溜め込みタイプの冷え性さんに、スイートフェンネルが良いらしい

市販のカレールーを使うと胃もたれがヤバイので、脂控えめの半手作りカレー(※カレー粉をベースに使って味を調える感じ)にハマっている私です。カレー作りの中で普段使わないスパイスとも遭遇したんですが、その中で甘い系の香りを持つフェンネルの匂いを嗅いで、ぼんやり「冷え性に良さそうな匂い」と思ったりしました。調べると冷えに良いって記述はいくつか発見できたんですが、何が冷えに良いかは書かれていないものが多いので。自分なりに考えてみました。

 

…ちなみに手作りカレーは温まるし胃もたれしないしで最高ですが、ロクに図りもせず目分量で香辛料を突っ込んでるのでどれが効いているのか、ミックスしているから良いのか、いまいち分かりません><

 

スイートフェンネルとは?

フェンネルはセリ科ウイキョウ属の多年草で、甘い香りが特徴的な種子はスパイスとしてもお馴染みの存在。外見は同じくセリ科の種子であるキャラウェイシードやクミンシード・アニスシードなどと非常によく似ていて、結構分かりにくいです^^;

 

ピクルスや焼き菓子などにも用いられますが、特に魚料理と相性が良いことから「魚のハーブ」とも呼ばれています。ヨーロッパで使われているイメージの強いハーブでもありますが、インドではカレー料理・中国のミックススパイス五香粉の原料としてなど、ユーラシア大陸の広範囲で用いられている存在でもあります。

 

原産は地中海沿岸地域と考えられていますが、古代エジプトや古代ローマなどでも栽培されていた事から栽培の歴史の最も古い作物の一つにも数えられています。またカモミールネトルなどと共に「アングロサクソンの9つの神聖なハーブ」とも呼ばれていますし、「フェンネルを見ても摘もうとしない者は悪魔である」という言い伝えがある地域もあるそう。

 

フェンネルは薬草としても各国で古くから利用されており、古代バビロニアでは腫れ物のケアに・古代ギリシアでは利尿剤のような感覚で・古代ローマーではダイエットに用いられていたとも伝えられています。アラビアやインドの伝統医学においても古い自体から健胃・食欲増進や駆風作用のある生薬として取り入れられています。

 

日本ではニッキ(シナモン)などのようなフェンネルを使った代表料理はおそらくありませんが、平安時代までには中国から伝えられていたことが分かっています。長野県や岩手県などで栽培も行われていたそうですし、琉球王国(沖縄県)では胃腸に良い島野菜の一つとして取り入れていたそう。本土でも魚料理などに使ってみればよかったのにね〜と個人的には思いますが、生薬「茴香」としての用途のほうが圧倒的に多かったようです。

 

料理などに使うハーブ(スパイス)としては単にフェンネルと呼ばれますが、エッセンシャルオイルの場合はフェンネルスイートもしくはスイートフェンネルと“スイート”が付けられています。これは精油原料として用いられるフェンネルにFoeniculum vulgare var.dulceと、F.vulgare.var.amaraの2種類があるからなのだとか。ちなみに変種であるF.vulgare.var.amaraはビター・フェンネルと呼ばれていますが、毒性が高いとされることからアロマテラピーでは利用されず、精油の一般流通もほとんど行われていません。

 

フェンネルは冷え軽減に役立つ?

フェンネルはマジョラムなどの様に、加温作用=体を温める働きがある精油とは言われていません。

 

が!

循環器系への刺激作用や利尿・発汗効果が期待されていることから、むくみ軽減やデトックスサポートに役立つ、そこから派生してダイエットに良いハーブとする見解があります。この考え方は古くからあったそうで、古代ローマでフェンネルティーを現在で言うところの“痩身茶(ダイエットティー)”として使っていたのとか。

 

このためフェンネルは血行不良やむくみなど循環不良に起因するタイプの冷え性軽減に、間接的に役立つのではないかと考えられています。特にフェンネルオイルを使ったマッサージはデトックスやセルライトケアに取り入れられているそうですし、マッサージするという直接的な働きかけと合わせてより高い効果が期待されています。

 

レモン風呂は冷え改善に良い?美白に役立つ?

