男性の味方と思われがちな牡蠣、実は冷えや女性サポートにも

貝の中でも一二を争うくらい好きですが、栄養や効果としては個人的に精力増強!亜鉛!タウリン!ってイメージが強かったりする牡蠣。男性の性機能トラブルや薄毛対策なんかに良いと紹介されることも結構多い食材ではありますが、実は女性に多い不調軽減にも役立ちそうな栄養が沢山含まれています。貝の中でも濃厚で好き嫌いは分かれますが、美味しく栄養補給とプチ不調軽減が出来たら嬉しいなーと。。

 

牡蠣について少々紹介

牡蠣は生のままはもちろんですが、カキフライや牡蠣ご飯など様々な料理にも使えて、牡蠣醤油やオイスターソスにもなる万能食材。カキという呼び名が“賀喜”もしくは“嘉喜”や、福をかき込むのカキに通じるとして縁起物としても使われる食材です。味・栄養価ともに高く評価され、アボカドが森のバター・大豆が畑の肉と呼ばれるような感じで、牡蠣は“海のミルク”とも例えられています。余談ですが“畑のミルク”はブドウのことを指すのだとか。

 

牡蠣はウグイスガイ目イタボガキ科に属するニ枚貝の総称で、日本沿岸では約20種類、世界規模で見ると100種類くらいの牡蠣が存在しているそう。このうち私達が主に食用としているのはマガキ属に属するもので、特に冬が旬とされるマガキ(真牡蠣)、逆夏が旬になるイワガキ(岩牡蠣)は全国的に食用とされています。牡蠣は海のミルクと称されていますが、風味の違いから同じ乳でもマガキを海のミルク、イワガキを森のチーズと呼び分ける方もいらっしゃるそう。

 

フランス料理などでも牡蠣はよく食べられていますが、元々フランス人はイタボガキ属に分類されるヨーロッパヒラガキ(フランス牡蠣)を食べていたのだそう。ただし寄生虫などにより数が激減し、現在では日本と同じマガキが主に食べられているのだとか。フレンチというとしっかり加熱してソースをかけて…という印象がありますが、世界一とも言われるほどフランス人は牡蠣の生食にこだわりが強いそうです。フランスで牡蠣は生・殻付きで供されるのがポピュラーであると言われています。

 

歴史的に見ても牡蠣は広範囲で古くから食用とされてきた貝の一つ。海沿い地域で見られる貝塚からは大抵牡蠣の殻が出土しているとも言われています。美食を愛した古代ローマでも牡蠣は好まれていたそうですし、ユリウス・カエサルによるイギリス遠征は美味しい牡蠣を求めてのことでは…なんて説もあるそう。

牡蠣の養殖が始まったのは4世紀頃とされていますが、これもローマ軍が進軍時の食料確保も兼ねて行ったのがきっかけだったとも考えられています。海から採った牡蠣を手っ取り早く生のまま食したことから、生食が定着していったとも言われています。

 

フランスは牡蠣を生で食べると紹介しましたが、実は他ヨーロッパ諸国やアメリカ・オーストラリアでも牡蠣は生のまま食べることが多いそうです。逆に寿司・刺し身など生食文化が盛んな日本では古い時代に牡蠣を生食することはなく、明治に様々な洋食が伝わってから少しずつ生のまま食べるようになったと言われています。ナマモノ大好き国家と思われている日本なのに…ちょっと意外ですよね。

 

女性に嬉しい、牡蠣の働き5選

牡蠣が“海のミルク”と呼ばれているのは身が乳白色をしているというビジュアル的な点だけではなく、牛乳と同じくらい様々な栄養を含んでいることも関係していると言われています。〇〇ポリフェノールのような固有成分は(おそらく)ありませんが、栄養豊富なことから女性に嬉しい様々な働きも期待されています。

 

