改善や、腸を綺麗にすることで腸内環境の改善に役立つと考えられます。ヨモギは血行促進や自律神経調整効果も期待されていますから、そちらからも胃腸機能の活性化が期待できるでしょう。

 

【肌荒れ対策・美肌保持に】

ヨモギの持つ抗酸化作用は紫外線などによって生じる活性酸素から肌を守り、シミ・シワ・たるみなどの肌老化予防としても効果が期待されています。AGEs(糖化最終生成物)も肌の黄色っぽいくすみ・たるみ・角質化などの原因となりますから、抗糖化もまた肌のアンチエイジングに役立つと考えられます。

 

そのほかβ-カロテンは体内でビタミンAへと変換されることで皮膚や粘膜の補強に利用され、乾燥肌や肌荒れ予防に有効とされています。便通改善やデトックス効果もニキビや肌荒れの改善に繋がりますし、貧血改善や血行促進からクマやくすみの改善・肌の新陳代謝(ターンオーバー)を整えるなどの働きも期待できます。抗酸化・抗糖化作用と合わせて美白効果も期待できそうですね。

参照:蓬(ヨモギ)|ハーブ・期待できる効果効能紹介

 

ちなみにお茶として浸出したものを飲む場合は不溶性食物繊維やカロテンなど脂溶性の栄養価はあまり期待できません。パウダータイプのものを水に溶いて利用したり、お茶を煮出した後の“出がらし”をフリカケにする・揚げ物の衣にするなど活用したほうが栄養価は余すところなく吸収できるかと^^;

少量ならばさほど問題はないと言われていますが、念のため妊娠中・授乳中の方は飲用・食用を控えることをオススメします。ヨモギはキク科植物なので、キク科アレルギーの方は避けましょう

 

| 2017年03月04日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |

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