ご存知レモンはイメージしただけで唾液が出てくるという方もいるくらい、かなり強烈な酸味を持つ果物。代表成分といえるのはビタミンCとクエン酸で、特にビタミンCについては含有量を表す時に使われることもあるほど。CCレモンとかキレートレモンとかビタミンC系の飲料も「レモン」系が圧倒的に多いような気がします。そう言えばレモン白湯も流行りましたね。

 

レモンを食べた(摂取した)場合に期待できる働きとしても、クエン酸による疲労回復促進効果・ビタミンCによる美肌・美白・アンチエイジングなんかが代表的なのではないでしょうか。加えて近年はエリオシトリンなどのポリフェノールが含まれていることも注目されています。

生姜や唐辛子のように直接的な温め成分はありませんが、ビタミンCとポリフェノール(ビタミンP)の働きで血行促進効果が期待できること・クエン酸回路の活発化などから代謝アップに繋がると考えられていることから、肥満予防やダイエット効果も期待されています。冷えの改善にも役立ちそうですよね。

 

が、しかし。成分的には冷え性軽減にも役立ちそうなレモンですが、東洋医学の考え方では体を冷やす性質のある“陰性食品”に分類されています。水分が多い・木になるものだからあまりに気しなくて良いという意見もありますが、体を冷やすのでレモネードやホットレモンなどを作る時は生姜を入れましょうという意見もちらほら。唐揚げやお魚にかけるなどの利用はさておき、積極的に取り入れたいものか迷うところという方も多いのではないでしょうか。

 

そんな方に朗報(?)

レモンは入浴剤にすると血行促進や保温効果がアップが期待できる⇒冷え性さんの完全なる味方となってくれるらしいです♪

 

レモン風呂の作り方と注意点

レモン風呂もしくはレモン入浴と言われているもはザックリ言うと「入浴剤感覚でレモンをお風呂のお湯に入れる」というものですが、実はレモンしか使わないものであってもバリエーションが豊富。よくある“柚子湯”の様にレモンを丸ごとドボンとお湯に入れるという超ワイルドな方法から、皮を天日干しして乳鉢で細かくすり潰したレモンパウターを使ってバスボムを作るなど結構手間のかかるものまで様々。

 

とりあえず大前提としては、ワックスなどが使われている可能性のある外国産レモンの場合はしっかりと皮を洗ってから使う、くらいでしょうか。ちなみにレモンはそのままドボンと入れると成分が十分に溶け出ないため勿体無いと言われています。その反面、肌に対する刺激性も丸ごと入れてしまったほうが低いので肌が弱い方などの場合はそのまま使ったほうが無難であるとも。

手間なく作れてしっかり成分も溶け出す方法としては輪切りにしたレモンを浮かべる・料理などで汁を絞ったレモンの殻を布袋に入れて浮かべるなどがメジャーなのではないかと思います。皮だけ取っておいて天日干しする(面倒ならレンジで時短しても良いと思う)と、使いたい時に使いたい分ずつ利用できて便利なのだそう。

 

そのほか少し前に流行ったレモン塩(レモンソルト?)を作り、それをバスソルトとして使う方法もあります。こちらは塩による効果も期待できるので一石二鳥かもしれません^^ 煮沸消毒した瓶に塩とレモンを交互に入れて数日に一回馴染むように容器を振るだけなので、そんなに手間もかからないですしね。

 

レモンバーベナもリラックスや血行促進に役立つらしい

個人的に大好きなハーブ、レモンバーム(メリッサ)。レモンバーム以外にもレモンタイムとかマートルとか色々レモン系の香りはありますが、レモン系の香りって好き嫌いが少ないので場所やシーンを気にせずガンガン使えるのもいいですし、アロマとして焚いて服についても柔軟剤や香水と混じって妙なことになりにくいのも有り難いと思ってます。

 

そんなレモン系ハーブの中で、自分的にはあまり馴染みがないけれど、一般的にはポピュラーと言われるレモンバーベナ。精油にドハマリした時に見かけたような、香水原料に使われるとか耳にした覚えのあるレモンバーベナ…でもあんまりインパクトのなかったレモンバーベナ(笑)について。

 

レモンバーベナとは

レモンバーベナは和名を香水木(コウスイボク)という、シソ目クマツヅラ科の植物です。原産は南アメリカのアルゼンチンやチリあたりとされており、葉は肉・魚などの匂い消しハーブとしても用いられています。ハーブティーにもよく使われる存在で、特にフランスでは定番なのだとか。ハーブティーの女王とも呼ばれています。