1.貧血予防に役立つ

牡蠣に含まれている栄養で女性に嬉しいものとして、個人的には鉄分亜鉛が大きいかなと思います。亜鉛には様々な働きが期待されていますが、実は赤血球膜の生成に必要とされる物質であり貧血予防や改善にも重要なミネラル。亜鉛が不足すると赤血球が脆く壊れやすくなることから、活動できる赤血球数が減少して貧血状態を引き起こす可能性があります。この状態を亜鉛欠乏性貧血と言い、自覚していない人も含めると一定以上の割合を占めているのではないかと言われています。

 

牡蠣は亜鉛が代表成分とも言われるように、100gあたり13.2mgと亜鉛が非常に豊富鉄分含有量は1.9mgと特別多くはありませんが、不足分のフォローとしては役立ってくれるでしょう。また葉酸と共に赤血球の形成に関与するものの、植物性食品にはほとんど含まれていないビタミンB12も豊富に含まれています。葉酸と鉄分がやや少ないですが、牡蠣は造血に関わる成分を広範囲で摂取できる食材と言えるでしょう。

 

美めぐり習慣

綺麗にも冷え対策にも役立つ? 楊貴妃が愛したライチについて

世界三大美女の1人、楊貴妃が愛した果物として語り継がれているライチ。楊貴妃の美貌の元というのは後付のような気もしなくもないですが、個人的には独特の匂いと食感が大好きなので「美味しいよね」と妙な共感を持ったりしています。美味しいものの栄養価はそんなに高くないと思うんですが、美白に良いとか、体を温めてくれるとか、女性の美容と健康に良いという説も多買ったりします。

 

ライチについて紹介

茘枝と書いてライチもしくはレイシと呼ばれる、鱗のような果皮を持つ球状の果物。いかつい外見とは裏腹に果皮を剥くと白色・半透明のつるりとした果肉が現れ、なんとも言えない独特さをもつフルーティーな香りが漂います。上品な甘みと酸味・特徴的な芳香から「果物の女王」と称されることもあり、また熱帯・亜熱帯で採れる「五代名果」の一つにも数えられる存在です。熱帯・亜熱帯地方を好む果物ののため、日本では主に台湾からの輸入品が流通しています。しかし最近は沖縄県や九州などの国産品も少しずつ流通するようになっています。

 

原産地は中国南部とされており、中国では2000年以上から栽培も行われていたそう。紀元前に記されたとされる書物にもライチが工程への献上品としてつかわれていたという記述があるそうですし、1〜3世紀頃のものになると中国南部の作物として数々の文書に登場するようになります。希少で美味しい果物とであることはもちろんですが、疲労回復に良い・強壮効果があるなどとも言われていたのだとか。ずっと後のこととなりますが、中国の医学書『本草網目』では喉の渇きを癒す、皮膚や顔色を良くする、精神をリフレッシュする、記憶力を高める、脳を活性化させるなど様々な薬効を持つ食材として記載されているそうです。

 

また唐の時代には「枝からとると1日で色が変わり、2日で香りが変わり、3日で味が変わり、4日目には色も香りも消えてしまう」と評されているものもあるそう。この性質から古い時代は茘枝ではなく“離枝”と書き記されていたとも言われています。現在でもライチの皮は茶褐色という印象がある方も少なくないかと思いますが、採れたてのものは鮮やかな赤色をしています。

同じく唐の時代、ライチに関わる有名な逸話が残されています。それは楊貴妃の大好物であり、彼女を溺愛していた玄宗皇帝が中国南部の産地から長安まで数千里もの距離を8日8晩で運ばせたというお話。この話は非常に有名で、現代の日本でもライチは大抵「楊貴妃が愛したフルーツ」として紹介されていますね。

 

ライチは女性に嬉しい果物?

