春菊は冷え・乾燥肌・風邪予防と、これからの時期に嬉しい存在

お鍋の定番食材の一つではあるものの、苦味と独特のクセから好き・嫌いがクッキリと分かれる春菊。個人的には大好きなのでお鍋のアクセント的に居ないと物足りない存在ではありますが、私の周りは春菊NG派が結構多かったります。あのちょっと癖がある感じが美味しいだけではなく、春菊は栄養面的にも鍋シーズンに嬉しい存在なのだと力説したい…ので力説してみようと思いますw

 

春菊についてザックリ紹介

春菊、西の方では菊菜とも呼ぶようですが共通して“菊”が付いていますし、葉っぱのギザギザ感も…まぁ菊っぽいですよね(笑)見た目と名前通り春菊はキク科シュンギク属という分類になりますが、菊紋やら園芸用やらで馴染みのある“菊”はキク科キク属なのでものすごく近い種類というわけでも無いそう。名前の由来は春に花を咲かせることと、葉の形が菊に似ていたためと言われています。

 

日本の鍋料理や韓国のチゲ鍋などの印象がある春菊。そのイメージ通り食用とするのは東アジア圏のみと言われていますが、原産地は地中海沿岸とされておりヨーロッパでも観賞用としては存在しているそうです。日本では春菊というと葉のイメージが強いですが黄色のマーガレットの様な可愛らしい花をつけます。一般的にイメージする菊の花のように花弁が多く長くはなく、ゴージャスというよりは可憐な印象があるかも。

 

春菊というと普通の葉菜というよりは香味野菜的な印象で、あまり栄養価を意識したことは無かったんですが、栄養面から見て実はかなり優秀な食材と言えます。特出して多いのはβ-カロテンで、100gあたりの含有量は4500μg(茹でであれば5300μg)とカボチャやホウレンソウを上回るほど。緑黄色野菜の中でもトップクラスに入る存在ですし、同グラムで比較した場合はトマトやグリーンピースの8倍以上のβ-カロテン含有量になります。

 

そのほかビタミン類・ミネラル類・食物繊維を幅広く含んでおり、一つ加えるだけでかなり不足しがちな栄養素をカバーしてくれそうな存在とも言えます。栄養価は結構高いのですがカロリーは生100gあたり22kcalと低いので、すっごく嫌いというわけでなければお鍋以外にもレシピに取り入れたいところですね。最近お高いですけどkyu

 

香りにも効果が期待されている

春菊の香りにはα−ピネンリモネンなど数十種類の芳香成分が含まれています。人によってはあの香りはちょっと…という方もいるかもしれませんが、香り成分の働きとして副交感神経を刺激・活発化することでリラックス効果自律神経のバランスを整える働きがあると考えられています。そのためストレス緩和や神経疲労回復などのサポートとしても効果が期待されています。アロマテラピーではα−ピネンは強壮作用もあるとされていますから、ぐったり参ってしまった時にも役立ってくれそうですね^^

 

酒粕しょうが粒

またリモネンやα−ピネンは血行促進作用があるとされている精油成分でもあります。リラックスすることからも血行促進に繋がりますから、血行不良の改善による冷え性や肩こりの緩和・寝付きやすくなるなどの効果も期待できるでしょう。

そのほかに春菊に不生まれているリモネンやペリルアルデヒドなどの芳香成分は唾液や胃液の分泌を促すことで消化をサポートする働きもあるとされています。自律神経のバランが整うことや血流がしっかりと行き届くようになることも胃腸活動の促進に役立ってくれますから、相乗して胃もたれや消化不良などの予防もしくは軽減効果も期待できます。

 

貧血・冷え性や風邪予防に役立つ

春菊の香りには自律神経を整えたり血行を促してくれる働きが期待できますが、香りだけではなく栄養成分としても春菊には冷え性の改善に役立つものが多く含まれています。

 

まず鉄分葉酸が比較的多く含まれていますので貧血改善に役立つのが第一。加えて葉緑素(クロロフィル)も酸素や血液の循環を助ける働きがあるとされていますから、鉄分などと相乗して貧血状態の予防や改善に役立ってくれます。また春菊に非常に多く含まれているβ-カロテンは抗酸化物質ですし、ほかにもビタミンE、ビタミンC(※料理法によって減少する)という抗酸化ビタミンを含んでいます。このビタミン類の相乗効果で活性酸素によって引き起こされるドロドロ血液の予防改善に役立つと考えられてます。

 

加えてビタミンEには末梢血管を拡張して血液を末端まで行き渡らせる働きがあります。リモネンやα−ピネンにも血行促進作用があると言われていますから、合わせて血液循環をサポートする効果も期待できるでしょう。このことから春菊は貧血改善、血液・血管状態の改善、血液循環の促進と3つの点から血行不良の改善をサポートしてくれると考えられます。血液循環が良くなれば冷え性の改善にも役立ってくれますし、疲労感の停滞や肩こり・腰痛などの改善にも効果が期待できますね。