 

余談ですがレモンに似た香りを持つため名前に“レモン”が付けられている植物は多くありますが、ハーブティーや精油として使うものの中では南ヨーロッパ原産のレモンバーム(メリッサ)東南アジア原産のレモングラス ・南米原産のレモンバーベナの3つがポピュラーな存在かなと思います。個人的にはハーブや精油として高いリラックス効果が期待され人気が高いレモンバーム、最近タイ料理などに欠かせないスパイスとして認知度が高まったレモングラスと比べると…ちょっと馴染みが薄いような気もしています^^;

 

個人的な印象はさておき、レモンバーベナは精油(香料)やハーブとしてはもちろんのこと、生きている状態でも葉に触れるとレモンの香りがすること、薄紫色〜白色小さな色が可愛いことから園芸用としても販売されています。フレッシュな葉を摘んでお茶の香りつけにも使えますし、乾燥しても香りが消えにくいことからレモン系の香りのポプリを作る時にも重宝するそう。

 

レモンバーベナが南アメリカからヨーロッパに伝わったのは17〜18世紀と言われています。それ以前にも古代ペルー人達は野草茶・健康茶としてレモンバーベナを飲んでいたのだそう。高度差が大きいアンデス山脈エリアでも体を順応させるためのお茶としても大切にされていたとも言われています。

アメリカ原産の植物は伝来当初ヨーロッパで避けられるものも多かったように思いますが、香りが良かったためかレモンバーベナはすぐに受け入れられイギリスの庭園での栽培が行われます。指を洗うフィンガーボールの香りとしてや、ハーブティーとして活用されていたようです。

名作と言われる『風と共に去りぬ』でも主人公のスカーレット・オハラの母が身につけていた香りとして知られていますし、レモンバーベナティーを飲むシーンもあるのだそう。主人公の母エレンはフランス貴族系の家柄出身という設定だった(はず)なので、アメリカに入植してきた白人の間でもポピュラーな存在だったのかなと思います。

 

レモンバーベナの香りに期待される働き

お茶として飲む場合も、精油を使って芳香浴をする場合も、よく耳にするレモンバーベナの効果と言われるもの多くは“香り”に起因しているようです。レモンバーベナもレモンの香りがするとは言われていますが、 レモンよりもレモンらしい香りと称されるレモングラスやレモンマートルと比べるとハーブっぽさが強い印象があります。個人的な印象ですが、単体でブレンドオイルっぽい感じ(使ったオイルがレモンバーベナ100%じゃなくて偽和なのかもしれないですが)。

 

【メンタルサポートに】

精油成分のうち含有量が多いのはリモネンシトラールですが、レモンバーベナは非常に幅広い精油成分を含んでいます。このためかレモンバーベナは鎮静作用と高揚作用の両方を併せ持つ精油と言われ、気持ちを落ち着けると共にリフレッシュさせる⇒明るく前向きな気持ちを取り戻すサポートをしてくれると考えられています。鎮静作用が強いと言われていますがサンダルウッドのように落ち着けすぎる心配はないので、様々なメンタル面の不調に対応できるストレスケア精油として高い効果が期待されています。

 

レモンバーベナの香り自体もクセの少なくスッキリとしたものなので好き嫌いも少ないでしょう。湿度や気温が高くなって気分だけではなく体感的にも“重い”印象のある、これからのシーズンにも嬉しいですね。就寝前などのリラックスタイムに適したお茶“イブニングティー”の一つにレモンバーベナティーも数えられていますし、不眠症をやわらげる働きも期待されます。ストレスか寝苦しいだけなのかわからない時にも良いかも(苦笑)

 

酒粕しょうが粒

温かそうな香りのキャラウェイ、冷え性に良い?

好き嫌いはあるのかもしれないけれど、個人的に好きな香りのキャラウェイ。お菓子作りはしないので最近まで馴染みのなかった存在ですが、我が地元北海道でよく食べられている羊肉(ラム/マトン)との相性がすごく良いことを知り常備スパイスの仲間入りを果たしました(笑)爽やかだけど甘味のある美味しそうな香り。

 

非常に個人的な感覚ですが、匂い的に清涼感が強い=熱を冷ます・甘さやアンバー感がある=体を温める働きがあると言われているものが多いような気がしています。じゃあ両方の印象があるキャラウェイってどうなのよ、と調べてみました。

 

キャラウェイとは?