楊貴妃が単に好きであったのか、美容に良いと思って取り入れていたかは定かではありませんが、現在ライチは「美白・アンチエイジング効果が期待できるフルーツ」としても多くの女性に取り入れられている存在です。

アスタキサンチンだけじゃない?! 鮭(サーモン)は冷え軽減にも…

和食の献立としても、お弁当やおむすびの具としてもお馴染みの鮭。寿司・お刺身から焼き魚や鮭フレークまで日本の食卓でも様々に使われている鮭ですが、ヨーロッパやアメリカ・カナダなど世界中で食べられている魚でもあります。最も好き嫌いが少ない魚の一つと称されることもあるほど。北海道出身の私としては、鍋にも鮭が入っていたり、おやつ代わりに鮭の燻製「トバ」を囓った記憶があったりもします(笑)

 

健康や美容では化粧品でもお馴染みのアスタキサンチンを含むことからアンチエイジング食材として取り上げられたのも記憶に新しいのではないでしょうか。老化対策に鮭食べようと思いつつ、一人暮らしでは3日坊主というか1回坊主になった私でございます。魚にも体を温めるものと冷やすものがあるらしいので、抗酸化作用が期待されている鮭なら良いんじゃないと安直に思った次第w

 

鮭の歴史・種類

日本ではいつから鮭が食べられていたのかハッキリしていませんが、おそらく縄文時代には既に漁獲して食べていたと考えられています。文献での登場も古く、奈良時代に成立した各地の風土記にも記述があるのだとか。平安自体になると朝廷への供物として鮭もしくは鮭を加工したものが届けられていたことが分かっていますし、時代が変わっても性分への献上品として使われていました。産地ではまた別でしょうが、都市部においては高級魚の一つとして垂涎の的だったそうです。

 

ところで日本では元々「鮭」という言葉は“白鮭(シロザケ/学名:Oncorhynchus keta)”を指すものだったと言われています。白鮭は現在でも日本で最も一般的に食べられている種類とされており、脂質が少なめで淡白なことが特徴。英語ではChum salmon(チャムサーモン)と呼ばれていますが、脂がなく美味しくないということで“Dog salmon”と呼ばれることもあるのだとか。

 

現在「鮭」という言葉は広義であればサケ属に属する魚類(サケ類)の総称としても用いられています。サケの仲間としてマスがありますが、この区分が実は非常に曖昧。と言うのも文明開化以前に日本では白鮭以外のサケ類は〇〇マスと呼んでいましたし、イギリスではsalmon=タイセイヨウサケのみを指す言葉だったのだとか。しかし世界の広い範囲を人が移動するようになり新しいサケ(マス)類が発見され、salmonもしくはtroutと命名されたこと、サーモン=サケ/トラウト=マスと和訳されたことで名称がごちゃごちゃになっているのだそうです。

 

一応海に下るもの=サケ類(salmon)一生淡水域で過ごすもの=マス類(trout)と区分されているそうですが、古くから日本で知られていたものはサケ類であっても名前に“マス”がついているものもあります。……で、話を元に戻しますと、白鮭以外に日本で食用とされているサケ類としてはマスノスケ・銀鮭・紅鮭など6種類位あるそう。ちなみにサーモントラウトもしくはトラウトサーモンと呼ばれているものは厳密に言うと“ニジマス”の一種で、troutだけども海水で養殖されるためsalmonも付けちゃった的なネーミングなのだとか。

 

サケと言えば「サーモンピンク」と色の表現にも使われるように魚肉がオレンジがかったピンク色をしているのが特徴ですが、鮭そのものは白身魚に分類されています。身がピンク色をしているのはプランクトンから摂取した“アスタキサンチン”というカロテノイドの一種が含まれているため。このアスタキサンチンはビタミンCの約6000倍とも言われるほど抗酸化作用が高いと考えられており、アスタキサンチンを含む鮭もアンチエイジングや健康維持に役立つ食材として注目されています。

 

サケ類の中では紅鮭が最もアスタキサンチン含有量が高い=抗酸化にも紅鮭が良いのではないかという見解が多いので、下記では紅鮭の記載数値を元にご紹介したいと思います^^

 

鮭に含まれる冷え改善に役立つ成分は?

