サマーセイボリーはスパイス・ハーブティー両方で活躍

スーパーの見切り品ワゴンに大量に入っていた謎のハーブ「savory」。見た目がパセリっぽかったので使えるかなと興味本位で買ってみたものの、硬くて口の中でカサカサする食感にちょっと悲しくなったことがあります笑

香りはサッパリとしたtheハーブという感じで、肉を焼くときとかカレーとかに入れたら良さそうな気がしたんですが、使い方がわからず調べた所…血行促進で冷え性改善に良いらしいという文字が!! 買ったのが見切り品だったからか乾燥だからか仕上げには使えませんが、スープ系や水分の多いものを焼く時になかなか重宝しています。

 

サマーセイボリーとは

セイボリーというのはシソ科キダチハッカ属(木立薄荷)の総称で、種類としては約30ほどあると言われています。ハーブやスパイスとして利用されるのはその中でもサマーセイボリー”と“ウィンターセイボリー”の2つが主かと思いますが、一般的にサマーセイボリーのほうが香味が良いとして評価されています。ただしサマーセイボリーが一年草なのに対し、ウィンターセイボリーは多年草で通年収穫出来ますし、香りがよりシャープな傾向にあるので好みによるところも大きいのではないかと思います。

ところでサマーセイボリーはドイツで「豆のハーブ」とも呼ばれているように、豆料理によく利用される存在です。これは豆の煮込み料理と相性が良いだけではなく、豆料理に使うと腸内ガス発生を抑制する(お腹の張りを抑える)働きがあるとされていたという説もあります。
日本でセイボリーはさほと馴染みのないハーブですが、地中海原産で五代ギリシア・ローマから利用されていたと言われていますから、ヨーロッパの方々にとっては身近な存在なのかもしれません。

黄金と同じ価値を持つと言われたほど胡椒が高価だった中世頃には、胡椒の代用品としても利用されていたためサマーセイボリーを「ペッパー・ハーブ」と呼ぶ国もあるのだとか。そのため豆以外にも肉・魚料理やスープ、酢や油に風味を付けたりドレッシング作りなどに幅広く利用されています。フランスの有名なブレンドハーブ“エルブ・ド・プロヴァンス”にも欠かせない存在のようです。

ちなみに錬金術や黒魔術などが盛んだった中世頃には「媚薬」としての効果もあると考えられ、その方面でも需要がったようです。16世紀にイギリスで記された『バンクスの本草書』にもサマーセイボリーの効能として胃腸トラブルに良いことの他に催淫作用があるとも書かれているそう。17世紀を代表するハーバリストのニコラス・カルペパーは目のかすみや耳鳴りにも良いとしているそう。

 

期待される効果と冷えの改善について

「豆のハーブ」とも言われるように、胃腸機能サポートや腹部膨満感(腸内ガス)改善というのがサマーセイボリーが古くから利用されていた用途だと考えられます。肉・魚料理に利用されるのも香り付け・臭み消しだけではなく消化を助けるという意味合いもあったのかもしれません。

ハーブティーとして利用する場合も胃腸の調子が悪いとき(消化不良・胃もたれ・食欲不振など)に利用されることが多いようです。しかしその他にもサマーセイボリーは風邪予防・冷え性・リフレッシュ用などにも役立つのではないかと考えられています。

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サマーセイボリーがこれらの効果があるとされるのは、芳香成分(精油成分)でフェノール類に分類されるチモールとカルバクロールによるものとされています。ちなみにタイムやオレガノなども同じ成分を含んでおり、これらのハーブが免疫力アップ・風邪予防や抗炎症などに良いとされるのはチモールとカルバクロールの働きによるところが大きいのだとか。

免疫力アップや抗菌・抗真菌・抗ウィルス作用があることに加え、モチールとカルバクロールには血流改善作用があることも報告されています。血流量が増えることで体が温まる・栄養が行き渡ることでの強壮にも繋がりますから、風邪やインフルエンザの予防・緩和にこちらからも効果が期待できますね。
これからの時期にぴったりなハーブの一つと言えるかもしれません^^

その他に利尿作用があるとする説もありますし、ハーブティーやスパイスとして利用する場合の摂取量は微量になるかもしれませんがサマーセイボリー自体は100g中に37.88mgと圧倒的な鉄分を含んでいますので貧血予防にも良いと言われています。利尿によるむくみ改善・鉄分補給による貧血改善も冷え性の改善に役立ってくれそうですし、体が温まる・血を補う・巡りを良くする効果が期待できるためかヨーロッパでは生理痛など女性特有の不調緩和に利用されていた事もあるそうです。

 

☆精神面にも役立つかも…

サマーセイボリーの香りはリフレッシュ効果があると考えられており、ストレス緩和やメンタル面の強壮などにも役立つと考えられています。気持ちを高める働きがあるとする説もあるので、精神的に疲れてぐったりしているときに向いていると感がえられますが、ハーブティーなどを飲む場合は夜(リラックスタイムや眠る前)よりも仕事の休憩中のほうが良いかもしれそうですね。

 

ハーブの場合は入浴剤に加えても

サマーセイボリーに含まれる血行促進に役立つとされるカルバクロールやチモールは精油成分、つまり“香り”の部分の成分のため、入浴剤として利用すると加温・保温効果を高める働きがあると考えられています。精神面へのリフレッシュ効果も期待できるので、神経疲労やストレスで自律神経が乱れるタイプの冷え性にも役立ってくれそうです。風邪やインフルエンザ予防にも使えますね。

ただしカルバクロール・チモールは皮膚刺激が強いとされているため、敏感肌の方やお子さんの利用には注意が必要とされています。またセイボリー系の精油(エッセンシャルオイル)もあるのですが、こちらは成分濃度が濃くなる=刺激が強くなるため皮膚に付着するような利用法は避けるべきと言われています。
利用する場合はハーブティー用の葉を少し、ラベンダーやレモンバームなどのハーブに加えるくらいにしたほうが無難だと考えられます。精油成分による効果が大きいので、精油などを入浴剤として湯船に入れるのではなく浴槽外に置いて香りを楽しみながら入浴するだけでも効果は期待できるようです。

参照:サマーセイボリー

| 2016年11月03日 | ホットドリンク | trackbacks(0) |

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