キャラウェイはセリ科のハーブで、若葉や根も食材として利用されるため普段私達が利用している種っぽい部分はキャラウェイシードと呼びわけます。シード(種子)ではなく本当は果実ですが…。同科のクミンシードとは語源も同じと考えられていますし、見た目も似ているのでアジアでは呼び名や存在がゴチャゴチャになっている事もあるのだとか。その他にもセリ科で“シード”とつくフェンネルシード・ディルシード・アニスシードなど全体的に外見が似ていて、パッと見では分かりにくいです。

 

最も間違いやすいと言われているのはクミンシードですが、香りはかなり異なります。クミンシードの香りはスパイシーでややムスク調で強力なのに対し、キャラウェイシードはスパイシーではあるものの甘みが強くややサッパリとした印象があると言われています。苦みがあるとも言われていますが、個人的にはあまり感じません(食べたら苦いけど^^;)

ちなみにクミンがエジプト原産とされているのに対し、キャラウェイは西アジア〜東ヨーロッパが原産とされています。

 

キャラウェイは人間と関わり・歴史が古いハーブの一つとされており、新石器時代(紀元前5,000年頃)と見られるスイスの遺跡からも発見されています。紀元前1000年頃にはフェニキア人の手によってヨーロッパや古代エジプトにも伝えられ、古代エジプトの墓などからも出土しているようです。古代エジプト人やローマ人はパン作りの際の香り付けにも活用していたと考えられていますし、古代エジプトでは化粧品としても利用していたようです。

古代ギリシアの医者で“薬理学と薬草学の父”と言われるペダニウス・ディオスコリデスが「キャラウェイは貧血がある女性の強壮に良い」と記録していますから、それ以前の紀元前のうちに医薬品としても活用されていた可能性が高いでしょう。

 

ヨーロッパのハーブ療法・インドのアーユルヴェーダ・中国の漢方とユーラシア大陸各地の伝統医療や民間療法でキャラウェイは利用されています。消化促進・健胃・駆風など消化器系への働きかけが主とされており、料理に利用するのも風味付けだけではなくお腹の張りを防ぐ・消化を助けるという実用的な意味合いもあったと考えられます。消化器系への働きかけのほかにもリラックス用ほか色々と活用されていますが、概ね芳香成分による働きのようですので、香りにピントを絞って期待される作用・効果をご紹介したいと思います。

和の柑橘系カボスの香りは冷え性改善にも効果が期待

最近雑貨屋さんで「カボス」の香りの付いたハンドクリーム(?)がありまして。匂い系のテスター大好き女である私、手に塗ってみたところスゴイ良い香りで、個人的にカボス香が気になって仕方がない最近ですw

 

柚子はいっぱいあるけどカボスって珍しいですよね〜と思いながら、化粧品に匂いつけるってことは精油があるのではと探したところ「生活の木」さんからだけ出ているようです。で、アロマテラピー的に(?)良い匂いだって事以外に何かあるのか調べると“冷え性”の文字があったのでブログでも紹介します。

 

カボスについて

カボスと言えば柚子・スダチとともに“和”な印象の柑橘類。柑橘系と馴染みの薄い北国出身の私としては柚子は色で判別できるものの、カボスとスダチの区別がイマイチ付いていなかったりします。同じ人のために一応紹介しますと、カボスはテニスボールくらいの大きさでお尻(果頂部)がやや窪んでいるスダチはゴルフボールくらいと小ぶりなのが特徴だそうです。柚子は種類にもよるようですが、大きい順にカボス>ユズ>スダチとなる模様。

 

またカボスの主産地は大分県で、流通しているものの9割以上が大分県産なのだとか。江戸時代に京都から苗木を持ち帰って植えたのが大分県のカボス栽培の始まりと言われていますが、県外にカボスの古木が見られないことから大分県が原産という説もありハッキリしていないようです。

 

全国的に最も馴染み深いカボスの利用法は“ポン酢”ではないかと思いますが、お味噌汁や麺類などにかける方も結構いらっしゃいますよね。カボスそのものを使わなくとも、和洋スナック問わずお菓子類や飲料類などにも活用されていますから何となく香りや味の印象は根付いているような気がします。

 

カボスの香りが冷え改善に役立つ?