鮭に含まれているアスタキサンチンはカロテノイドの中でも抗酸化力が高く、活性酸素(一重項酸素)の除去に優れた効果を発揮すると考えられています。また細胞のどこでも働くことが出来る・栄養が届きにくい細部にまで入り込むことができる性質があるとも言われており、オールマイティーな抗酸化物質として期待されている成分でもあります。

 

抗酸化物質の摂取は肌や細胞の酸化防ぎ、活性酸素と血中の脂質が結合してできる過酸化脂質の生成抑制にも繋がります。過酸化脂質は血管に蓄積することで血管を狭める・血管の弾力性を損なわせる原因物質の一つとされており、蓄積されることで動脈硬化や血栓の発症リスクを高めてしまいます。病気と診断されるようになるのは末期ですが、それ以前の段階でも血流が悪くなると考えられますから、抗酸化物質の摂取はスムーズな血液循環の維持に繋がると言えます。

 

ミネラルバスパウダー トライアル(分包セット)

えのきはダイエッターだけじゃなく冷え性の方にも役立つ?

通年ほぼ価格に変動がないことから、家計の味方として節約レシピにもよく使われるえのき。代表的な料理としては鍋物が挙げられることが多いかと思いますが、一年中何らかの献立で使われているような気もします。もやしと同じく低カロリーでどの料理とも合うことから、ダイエット中のカサ増し食材としてもお馴染みではないでしょうか。私はお世話になった覚えがあります(笑)

 

低カロリーというだけではなくダイエットに役立つ成分が含まれているとして、えのき氷や乾燥えのきなどがブームになったのも記憶に新しいですね。で、ダイエットに良い=代謝アップに良いなら冷え性改善にも役立つのではないかなと思ったりして。

えのきの紹介

えのきは広葉樹などに規制する菌類(キノコ)の一種です。名前から榎の木に育つもののように感じますが、実は榎だけではなく柿や桑・柳など色々な広葉樹に寄生するのだそう。日本で最も生産量が多いきのこと言われる通り現代ではすっかりお馴染みの食材ですが、一般的に普及するようになったのは1960年代と比較的最近です。

 

ところで、一般的にえのきというと白くてヒョロヒョロした形状をしているものを思い浮かべるのではないでしょか。「ユキノシタ」という別名は真冬に雪を持ち上げて生えてくるからだそうですが、そんな生態を知らなくともしっくり来ますよね。ところが野生のエノキは茶色っぽい色をしていてカサが大きく、知らずに見たら別のキノコだと思ってしまうくらいの差異があります。見慣れた“えのき”とは違って柄も短く根元のほうに行くほど黒褐色を帯びることから「アシグロナメコ」とも呼ばれているそう。

 

栽培をはじめた頃は、この全く別物に見える野生エノキを光を当てずに栽培(軟白栽培)していたそうです。といっても形状こそ細長いものの当初は薄茶色というかクリーム色をしていたそう。その中に時折育つ真っ白いえのきを選別して品種改良を進めたことで現在主流となっている“純白種”が確立されていきます。現在の品種は光を当てたとしても茶色くならず、真っ白いまま育つのだそうですよ。

 

また近年は時代を逆行したようなブラウン系えのき(糸エノキ)も再び流通するようになっています。アシグロナメコ(野生種えのき)を見たことがある・食べたことがあるという方は少ないかと思いますが、細長くてカサが薄茶色をしているブラウンえのきは見覚えがある方も多いのではないでしょうか。味は白いえのきよりも歯ごたえや甘みが強いとも言われていますから、好き嫌いは分かれそうですが、きのこ好きの方なら美味しくいただけそうですね。

 

ブラウンえのきが流通するようになったのは健康ブームで軟白栽培ものよりも、色がある食材の方が身体に良いという印象を持たれるようになったことも影響しているのかもしれません^^;

 

肥満予防・冷え改善に嬉しい成分

えのきの健康メリットと言うと“肥満予防”もしくは“便秘予防”に良いという印象を持たれることが多いのではないかと思います。昔は食物繊維が多く低カロリーな食材として、最近はキトサンやエノキタケリノール酸という成分の働きでより直接的なダイエットサポート効果が期待されていたりします。

