スーパーフルーツ、クコの実(ゴジベリー)はお茶にすると摂りやすい

突然ですが、クコの実もしくはゴジベリーなるものをご存知でしょうか。少し前から健康食品系のサイトなんかで結構取り上げられていて、個人的には昨年話題になった某王手サイトに、昔別のところで書いた記事を大量にパクられた(あのサイト参照リンクとか貼ってくれないのよね…)苦い思い出もあったりますが。
簡単に分かりやすく言うと、杏仁豆腐の上に乗っている赤い小さい実・サムゲタンとか薬膳スープに浮いているあの赤い味のしない物体=クコの実(英語でゴジベリー)です。苦い繋がりでいうと、数年前に海外サイトで見て近所で買って食べたんですが…ドライフルール感覚で食べたものだから硬いわ苦いわで「不味っっ」と思った記憶があります^^;

でも古くから漢方・薬膳なんかで使われてきた存在なだけに体には良いし、美容面でも嬉しい働きが期待出来るようなのでこちらのブログで改めてまとめてみたいと思います。

 

スーパーフルーツ、クコの実(ゴジベリー)

クコの実は東アジア原産、ナス科クコ属に分類される木になる果実です。クコの実は枸杞子(クコシ)という名前で生薬としても利用されていますし、あまり馴染みはないですが根皮は地骨皮(ジコッピ)葉は枸杞葉(クコヨウ)という名前で生薬としても利用されています。ちなみに地域によっては若葉も野菜感覚で食べられているそう。

 

漢方(中国伝統医学)においては紀元前、今から4000〜3000年前から薬用として利用されてきたと考えられている歴史ある存在です。中国最古の薬学書と言われる『神農本草書』では毎日食べ続けても副作用がなく、不老長寿をサポートしてくれる“上品(上薬)”に分類されており、古代から不老不死の名薬になる植物の1つとして非常に大切にされていたと伝えられています。クコの実は「不死の実」、クコの葉などで作られたお茶は「延命茶」とも呼ばれていたそうですよ。

美容にも効果がある食材として知られており、世界三大美女の一人“楊貴妃”も毎日欠かさずクコの実を食べていたという伝説もあるそう。また外用でも肌を潤わせる・血色を良くするなどの働きもあると考えられており、クコの実を原料に使った軟膏(現代で言う保湿クリーム)などもあったと言われています。

 

現代になって資生堂さんがクコの実に日焼けによる紫外線ダメージを軽減する働きがあると発表したこと、様々な栄養素を含む「スーパーフルーツ」の一つとして海外のハリウドスターやセレブが食事に取り入れられていると報じられたことなどから日本でも取り入れている方が増えています。最も注目されているのはたおそらくアンチエイジングとダイエット効果かなと思いますが、その他にも様々な健康メリットがある果物ですよ。冷え性の改善にも効果が期待されていますよ。

 

クコの実と枸杞茶/ゴジベリーティー

クコの実の成分やら冷え性改善にどの辺が役立つのかをご紹介する前に、食べ方についてちょっと言わせてください。おそらくビタミンCなどの関係から生で食べましょうとか言われることもありますが、フルーツとしてはそこまで広く流通していないので(特に地方の方は)入手が難しいと思います。

 

また手に入ったとしてもドライフルーツになっているものよりもクセが強いので、そのまま食べると好き嫌いが結構分かれます。甘味はほとんどなく、かと言ってすごく酸っぱいわけでもなく…なんというか、個人的には微妙としか言えない味。美味しくはないです(苦笑)欧米では生クコの実を使ってスムージーにしたり、アサイーボウルのクコの実版(ゴジベリーボウル?)みたいな感じで食べたりしているようなのですので、生のクコの実が入手出来た場合は他の果物と組み合わせて食べると良いと思われます。

 

ただし北国引きこもり中の自分なんかは手軽に入手できるものでは無いので、簡単にあまり味を気にせず摂取しようと思うと“お茶”にしちゃうのが無難かなと思っています。水に溶け出さない成分(脂溶性ビタミン・ミネラルなど)はほとんど摂取できないのですが、紅茶などとブレンドしてお茶を入れる→ちょっとふやけた乾燥クコの実をハチミツなどと一緒にヨーグルトなどに入れるとドライフルーツそのままより食べやすいですし、栄養もしっかり摂れるのではないかと思います。

