冬に嬉しい“日本酒入浴”は温め・保湿・美白と三拍子揃い

手先の冷えが本格化してきた冬場になるとちょっと恋しくなりるのが日本酒風呂。ギンギンに体が冷えていると体が温まるより早くお湯が冷めるんですが(私だけ?)、個人的な体感では日本酒風呂だと湯船に入ってから体が温かくなるまでの時間が塩やにがりよりも短いような気がします。ちなみに市販されているメジャーな発泡入浴剤とかはお湯だけよりも温まっているのか分からない人ですw

特に酒好きというわけでもないので気温の高い夏はあまりやりたく無い反面、冷えが悪化してくると日本酒の出番ですねと心のなかで呟いたり。家でお酒飲まないので、ひたすら入浴材用に安い日本酒をちら見している最近です(笑)

 

日本酒風呂=美容入浴方法?

日本酒風呂といえば「藤原紀香さんや長澤まさみさんの美肌(美貌?)の秘訣」という冠言葉付きで紹介されることも多いので、美肌効果がある入浴法という印象が強い方が多いのではないかと思います。

日本酒の美肌効果は古くから知られていたそうで、古くは舞妓さんが余った日本酒を化粧水代わりに使っていた・化粧水代わりに付けてシミが対策にしていたという話もあります。現代でも「日本酒を作る職人(杜氏)さんの手は綺麗」という話もよく耳にしますね。また手作り化粧水のレシピで精製水の代わりに日本酒を使ったものも多くありますし、お酒メーカーさんが出した化粧品も結構人気なのだとか。

日本酒風呂が美肌作りに役立つとされているのはいくつかの成分・働きが考えられます。大きく2つに分けてご紹介します。

 

【保湿効果】

日本酒に含まれているオリザブラン(米ぬかエキス)・αGG(アルファ・グリコシル・グリセロール)などは保湿成分として化粧品などにも利用されている存在です。またアミノ酸も水と結合する性質が強いため肌表面の水分を保持することで潤いを保ってくれる働きがあります。このため日本酒を入れたお風呂に入ると湯上がりの肌がプルプル・モチモチに感じたり、しっとり感が長続きするそうです。

さら湯に入った後すぐに保湿しないと乾燥が…という方も居ますが、日本酒風呂は湯上がりもコーディングされたような状態になっているので乾燥肌ケアに最適なのだとか。シャワーなどで淡い流してしまうと保湿効果も半減するので、乾燥肌の方はそのまま上がったほうが良いでしょう。ちなみに日本酒のアミノ酸含有量は赤ワインの約10倍とも言われていますから、乾燥肌が気になる方は赤ワイン風呂より日本酒風呂がオススメです。

 

【美白・ハリ向上】

日本酒にポリフェノールが含まれているというイメージがない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフェルラ酸」という強い抗酸化作用が期待されるポリフェノールも含まれています。また保湿効果がある成分として紹介したαGG(アルファ・グリコシル・グリセロール)はヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す作用があるという報告もなされています。フェルラ酸とαGGが相乗して働くことで紫外線・ストレスなどによる活性酸素発生を抑制し、肌の酸化=シミ・シワ・たるみなどの老化現象を予防してくれると考えられます。

加えて日本酒のコウジ酸にはメラニン色素の生成を抑制する働きが報告されているほか、黄ぐすみなどを改善して透明感をアップさせる効果があると考えられています。フェルラ酸の抗酸化作用と合わせてシミ対策に高い効果が期待されていますから、昔の人がシミ消しに日本酒を塗っていたというのも効果を実感した方がいらっしゃったのかもしれませんね。
現時点でさほど肌老化(酸化)が気になっていない方でもコウジ酸による肌の透明感アップや、αGGによる肌のプルプル感やしっとり感アップなど美肌効果が期待できます。またフェルラ酸の抗酸化作用は過酸化脂質生成抑制にも役立ちますから、ニキビ対策にも役立ってくれそうです。

保湿効果によって肌の乾燥がなくなることでも肌のバリア機能が向上し、紫外線などのダメージ軽減・滑らかさやハリの回復などに繋がります。しかし日本酒にはそれだけではなく、より直接的に美白やアンチエイジング効果が期待されている成分も含まれていますから相乗効果が期待できると言えるでしょう。

 

冷え性改善やデトックス効果も期待

日本酒風呂が体を温める働きがある・冷え性の改善に良いとされているのも同様に大きく2つの理由に分かれます。

めぐりの十一源

【保湿効果で保温する】

日本酒は高い保湿作用が期待でき、乾燥肌に良いと言われている存在。保湿効果が高いお風呂は乾燥対策だけではなく、保温効果アップにも役立ちます。というのも乾燥は肌の水分星力が弱く表面の水分が空気中に蒸発してしまうことで起こりますが、この際に熱も同時に持っていってしまいます。濡らしたところを仰ぐと冷たいのがコレですね。お風呂上がりにあっという間に体が冷えてしまうというのは、肌の乾燥がひどいことも原因として考えられるそう。

そのため日本酒のお風呂に入ると、オリザブラン・アミノ酸・αGGなどが肌を保湿してくれることで熱を逃さずにしっかりと保温効果を高めてくれる働きが期待できます。湯が消しやすい方や、気を付けていても浴室と脱衣場の気温差が出来やすい方などに良さそうですね。日本酒風呂に入るとポカポカ感が持続するため、寝付きが良くなると感じる方も多いのだとか。

 