肥満予防や冷え性の改善にも関わりそうな項目を3つに分けて紹介します。

(愴襦δ夏皀侫蹇璽蕾善

えのきの成分として代表的なのが食物繊維。便秘対策にえのきを取り入れていたことがある方も多いのではないでしょうか。中国でも便秘の特効薬と言われているそうですよ。えのき100gあたりの食物繊維含有量は3.9g、実際に食べる茹で100gであればカロリーは22kcalのまま変わらず食物繊維量は4.5gとなります。同グラムで比較するとレタスやキュウリの約4倍の食物繊維量になりますから、食物繊維補給源としては確かにうってつけですね。

 

えのきの食物繊維はほぼ全てが不溶性食物繊維であるため、腸を刺激して蠕動運動を促す働きが期待できます。水溶性食物繊維やビタミンCはほとんど含まれていないので腸内環境改善にはさほど…と思われがちですが、えのきには食物繊維以外に“キノコキトサン(キトグルカン)”という成分も含まれています。キノコキトサンは食物繊維の仲間とされるβ-グルカンやキトサンなどの多糖類結合体だそうで、腸内善玉菌の増加などに有効と考えられています。このため便通促進だけではなく、腸内フローラ改善にも効果が期待されています。

 

肝臓が気にならなくとも、冷え対策に蜆(シジミ)を食べてみよう

お酒疲れのお父さんのお味噌汁に・二日酔いの朝に…と、お酒・肝臓に良い食材として取り入れられているシジミ。小粒ながら旨味がしっかり出るので味が好きという方ももちろんいらっしゃいますが、体に良いらしいというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。

自分はお酒をほとんど飲みませんが、肝臓をよい状態に保っていれば自然にデトックスが出来る・代謝が上がると耳にした覚えもあるので健康(と肥満予防)に良さげだぞと思いながら食べていたりします^^;

 

蜆(シジミ)について紹介

シジミという貝(種類)だと思っていたのですが、実は“しじみ”というのはシジミ科に属す二枚貝の総称日本で主に食用とされているのはシジミ属に属すヤマトシジミ(大和蜆)・マシジミ(真蜆)・セタシジミ(瀬田蜆)という三種類で、中でもヤマトシジミが最もポピュラーな存在と言われています。余談ですが時々TVで取り上げられる沖縄のハマグリみたいな大きさのシジミは、マングローブシジミ属(ヒルギシジミ属)という別属の生物だそうです。子供の時から暖かく栄養豊富なt頃で育ったから大きくなったと信じてましたが、違うんだって…。

 

シジミというと夏のイベントとして潮干狩り(シジミ採り)がありますし、お年寄りなどであれば土用しじみは腹薬」といって夏バテに良いと言う方も多いですよね。が、しかし、本当にしじみが美味しいのは冬だという説が一般的なようです。寒蜆って言葉も確かにありますしね…。そのほか初夏くらいまで(産卵前)が栄養を体に蓄えていて美味しいという意見もあります。真夏は美味しいというより体に合っているという感じ、美味しいしじみを食べるなら冬〜春といった感じでしょうか。

 

ちなみに縄文時代からしじみを食べていたことが分かっていますから、日本人にとっては馴染み深い食材。「土用しじみは腹薬」という言葉もそうした風習から生まれていたのかもしれません。現在のように栄養成分やその働きが研究される以前、1596年に刊行された薬学書『本草綱目』にも蜆の薬効として目を明るくする・酒毒を治すなどの働きがあると記載されていたそう。

日本でも江戸時代には“蜆売り、黄色なつらに高く売り”という川柳があったそうですから、一般の人々までシジミは肝臓に良い食材だと認識されていたことがうかがえます。黄疸が出ているような人だけではなく、二日酔いや夏バテの回復にも良いと親しまれていたそうですよ。

 

冷え改善に役立ちそうなシジミの成分と作用

肝機能を高めることが報告されているオルニチンを筆頭に、シジミには肝機能保持や肝臓の修復やアルコール分解に必要なアミノ酸アラニン、肝臓の老廃物や脂肪・毒素の排出を助けるメチオニンなど肝臓サポートに関わるアミノ酸が沢山含まれています。その関係でかお酒をよく飲む方の健康サポート・二日酔い対策など“肝臓サポート”押しな気がしますが、冷え性の方に嬉しい働きもたくさんあります。