 

美めぐり習慣

紅茶じゃなく番茶とかにするとお米・お粥などにも入れやすいかもしれません。クセはあるもののドライフルーツの場合は味の主張はさほど無いので、何茶でも合わせやすいのではないかと思います。販売されている“枸杞茶”は葉や茎などクコ全体を使っているものもあるので、後々食べることも考えるとドライフルーツとして販売されているものを買ったほうが良いと思います。

 

味の微妙さと言い、見た目と言い、私的にはローズヒップの仲間という印象です。クコの実を白湯に入れる方法もあるようですので、味が大丈夫という方はそのまま食べる・白湯に入れるなどよりシンプルな使い方でも勿論大丈夫ですよ^^;

 

クコの実の栄養・期待される効果

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クコの実はポリフェノールやビタミンC、βカロチンなどの抗酸化物質を豊富に含むアンチエイジングフルーツと言われています。ドライフルーツもしくはお茶にした場合などのビタミンC含有量は定かではありませんが、ポリフェノール類、特にルチンやヘスペリジンなど“ビタミンP”と呼ばれる血流関係の健康維持に役立つフラボノイド類が含まれています。

 

ビタミンPは毛細血管の強化・血圧上昇抑制・中性脂肪や悪玉コレステロール低減に役立つと考えられています。また植物ステロールの一種で同じくコレステロール低減効果が報告されている「β-シトステロール」や、抗酸化作用のあるグルタチオンの産生をサポートする「ベタイン」というアミノ酸も含まれています。これらの成分が相乗して働くことで体の細胞を酸化ダメージから守り若々しく保つ・スムーズな血液循環を保持して高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きが期待されています。

疲労回復・冷え性改善

ルチンやヘスペリジンなど、通称ビタミンPは巡りを支えてくれるポリフェノール(ビタミン様物質)です。血管、特に末端の毛細血管を健やかに保つことで隅々まで血液が行き渡るようにサポートしてくれる働きが認められていますし、血液をサラサラに保つことで血液循環そのものをサポートする働きもあると考えられています。

 

クコの実には糖質の代謝をサポートするビタミンB1・脂質の代謝を促すビタミンB2など代謝に関わるビタミンB群も含まれていますから、エネルギー代謝を高めることで体内での熱生成量をアップさせる働きも期待できます。血行改善と合わせて冷え性の改善に役立つと考えられますし、代謝を高めることで疲労物質の代謝を促す=疲労回復にも有効とされています。ビタミンB群以外にもビタミン・ミネラルなどを幅広く含んでいますから栄養補給にも役立ってくれそうです。薬膳などで滋養強壮食材として使われるのも納得ですね。

 

ただしカリウムを多く含むため食べ過ぎ・飲み過ぎは逆に体を冷やす可能性も指摘されています。楊貴妃は1日3粒ずつ食べていたらしいですし、大量に食べず毎日少しずつ摂取するようにしてください。

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クコの実もしくはクコ茶をダイエット関係の記事で目にした、という方もいらっしゃるのではないかと思います。ダイエットや肥満予防にクコの実が役立つと言われているのは、コレステロールの排出を促すβ-シトステロール肝臓への脂肪蓄積を防ぐ・脂肪排出を促す働きを持つ「ベタイン」が含まれているため、脂肪蓄積予防に役立つと考えられるのが第一かと思います。

 

加えて代謝をサポートするビタミンB群や、代謝・筋肉量アップに役立つとされるアルギニン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸も含まれていますから、付いてしまった脂肪の燃焼効果も期待されています。血行が良くなることでも基礎代謝アップが期待できますから、飲むだけで痩せるかはさておき、肥満予防やダイエットの成果を出やすくするためのサポート食材としては効果が期待できるかと思います。

 