で、本題のカボスの香りは冷え性緩和にも役立つらしいというお話。

蓬(ヨモギ)はお茶でも入浴剤でも冷え性改善サポート♪

日本のハーブ…というよりは個人的には“おばあちゃんの薬草”という印象が強いヨモギ(笑)。韓国のよもぎ蒸しがしばらく前に話題になり、お家で手軽に下着につけるカイロ?パット?やら、ヨモギを配合したパンティーライナーやら女性用品でも度々見かける存在。

 

お灸とか外側から体を温めるものという印象が強かったりしますが、ヨモギは普通に飲んだり食べたりしても冷え性改善に役立つと考えられています。身土不二(地元の旬の食品や伝統食が身体に良い、の方)を信仰しているわけではありませんが、道端に生えているくらい身近な存在で先祖代々食べてきた食材っていうのも安心感があったりしませんか?

 

ヨモギとは

日本でも古くから民間療法などで使われてきたヨモギ。日本での使用の歴史はおよそ1500年ほど、生薬の研究が盛んだった中国では約3000年前から利用されていたとも言われています。ヨモギの生薬名は“艾葉(ガイヨウ)”と言うそうですが、この名前は“病を止(艾)める葉”に由来しており、古くは万能薬と考えられていたそうです。

 

日本・中国・韓国のほかモンゴルなどでもヨモギは薬草として利用されてきた歴史があり、西洋では「東洋を代表的する薬草の1つ」と言われています。ちなみに私達が認識しているヨモギではありませんが、ヨモギの近縁種はヨーロッパでも古代から利用されていました。ヨモギは学名をArtemisia indica var. maximowiczii(シノニムArtemisia princepsの方がメジャーかも…)と言いますが、このうち属名のArtemisiaはギリシア神話の女神“アルテミス(Artemis)”が語源とされています。何でも古代ギリシアで「アルテミスの聖草」として婦人科系疾患や分娩時などに利用されてきたことに由来しているのだとか。

 

古代だけではなく現在でも、ヨモギは「究極の和製ハーブ」「ハーブの女王」などと称され様々な民間療法に利用されていますし、“飲んで良し・付けて良し・浸かって良し・嗅いで良し・燃やして良し、五拍子揃った薬草”なんて言われ方をします。飲むのは薬草茶として、付けるは傷薬など外用薬的な感覚での利用、浸かるは入浴剤として、嗅ぐは香りにも効果があるという事なのだとか。燃やすというのはちょっと意外な感じですが、これは葉の裏側の綿毛がお灸に使う“もぐさ(艾)”の原料になるためです。

野草茶(薬草茶)やモグサというと若い方には馴染みのない存在ですが、食材として“草餅(蓬餅)”やよもぎ団子などを食べたことがある方は多いのではないでしょうか? ヨモギの匂い・味というとピンとこなくても、草餅の風味というとイメージできる方も多いかもしれません。三色団子の緑色のやつですねw

 

和菓子以外にもほろ苦さがあるヨモギの天ぷらは春を知らせる存在として愛されていますし、地域によっては“ヨモギご飯”を炊いたり麺に混ぜ込んだりして使うところもあるようです。薬草とか山菜・野草という印象がありますが、栄養価的に見ると緑黄色野菜に分類されるそう。ビタミンやミネラルなども豊富に含まれていますし、ハーブ・スパイス類と同様に“嗅いで良し”と言われる精油成分の働きなども期待される、健康食材でもあります。

 

ヨモギと冷え性改善について

精神安定からデトックス・冷え性改善・風邪予防・月経トラブル緩和など幅広い健康メリットが期待されるヨモギ。外用では体を温める入浴剤をはじめアトピーケア・ニキビケア・アンチエイジングなどにも役立つとして化粧品原料としても利用されており、まさに現在でも万能薬感覚。
 

…ですが内側からの働きかけとしては直接的・間接的の差はあれど“体を温める”働きに優れていることが、様々な効果が期待される要因ともなっています。ヨモギは体を温める働きに優れていると言われているのはいくつかの働きが複合しての結果と考えられますので、冷え性改善に関わりそうな、ヨモギに期待されている働きをご紹介します^^

 

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ヨモギには天然色素成分の「クロロフィル(葉緑素)」が豊富に含まれています。クロロフィルは様々な健康効果が期待されている成分ですが、この構成成分の一つである有機ゲルマニウムは酸素や血液の循環をサポートする働きが報告されています。このため全身への酸素・血液供給を高めることで貧血の予防と改善効果があると考えられています。