 

【豊富な鉄分で貧血予防に役立つ】

シジミはミネラルの中で鉄分を非常に多く含んでいます。その含有量は100gあたり5.3mgと、シジミのミネラルの中だけの話ではなく魚介類の中でもトップクラス。以前TVで貧血予防にはアサリを食べると良いと紹介されていた記憶がありますが、アサリの鉄分含有量は100gあたり3.8mgですから単純計算ではシジミのほうが上になります。身の大きさなどが違いますから、お味噌汁などに入れた場合に摂取できる量という面ではアサリに軍配が上がりますが、鉄分自体はシジミのほうが多いので鉄分補給には十分に役立つと考えられます。

 

言わずもがな鉄分は赤血球のヘモグロビンの構成成分として必要不可欠な栄養素。貧血を起こす原因としては鉄分不足が最も多いと言われています。シジミは鉄分が豊富なだけではなく、丈夫な赤血球膜の合成に必要とされる亜鉛・赤血球生成に関わるビタミンB12や銅なども含まれていますから貧血予防に役立ってくれるでしょう。強いていうならば葉酸がやや少ないので、ミネラルの吸収を高めるビタミンCと葉酸を含む野菜類と組み合わせて食べると効果的でしょう。

 

【オルニチンは代謝にも関わる】

シジミの代表成分と言えるのがアミノ酸の一種オルニチンかと思います。オルニチンの働きとしては肝臓で有害なアンモニアの解毒を行って肝臓の働きを助ける働きが認められており、アンモニアを尿素などへと無毒化する尿素回路も別名“オルニチンサイクル”と呼ばれています。このアンモニア代謝(無毒化)を助ける働きから、オルニチンは疲労回復に良い・お酒が好きで肝臓が気になる方に良いと言われています。

 

シジミ由来の健康食品のCMなどでも目にする機会が多くオルニチン=肝臓サポート成分という印象が個人的に強かったのですが、オルニチンによって肝機能が高まる(正常に機能する)ようになることで代謝アップにも繋がると考えられています。また成長ホルモンの分泌を促す働きがあることも報告されていますから、そちらからも代謝促進に繋がると考えられます。加えてシジミには代謝に関わるアミノ酸やビタミンB群も含まれていますので、オルニチンとともに代謝アップに効果が期待できるでしょう。

 

めぐりの十一源

サバサンドがブーム中? 鯖って冷え軽減にも良さそうなのです

各局のTVで紹介されたためか、最近至る所で見かけるサバサンド。この前友人に連れて行ってもらったコストコでも“さばサンドウィッチ”が売られていてびっくりしました。量が多いので買わなかったんですが、ネットでの評判を拝見する限りかなり評判が良いらしいですね。

 

サバサンドブームとも言われていますが、サバって実は栄養面でもかなり優秀な存在。DHAやEPAが入っていて血液サラサラ効果があるというのは健康番組なんかでも取り上げられていましたが、調べてみたら冷え性の改善や美容面でも嬉しい効果が期待できるそう♪

 

鯖(サバ)とオメガ3について

サバは私達にとっても馴染みのある存在で、大衆魚の一つにも数えられる存在。読んで字のごとくと言うべきか、魚+青で“鯖”と書くように代表的な青魚の一つでもあります。日本では縄文時代初期には既に食用とされていたと考えられており、奈良〜平安時代頃には既に周防(現在の山口県)のサバが現在で言うブランド魚のような感じで持て囃されていたのだとか。「鯖の生き腐れ」とも言われる様に痛みやすいのが難点ですが、塩や酢で漬けることで保存性を高めるという方法も古くから確立されていました。棒鯖や〆鯖もその過程で生まれたんですね。

 