またベタインは肝臓で解毒作用・抗酸化作用のあるグルタチオンの産生を促進する働きも報告されていますから、肝臓のサポートや病気予防、デトックス力の向上などにも効果が期待されています。肥満予防だけではなく、脂肪肝や肝臓の疲労が気になる方にも良いでしょう。

と肌維持・美白

抗酸化物質を豊富に含むクコの実はお肌など外見のアンチエイジングにも高い効果が期待されています。活性酸素によるダメージ(酸化)を抑制することでもシミやシワなどの肌老化予防に役立つと考えられますし、ルチンなど血液循環をサポートするビタミンP類も含まれていますので相乗して肌代謝アップにも役立ってくれるでしょう。顔色が悪い方やくすみが気になる方、クマができやすい方などにも役立ってくれそうでうね。

 

またクコの実にはコラーゲンを分解する“コラゲナーゼ”の活性を阻害する作用があるという報告もなされています。抗酸化作用や血行促進などと合わせて肌のハリを保持してくれると考えられますし、β-カロテン(ビタミンA)も肌の状態を正常に保つようサポートすることで乾燥肌やニキビなどの肌トラブル予防に良いと言われています。老化防止やハリアップはそうそうに実感できるものでもないですが、クコの実を摂り入れている方の中には乾燥肌の改善・くすみが軽減されたと感じている方もいらっしゃるようです。

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クコの実にはカロテノイド系色素の一つである「ゼアキサンチンが含まれています。ゼアキサンチンは目の黄斑部に存在し、抗酸化作用によって目を活性酸素から守っている存在です。ゼアキサンチンの摂取は目のダメージ軽減・黄斑変性症や白内障などの眼病予防に役立つと考えられています。また同じくカロテノイド系色素であるβ-カロテン(から合成されるビタミンA)も目の網膜で光を捉える役割を持つ“ロドプシン”原料となり、不足すると光に対する反応が鈍くなり、暗所でものがよく見えなくなる夜盲症のリスクが高まると言われています。

 

ロドプシン再合成を促すアントシアニンを意識的に獲っている方は多いですが、β-カロテン(ビタミンA)やゼアキサンチンなどのカロテノイド類も目の健康のために意識的に摂りたい栄養素と言えますね。加えてクコの実には視神経の働きを高めたり、眼精疲労軽減・ピント調節機能の保持などに関わるとされるビタミンB群も含まれてます。ビタミンAは涙の量を保つことでドライアイ予防に良いとも言われていますから、目の疲れや視力低下が気になる方にもクコの実は役立ってくれそうです。

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クコの実に含まれている「βシトステロール」という植物性ステロールは女性ホルモンに似た作用を持つと考えられており、更年期障害やPMS(月経前症候群)軽減に有効であるという報告もなされているそうです。またアミノ酸の一種であるベタインも月経促進作用があるという説があり、合わせて月経不順・無月経症などの改善にも効果が期待されています。クコの実は血液循環の改善にも役立ちますから、血行不良による生理時の腹痛・腰痛軽減にも役立ってくれるかもしれません。

 

ただしホルモン様作用・月経促進作用があると考えられるため、妊娠中や授乳中の方は摂取できません。また女性ホルモンへの働きかけについてはハッキリしていないところも多いようなので、妊娠中・授乳中以外であっても体調を気にしつつ取り入れるようにしてみてください。

参照:クコ茶/ゴジベリーティー|ハーブ・期待できる効果効能紹介 

 

スーパーフルーツと取り上げられていますが、ダイエットサポートや美肌・美白も、冷え性緩和も、クコの実じゃないと駄目ってことはありません。自分の体(と味覚)に合うかどうかを第一に考えて飲み物や食べ物は選ぶことをオススメします^^

クコの実茶は妊娠中・授乳中の摂取NGのほか、食物アレルギーを持っている方も摂取は避けたほうが良いとされています。また血圧降下作用があるので低血圧の方は体調と相談しながら少量ずつ食べるようにしましょう。どちらにせよ1日20粒程度以内くらいが適正量とされていますから、食べ過ぎはNG。むかつきやお腹が痛くなるなど体調に変化があった場合は摂取を控えるようにしてください。

 

| 2017年01月14日 | ホットドリンク | trackbacks(0) |

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