 

またクロロフィルは赤血球中のヘモグロビンと非常によく似た構造をしているという特徴もあります。クロロフィルは中心元素が鉄分ではなくマグネシウムで構成されていますが、体内でマグネシウムが外れることで血液と結合し造血作用を持つのではないかという説もあります。

ヨモギにはクロロフイル以外にも、鉄分や葉酸など造血に関わる栄養素も含んでいます。ビタミンやミネラルの補給+クロロフィルの働きで貧血改善効果が期待できるでしょう。冷え性の改善というと血行不良もしくは代謝が取り上げられることが多いですが、熱を運ぶ媒体でもある血液自体の量・質も大切なポイントと言えますね。

 

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クリスマスツリーの香りは冷え性に良い?! モミの木の精油について

クリスマスシーズンが近づいてきて、街中にクリスマスツリーやイルミネーションが溢れてキレイですね。夜に歩くのもなんとなくワクワクする時期ではありますが…やっぱり寒い、と思う私です。出来れば室内からイルミネーションを眺めていたいと思うけれども言えない、頑張れ冷え取り下着とコート達(笑)

 

ところでクリスマスといえば、モミの木ですが…モミの木の精油があるって知ってました?ちょいちょいとエッセンシャルオイルを買い集めて楽しんでいたりはするのですが、実は最近まで私は知りませんでした。モミの木の精油と言われるものにいくつか種類があるので、学名を見ないで“通称”で選ぶと極めて怪しいくらいゴチャゴチャしていますが…ややマイナーながら「シルバーファー」というクリスマスツリーとしての歴史が長い種類の木にも精油が存在していた件。

シルバーファー(ヨーロッパモミ)について

モミの木と言うのはマツ科モミ属の樹の総称です。常識だと思った方、ゴメンナサイ。松の木とモミの木は別物だと思っていた上に“モミの木”はもうちょっと範囲が絞られているものだと思ってました…。

 

個人の愚かさ披露はさておき、

精油としてはシルバーファーと呼ばれているモミの木の一種は学名Abies alba、植物的な和名としてはヨーロッパモミ(欧羅巴樅)と呼ばれる常緑針葉樹です。よく「クリスマスのモミの木」の精油として紹介されていますが、上記の理由でシルバーファーだけがクリスマスツリーとして使われている・ほぼ大半がシルバーファーというわけではないそうです。

 

ただしヨーロッパモミという和名の通り、原産地であるヨーロッパではクリスマスツリー用として伝統的にヨーロッパモミが使われてきたそうです。現在は入手がより容易なモミ属の樹木や、トウヒ属のドイツトウヒ、マツ属のヨーロッパアカマツなどが利用されることが増え、モミ属という縛りもなく常緑の針葉樹なら何でもOKな模様。

ただし伝統的に利用されてきた存在であることや、シルバーファーという呼び名の通り樹皮の色が銀色っぽいくムードがあることなどから、現在でもクリスマススツリー用として利用はなされているようです。

ウッディー系の精油というとバインやシダーウッド、日本の香りとしてのヒノキなどが国内ではメジャーな存在かと思います。が、モミ属の植物というのもかなり精油原料として活用されている樹木。中でもヨーロッパ原産のシルバーファーと、アメリカ原産の“バルサムファー(カナディアンバルサム、学名Abies balsamea)”の2つはそれぞれの国で古くから民間医薬として利用されてきており、香料原料としても世界的にはメジャーな存在なようです。精油としてはその他にシベリアファー(学名Abies sibirica)も利用されています。日本でファー系の精油というとバルサムファーやシベリアファーの方が流通量としては多いかもしれません。

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マイナーな精油に属すシルバーファーですが、価格はさほど高価ではありません。やや温かみのある・バルサム感のあると称されることもありますが、クセの少ないウッディーな香りでブレンドなどにも使いやすいと思います。あえて選ぶことはあんまりないかもしれませんが、クリスマスシーズンなこともあり伝統的なモミの木の精油を紹介したいと思います。このブログで取り上げるだけに、冷え性緩和にも効果が期待されてるんですよ^^;

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| 2016年12月23日 | バス&アロマ | trackbacks(0) |
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