レモンバームは季節の変わり目、自律神経の乱れにも良さそう

ハーブティーにハマっていろいろ目移りしている中、これだけは外せないという私が大好きなハーブ「レモンバーム」。個人的な好みがかなり入っているのでアレですが、風味で言うとカモミールよりもクセがなく親しみやすいと思います。

メジャーなものなので比較的安価でどこでも変えるのもおすすめポイント。緑茶とか麦茶とか普段飲んでるお茶に加えても美味しいですし、適当にブレンドしても失敗したことがない便利なハーブでもあります。

レモンバームって、どれ?

結構ハーブとかアロマについて調べているんですが、レモン何とかって名前のものは一瞬混合します。きっと私だけでははいハズ…!! レモンバームはシソ科の植物で、個人的には別名の“メリッサ”の方がわかりやすいと思うんですが、メリッサは属名で広義だと他の植物も含んじゃうからレモンバームと表記されることが多いのではないかと思います(笑)

以前紹介したレモングラスイネ科っぽい細長い形状であるのに対して、レモンバームは外見は同じくシソ科植物のミントに似ています。和名もコウスイハッカ(香水薄荷)やセイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)など薄荷=ミントの仲間を意識した命名がなされています。

レモンバームの原産地は南ヨーロッパで、古代ギリシアやローマ時代には栽培が行われていたとされる歴史の古いハーブの一つです。薬草としてのほか蜜源植物としても欠かせない存在であったようですし、古代ギリシアの医者・薬理学者のディオスコリデスが噛傷の治療に利用したと伝えられていることから、紀元前には既に知られた存在であったと考えられます。

8世紀頃からはレモンバームは若返り効果がある薬草という考え方も登場し、若返りや長寿を願う方からの需要も高くなっていきます。錬金術師として有名なパラケルスス(16世紀)はレモンバームを「生命のエリキシル =不老不死の霊薬」と呼び、“プリムム・エンス・メリッサエ”という薬を調合した話もよく知られています。このあたりの話は民間信仰や錬金術などの眉唾ものと思われていましたが、近年レモンバームはポリフェノールが豊富なことが認められ再びアンチエイジングハーブとして注目されているそうです。

 

ストレス・自律神経の乱れ緩和に

レモンバームは8世紀前後に活躍したフランク王国のカール大帝はレモンバームに不眠・頭痛などのを改善する作用があるとして、すべての寺院で栽培を行うように推奨したそうです。11世紀にはペルシアの医学者イブン・スィーナーがうつ症状の改善への有効性を認めたとも言われていますから、今から1000年位前には広い範囲で精神面への作用があるハーブと認められていたようです。

酒粕しょうが粒

成分的に見てもレモンバームは精神面に優れた働きかけを持つとされる芳香成分(シトラール、ゲラニオール、リナロールなど)を含んでいます。アロマテラピーなどではシトラールは鎮静作用リナロールは鎮静・抗不安作用ゲラニオールは抗うつ作用と若干異なった働きを持つとされていますから、これらの芳香成分が相乗して働くことで気持ち・感情のバランスを整える働きがあると考えられています。単に気持ちを落ち着けるだけではなく、暗く落ち込んだ心に明るさや前向きさを取り戻すサポートも期待できます。

また神経が張り詰めてしまって目が冴えるような不眠の緩和にも有効とされています。リラックスティーや安眠サポートブレンドなどでもレモンバーム(メリッサ)はよく配合されています。メンタルケアに高い効果が期待できるハーブとしてハーブティー以外にもアロマテラピー、芳香剤、ハーブピローなどに幅広く利用されています。香りもレモンに近く好き嫌いが少ないというのもポイントですね。

精神面のサポートに優れことから、ストレスや心のアンバランスさを改善することで自律神経の乱れを予防・改善する働きもあると考えられています。レモンバームに期待される効能としては頭痛やめまいをはじめ消化器トラブル・食欲異常・動機など様々な事が挙げられていますが、これらの症状を直接何とかするというよりは、ストレスや自律神経失調を和らげることで諸症状を緩和するという意味合いが強いのだとか。

更年期障害やPMS(月経前症候群)など、ホルモンバランスの乱れから起こる女性特有の不快な時期のサポートにも適したハーブとされています。若干のホルモン様成分を含むため妊娠初期のみNGとする文献もありますのでさほど強くはないと考えられますので、気持ちを和らげたり自律神経を整える働きが期待できるという点が大きいようです。

※諸説ありますが、妊娠中・授乳中の飲用は避けるようにした方が無難です。

 

冷え性対策やアレルギー緩和にも

冷え性と自律神経は繋がっていると言っても過言ではない間柄。交感神経と副交感神経がバランスよく切り替わることで血液循環が促されますし、気温に合わせて体温調節を行うのも自律神経の役割に含まれています。季節の変わり目や気温差が激しい状態だと冷え性が悪化しやすいのも、自律神経のバランスが乱れやすくなるためとされています。

レモンバームは自律神経のバランスを整えるサポートととしても効果が期待できますし、発汗促進作用や末梢血管拡張によって体の隅々まで血液を行き渡らせる働きもあるとされています。お茶の場合はホットで飲むことで直接的にお腹を温めることにもなりますから、まさに一石二鳥。
加えて抗菌・抗ウィルス作用があり風邪予防にも役立ってくれるので、心と体のバランスが崩れたり風邪をひきやすい季節の変わり目〜冬場のサポートとして心強い存在と言えるのではないでしょうか?

 

注目成分「ロズマリン酸」について

レモンバームなどシソ科のハーブに含まれているロズマリン酸というポリフェノールは近年様々な効果が報告されています。ポリフェノールの一種ですから抗酸化作用がありますし、過剰な免疫反応を正常に戻し、ヒスタミンの過剰分泌を抑えることからアレルギー緩和成分としても注目されています。

レモンバームの場合はコーヒー酸やクロロゲン酸などポリフェノールも豊富なので、相乗しての抗酸化作用によってアレルギーで炎症を起こしている部位の活性酸素を抑制することで炎症の悪化を防ぐ働きもあると考えられています。抗酸化作用が高いのでアレルギー緩和だけではなく、アンチエイジングや美肌維持などにも効果が期待できます。

そのほかロズマリン酸は炭水化物の分解の過程で出来る麦芽糖からブドウ糖への分解抑制=糖質吸収を阻害する働きも報告されています。余分な糖質が吸収されにくくなることで糖を脂肪として蓄積しにくくなり、今ある脂肪を燃やす方向に働くのではないかとしてダイエット成分としても効果が期待されているそうです。

参照:レモンバーム/メリッサ
 

ロズマリン酸のダイエット効果は摂取量等不明な点も多いですが、レモンバームは精神安定に高い効果が期待できるハーブですのでイライラ食い防止などにも役立ってくれます。飲むだけで痩せるかはさておき、抗酸化作用による美肌・アンチエイジング効果も期待できますから取り入れてみて損はないかと^^

薬ではないので飲んだ瞬間に気持ちが明るくなったとか、不調がシャッキリ治ったとかいうことはありませんが、スーとした香りに癒やされます。味はサッパリ系ですがやや苦味があります。

| 2016年10月02日 | ホットドリンク | trackbacks(0) |

トラックバック
トラックバックURL:
※ クリックで選択できます。
トラックバック一覧:
Copyright (C) レモンバームは季節の変わり目、自律神経の乱れにも良さそう | 温→暖活!! 〜冷え症改善〜. All Rights Reserved.