 

ただしこれは体質改善的な話になってくるので食べてすぐに効果があるという可能性は低いです。今この寒さ(冷え)が辛いの、という場合はより直接的に体を温める働きがある唐辛子を使ったキムチ鍋や、生姜を加えたりすると“ポカポカ感”も感じつつ栄養補給をすることが出来ます。様々な品目をまとめて、大した手間もかけずに美味しく食べられるって意味でも鍋って良いですよね(笑)

 

また春菊は漢方などで「食べるかぜ薬」と呼ばれているそう。

成分的に見てもβ-カロテンは体内で必要分ビタミンAに変換され呼吸器を始めとする皮膚・粘膜の保護に役立つことが認められており、粘膜系を補強することでウィルスの侵入を防ぎ風邪・インフルエンザの予防に役立つとされています。間接的な働きになりますが抗酸化ビタミン類は活性酸素を抑制することで酸化による免疫力低下を抑制してくれますし、貧血改善や血行促進は体を温めて免疫力を高めることに繋がります。

 

そのほかに春菊の芳香成分には去痰(痰を切る・取り除く)作用や鎮咳作用があるという説もあり、喉の不調に対しより直接的な改善効果も期待されています。β-カロテンは粘膜系をサポートしてくれますから合わせて喉のイガイガ感などの緩和に役立ってくれるかもしれません。ちなみに中医学的な考え方では春菊は解熱、抵抗力・回復力増進に役立つとされているそうです。

寒い時期は冷えも嫌ですが風邪やインフルエンザの流行が気になる時期でもありますから、心強い存在と言えそうですね。

 

美容面でも春菊が役立つかも…

(愴襪笋爐みの改善に

春菊にむくみ改善とか便秘解消というイメージは…たぶんあまり無いと思います←私はありませんでした。しかし成分表の数値で見てみるとカリウム含有量は100gあたり460mgとカボチャやセロリを抜いてしまうほど多いのです。茹でた場合は100g270mgくらいとかなり減少してしまいますが、それでも同グラムのキュウリやトマトより多いので補給源としては役立ってくれると考えられます。

 

食物繊維量も100gあたり3.2gと野菜類の中では多い方に入りますし、春菊には食物繊維よりも分子構造が極めて小さく腸の絨毛の間までキレイにしてくれると言われている葉緑素(クロロフィル)含まれています。食物繊維が大きい所、葉緑素が小さい所の汚れをかき出してくれますから便通改善だけではなくデトックス効果も期待できるかもしれません。香り成分のリモネンも腸の蠕動運動促進作用が期待されている成分ですし、芳香成分の働きで自律神経を整える効果も期待できるので、相乗しての便通改善にはたらきかけてくれると考えられます。

 

美肌・乾燥肌対策にも

β-カロテンから変換されるビタミンAは皮膚・粘膜の保護に利用されます。そのため不足なく補うことで皮膚粘膜の形成・保持を正常に保ち、乾燥肌の予防や角質化・肌荒れなどの予防に役立つと考えられています。葉緑素は殺菌作用があると言われていますし、際立って多いというわけではありませんが春菊には脂質代謝のサポートや過酸化脂質の分解などに働くビタミンB2も含まれています。春菊を食べるだけでOKという訳ではありませんが、β-カロテンと相乗してニキビ・乾燥ニキビなどの予防にも役立ってくれそうです。

 

またβ-カロテンはそれ自体が抗酸化物質でもありますし、春菊には合わせて摂取することで相乗効果を発揮すると言われているビタミンE、ビタミンC含まれています。この抗酸化ビタミンの相乗効果から活性酸素を抑制し酸化ダメージ=老化を防ぐアンチエイジング効果も期待できます。葉緑素(クロロフィル)もビタミンCと相乗して美肌・美白効果をもたらすとも言われていますが、ヘタヘタになるまで春菊を茹でてしまうとビタミンCはほとんど流出してしまうので注意した方が良さそうです。

参照:【春菊/菊菜】シュンギクの栄養・効果

 

春菊の苦味がだめ…という方ほと加熱しすぎる傾向にあるかと思いますが、実は春菊って加熱しすぎると余計苦味が出る性質なのだそうです。しかも茎にはほとんど苦味がなく、苦味が強いのは葉の部分。そのため苦味が嫌だな〜って方は葉と茎を分離しておいて先に茎を加熱→頃合いを見て葉をさっと湯がく程度加熱、という順番で入れると食べやすくなると言われています。

元々ビタミンC含有はさほと多くないうえに茹ですぎると流出してしまいますし、カリウムの量も減ってしまうので、風味的にも栄養価的にもヘタヘタになるまで茹でないで食べてあげてねと言いたい。私は苦くても全然食べますけどね(´・ω・`)

 

| 2016年12月10日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |

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