サバは世界的にポピュラーで青魚の中一つでもあり、かつ栄養価的にも優れているとして「青魚の王様」とも呼ばれています。日本でもシンブルに焼いたり煮たりするだけではなく、トマトソースと合わせたり、カレーに入れたりと多国籍な使い方がされていますね。最近ブームになっているサバサンドも元々はトルコ・イスタンブールの名物料理。日本では魚に多く含まれているオメガ3系の不飽和脂肪酸が健康に良いと話題になって、2000年頃にささやかなブームになったような気がします。最近のサバサンドブームは第二のサバブームと言えるのかも(笑)

 

良質なタンパク質や脂質だけではなく、ビタミンやミネラルを豊富に含むことも評価されているサバですが、ビタミンCが含まれていないなど難点もあります。血合い部分以外はビタミンAも少なめなので、フレッシュなトマトやレモンと組み合わせることで全体的な栄養バランスも良くなりそう。

 

 

サバの栄養面での特徴としてはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など、良質な脂質が摂取できるということが代表的かと思います。このうちEPAもしくはIPAという脂質の一種には悪玉コレステロールや中性脂肪の低減作用、血小板の凝縮を抑制する働き、血圧降下作用などが報告されています。メディアでは「血液サラサラ成分」として紹介される、この働きから高血圧や動脈硬化・生活習慣病の予防などへの有効性が期待されています。

 

DHAの場合は血液サラサラ効果があるかハッキリしていないそうですが、こちらは脳関門を通過出来る成分として神経細胞成長活発化・神経伝達物質増加などの働きが期待されています。この働きから特に胎児や幼児が摂取することで記憶力や学習能力の向上に繋がる可能性が高いと報告されていますし、大人の場合でも集中力向上・認知症の症状改善などに役立つのではないかと考えられています。血液サラサラ効果で血栓を予防してくれるDHAと複合して働きますから「認知症予防に青魚」が勧められているようです。

 

生活習慣病や認知症予防のほか、DHAやEPAは脂肪を分解する褐色脂肪細胞の増加を促進する働きがあるという報告もなされています。このことから魚の油は脂肪燃焼、代謝を上げることで基礎体温向上などにも役立つのではないかと期待されています。太りにくいだけじゃなくダイエットに有用に働くということですね。またオメガ3系と6系の摂取バランスを整えることでアレルギーの軽減に繋がるとする説など、様々な健康メリットが有ると考えられています。

 

EPAやDHAの豊富な食材というと脂身の多い“マグロ”がよく知られていますが、実はトロ(脂身)部分こそ魚類トップクラスなものの赤身の所はさほぼオメガ3を含んでいません。タイセイヨウサバであれば100gあたりEPA1600mg/DHA2300mgとマグロのトロに近いほどの含有量がありますし、真鯖であってもEPA690mg/DHA970mgとマグロの赤身と比べると圧倒的多くのDHAやEPAを含んでいます。マグロのトロを一週間に数回など定期的に食べるのはなかなか困難なこともあり、取り入れやすい食材でもあるサバが評価されているそうです。

 

酒粕しょうが粒

冷えが気になるなら、ホットバナナにして食べれば良かったんだ

手軽に食べられる朝ごはん・栄養補給に役立つフルーツなどなど、日本でポピュラーな果物の一つに数えられるバナナ。特にある一定以上の年齢の方はバナナ=完全栄養食として意識的に取り入れていらっしゃる方が多い、バナナと牛乳もしくはヨーグルトを買っておられるイメージがあったりもします。

 

だけど栄養豊富と言われても限度がある気もしますし、体を冷やす食べ物だから食べすぎないようにと言う話もチラホラ。実際のところバナナってどうなのよ、と調べてみました。

 

バナナについて、今更ながら紹介

黄色くて、緩やかな弧を描くラインが特徴的なバナナ。道行く人に聞いてもバナナを知らないという方はほとんどいないでしょうし、トップ争いからは少し下がったと言われつつ未だに好きな果物ベスト10にはランクインしている馴染み深い存在。昭和時代のお父さん・お爺ちゃんだと、運動会や風邪をひいた時の思い出の品なんて方も結構多いのではないでしょうか。私は世代ではありませんが遠足の時の「バナナはおやつに含まれますか?」というフレーズが何故か記憶に残っていたり(笑)

 