【血行を流して温める】

熱を逃がさないだけでなく、日本酒風呂は血行促進にも高い効果があるとされています。こちらはアルコール類が皮膚の外側から作用することで末梢血管の拡張を促し、手先や足先までしっかりと血液が巡るようにしてくれるため。また日本酒は他のアルコール類よりも血管拡張作用を持つアセトアルデヒド・血管収縮妨害作用のあるアデノシンという成分量が多いため血流を促す働きが強いとも言われています。

そのほか自分としてはあまり信じてませんが(すみません)、お湯にしたことで失われた水の気を“酒の気”が補ってくれることで、体内の気の流れが良くなるという説もあるようです。

 

【デトックスで体質改善】

保温効果と血行促進効果でしっかりと体を温める働きが期待できる日本酒風呂。入浴そのものの効果と日本酒の働きが相乗することでむくみや便秘の改善にも役立つと言われていますし、血液循環を高めることで内臓機能が活発化しデトックス力(有毒物質の無毒化・老廃物を排出させる力)の向上にも効果が期待できます。

血液がきちんと行き届き内蔵や筋肉がしっかり働くこと、体内の毒素・老廃物が減少することから基礎代謝アップも期待できます。代謝がアップすれば熱生成量が増える=体が温まりやすくなりますから、一時的な冷え対策というだけではなく体質自体の改善に繋がり、冷え性の根本改善にも役立つと考えられているそう。同じ理由からダイエットなどにも役立つと言われています。

 

【飲用でも体を温める】

体質にもよりますが、大体のお酒は飲むと体が暖かくなりますよね。ただしこれはアルコールの作用で一時的に体が温められるだけで、最終的には体を冷やすことになるのだとか。体を温める酒・体を冷やす酒の区分は多少バラつきが見られますが、大雑把には米が原料の酒=体を温める麦が原料の酒=体を冷やすという見解が主流なようです。ブドウが原料のワインについてはどちらも冷やす・どちらも温める・白ワインは体を冷やすけど赤ワインは体を温めるなどバラバラ。体を温めるお酒としてどの分類でも共通しているのは“日本酒”と“紹興酒”の2つだけ。水やお茶などでもそうですが、温かい状態で飲んだほうが体を冷やさないので「熱燗」に出来る日本酒はまさに冷え性の見方と言える存在かもしれません。

ちなみに日本酒のコウジ酸・フェルラ酸などによる抗酸化作用や美白効果は、普通にお酒として飲んでも効果が期待できます。アミノ酸も外側からであれば保湿成分ですが、経口摂取することでコラーゲンなどの原料として美肌作りに貢献してくれると考えられます。飲み会などで熱燗を飲んでいるのはちょっとおじさんっぽい…と思いますが、美肌にも冷え性にも良さげなのよと堂々と飲む熱燗女子もいらっしゃるようなので気にしすぎなくでも大丈夫そうです^^;
お酒弱い人としては熱燗とか飲んでるお姉さんカッコいいと思います><

 

日本酒風呂の作り方

作り方と言うほどのものでもありませんが、基本的な方法としては湯船に日本酒を入れてよくかき混ぜる。これだけです。お好みで粗塩重曹柚子など柑橘類の皮・精油などを加えてください。
使用する日本酒の量は特に制限はありませんが、コップ1〜2杯位の量を入れる方が多いようです。中には1升まるまる入れるという強者もいらっしゃるようですが、入れる量があまりにも多いとお風呂上がりも酒臭くなる可能性が高いので個人的にはオススメしません^^; あまり大量でなければ翌朝などに「酒臭い…」ということは無いそう。

使用する日本酒も開栓後時間が経って香りが抜けてしまったものや、スーパーなどで安値で買えるもので構わないようです。特にこだわりがない場合は純米大吟醸酒など高級酒を使う必要は無いでしょう。種類としては醸造アルコールなどが含まれていない“純米酒”系の方が良いと言われていますが、純米酒じゃなくてもOKという説もあります。醸造アルコール分量が多かったり、調味料などが添加されている料理酒は避けたほうが無難でしょう。

入浴の注意点としては湯温を高くしすぎないこと(38〜40℃程度が良いとされています)、アルコールに弱い方や皮膚炎症・呼吸器や循環器系疾患がある方は気分が悪くなったり症状が悪化する可能性があることが挙げられます。敏感肌の方にも良いと言われていますが人によっては炎症を起こしてしまうこともありますので、日本酒を水などで希釈してパッチテストを事前に行うようにしてください。初めて使う場合はコップ半分など少なめの量からスタートすると良さそうです。
体調や肌に異変を感じたらすぐ湯船から出るようにしましょう。

【参照】辛い冷えや乾燥・年齢肌に日本酒風呂

 

 

温め・デトックス・美肌など嬉しい効果がたくさんあると言われている日本酒入浴ですが、お酒に弱い方は注意したほうが良いと思います。自分も体調が悪かったりすると湯あたり?酒気あたり?みないな状態でちょっとクラクラした事がありますし、実家でやったときはお湯を抜いた後なのにアルコールNGな母が死にそうになっていたので(…)。日本酒風呂はお子さんでもOKって書いているサイトさんが多いんですが、気をつけた方が良いと思います。

ちなみに臭いで酔いそうな方は煮立たせてアルコールを飛ばしてから使っても問題はないそうですが、アルコール過敏症の方などはおそらくこの工程も厳しいと思います。無理をして日本酒風呂にしてもデメリットのほうが大きいですから、塩や他の入浴剤などを利用することをオススメします。日本酒という点では効果の程は不明ですが、100円ショップの「酒しずく」など日本酒エキス(コメ発酵液)が使われていて安価なものを代用品として利用する方法もあるようです。

| 2016年12月03日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |

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