バナナは日本人の多くが同じイメージを持ち、親しみももっている果物ですが、一部地域以外では“生えている”バナナを見る機会はあまりありません。最近でこそパナマ病などの関係で国産も増えているようですが、大体台湾やフィリピンからの輸入品=日本の平均よりかは暖かい地域で生産されています。バナナ栽培に適しているのは赤道を挟んだ北緯30度から南緯30度までのエリアと言われ、この一帯はバナナベルト地帯とも呼ばれているのだそうですよ。熱い地域の方はフルーツというよりも主食、お芋に近い感覚でバナナを食べているものよくTVなどで見かけますよね。

 

そんなバナナは古くから人々に食され、栽培されてきた果物。ハッキリとは分かっていませんが紀元前3000年頃までにはマレー半島からフィリピンあたりのエリアで現在私達の食べているバナナの先祖が誕生し、紀元前のうちにエジプトなどアフリカ方面にも伝わっていたそうです。

 

日本に初めてバナナが伝わったのは織田信長の時代という伝承もありますが、正式な輸入開始は日清戦争後の1903年とされています。他の外国産果物と同様に当時は非常に高価で、一般庶民に買えるものではなかったのだとか。大正頃には庶民でもちょっと奮発すれば買えるくらいまで価格が下がったそうですが、その後戦争により再び入手は困難となっていきます。現在のようにバナナを普通に買える、どころか価格的にも安定して買いやすい果物となったのは1963年のバナナ輸入自由化以降と言われています。まだ50年くらいの話なんですね。

 

ところですっごい余談ですが…バナナは「木になる」ものじゃないってご存知でしたか?たまに園芸コーナーなどで「バナナの木」というものが売られていますし、ビジュアルも木っぽいので私は木だと思っていました。が、厳密には樹木ではなく“多年草”になり、幹っぽく見えるのは葉鞘が重なりあった部分なのだとか。なのでwikipediaさんによるとイチゴやメロンなどと同様に厳密な区分で言うと「野菜(果菜)」になるそうです。

おやつに含まれますか以前に気になるところじゃないでしょうか(笑)

 

バナナと言えば便秘解消? 栄養補給?

バナナの栄養・健康維持に役立つことと言われてイメージするものとしては、栄養補給もしくは便秘解消のどちらかを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私は便通派ですw その他にも一時期はセロトニンを豊富に含む食べ物だからメンタル面でも効果が期待できるとか、むくみに良いとか、色々と○○に良いと取り上げられる機会も多い果物。

でも健康情報ってちょびっとでもその成分が含まれていたら「〇〇が豊富」って書かれていたりするので、本当のところどうなのかを調べてみました。

 

栄養補給について考えてみた

バナナは果物類の中でも水分量が少なく、糖質の含有比率が高めの存在。そして糖質の内訳としても吸収してすぐにエネルギーになるブドウ糖などと、時間をかけてエネルギーに変換されるデンプンなどの配合のバランスが良いことが特徴と言われています。そのため即時的なエネルギー補給と、摂取してからの持続性との両方に優れた食材としてエネルギー補給に適していると考えられています。アスリートの方々などもよく食べていますね。

 

ビタミンやミネラルも含まれていますし、しっかりと熟したバナナはバナナには消化酵素(アミラーゼ)も多く含まれているため、消化吸収の負担も少ないとされています。お年寄りや病中・病後のケアに取り入れると良いと言われているのは消化が良いということも大きいのだとか。

 

ただし一般的に言われる“完全栄養食”というのは「これだけ食べていれば健康に生きていけるよ」というものではなく、あくまでも栄養豊富な部類ですよというラインのもの。バナナはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富と言われていますが、ミネラルの中でも鉄分やカルシウムは決して多くはありませんし、タンパク質も少ないので“完全栄養食”という言葉を過信しない方が良いと思います。

 

生姜製品専門店!金時生姜(サプリ)-サンワ食研株式会社
続きを読む >>
| 2017年07月08日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |
Copyright (C) 体温アップ食材 | 温→暖活!! 〜冷え症改善〜. All Rights Reserved.