夏でも冷え性・身体が冷たい…その原因と対策は?

冷え性というと「寒い」「手足が冷たい」など自分で冷えを認識しているというイメージがありますが、暑がり・汗っかきの方なども冷え性である可能性があります。暑がりなのに冷え性という方もかなり多いという見解もあります。夏でも「暑いから冷えとは無関係「「手足がポカポカしているから大丈夫」と思っていても、冷えを起こしていることもあります。

冷えの部位や原因によって様々な冷え性のタイプが紹介されていますが、冷え性ではないと感じている方や夏場に起こりやすい“冷え”の代表的な2つがこちら。

 

戻り冷え性

ほてり型冷え性・かくれ冷え性とも呼ばれる冷えの一種で、代表的な特徴としては足や手などが異様に熱く感じるということがあります。このほてり感の原因としては、血行が悪くて末梢部に滞った血液が熱を持つ・冷えが酷い部位に血液を送ろうとして熱くなるなどが考えられています。冷やすと一時的に落ち着きますが、元々の原因が冷え(血行不良)なので再びすぐに火照りを感じる傾向にあるのも特徴。暑がりである・手や足が熱くて寝苦しいと感じている場合、もしかすると単に暑いのではなく冷え性の可能性もあります。

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内臓型冷え性

こちらは呼び名の通り、冷たい食べ物や飲み物を摂取することで内蔵(胃腸)が冷えてしまうことを指します。寒い・手足が冷たいなど「冷え」の実感がないため悪化しやすいとも言われており、自分は冷え性ではないと思っている方にも結構このタイプが多いのだとか。チェックポイントとしてはお腹の調子が良くない方・平熱が36℃以下の低体温であることが挙げられます。また下腹部を触ってみると冷たく感じる方も要注意と言われています。

 

夏、暑いのに冷えてしまう原因は…

一見冷えとは全く関係無さそうな夏。日中外に出ればむわっとした空気にゲンナリし、夜になっても気温が下がらないのは日常茶飯事。それでも夏は冬以上に冷え性悪化の要注意シーズンであると言われています。夏場に冷えてしまう原因として考えられるものをザックリとご紹介します。

 

1.エアコンで冷える

夏の冷え性の原因として最もイメージしやすいのが、エアコンが効きすぎた空間にいるということではないでしょうか。エアコン冷えや冷房病・冷房弱者なんて言葉もありますね。寒いと感じることと冷え性というのは別物と上で紹介しましたが、寒すぎる部屋に薄着の状態で長時間居ることで冬よりも寒く感じる・体が冷たく感じる方も居るのでは? 夏なのに暑さバテではなく、冷えすぎによる頭痛や吐き気などを感じる方もいらっしゃいますね。

 

またエアコンによってキンキンに冷やされた環境にいることで起こる直接的な冷えだけではなく、交感神経と副交感神経のバランスが保てなくなることで自律神経の乱れにも繋がります。自律神経のバランスが乱れることで臨機応変に体温調節が出来にくくなる・筋肉の収縮機能が低下するなど冷えの悪化にも繋がってしまいます。自律神経のバランスを崩してしまう気温差は5℃〜7℃以上との説が有力ですから、外気温32℃の時にオフィスや自宅の温度が27℃以下だったら危ないかもしれません。 

>>寒暖差疲労についてはこちら

冷えが気になるなら、ホットバナナにして食べれば良かったんだ

手軽に食べられる朝ごはん・栄養補給に役立つフルーツなどなど、日本でポピュラーな果物の一つに数えられるバナナ。特にある一定以上の年齢の方はバナナ=完全栄養食として意識的に取り入れていらっしゃる方が多い、バナナと牛乳もしくはヨーグルトを買っておられるイメージがあったりもします。

 

だけど栄養豊富と言われても限度がある気もしますし、体を冷やす食べ物だから食べすぎないようにと言う話もチラホラ。実際のところバナナってどうなのよ、と調べてみました。

 

バナナについて、今更ながら紹介

黄色くて、緩やかな弧を描くラインが特徴的なバナナ。道行く人に聞いてもバナナを知らないという方はほとんどいないでしょうし、トップ争いからは少し下がったと言われつつ未だに好きな果物ベスト10にはランクインしている馴染み深い存在。昭和時代のお父さん・お爺ちゃんだと、運動会や風邪をひいた時の思い出の品なんて方も結構多いのではないでしょうか。私は世代ではありませんが遠足の時の「バナナはおやつに含まれますか?」というフレーズが何故か記憶に残っていたり(笑)

 

バナナは日本人の多くが同じイメージを持ち、親しみももっている果物ですが、一部地域以外では“生えている”バナナを見る機会はあまりありません。最近でこそパナマ病などの関係で国産も増えているようですが、大体台湾やフィリピンからの輸入品=日本の平均よりかは暖かい地域で生産されています。バナナ栽培に適しているのは赤道を挟んだ北緯30度から南緯30度までのエリアと言われ、この一帯はバナナベルト地帯とも呼ばれているのだそうですよ。熱い地域の方はフルーツというよりも主食、お芋に近い感覚でバナナを食べているものよくTVなどで見かけますよね。

 

そんなバナナは古くから人々に食され、栽培されてきた果物。ハッキリとは分かっていませんが紀元前3000年頃までにはマレー半島からフィリピンあたりのエリアで現在私達の食べているバナナの先祖が誕生し、紀元前のうちにエジプトなどアフリカ方面にも伝わっていたそうです。

 

日本に初めてバナナが伝わったのは織田信長の時代という伝承もありますが、正式な輸入開始は日清戦争後の1903年とされています。他の外国産果物と同様に当時は非常に高価で、一般庶民に買えるものではなかったのだとか。大正頃には庶民でもちょっと奮発すれば買えるくらいまで価格が下がったそうですが、その後戦争により再び入手は困難となっていきます。現在のようにバナナを普通に買える、どころか価格的にも安定して買いやすい果物となったのは1963年のバナナ輸入自由化以降と言われています。まだ50年くらいの話なんですね。

 

ところですっごい余談ですが…バナナは「木になる」ものじゃないってご存知でしたか?たまに園芸コーナーなどで「バナナの木」というものが売られていますし、ビジュアルも木っぽいので私は木だと思っていました。が、厳密には樹木ではなく“多年草”になり、幹っぽく見えるのは葉鞘が重なりあった部分なのだとか。なのでwikipediaさんによるとイチゴやメロンなどと同様に厳密な区分で言うと「野菜(果菜)」になるそうです。

おやつに含まれますか以前に気になるところじゃないでしょうか(笑)

 

バナナと言えば便秘解消? 栄養補給?

バナナの栄養・健康維持に役立つことと言われてイメージするものとしては、栄養補給もしくは便秘解消のどちらかを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私は便通派ですw その他にも一時期はセロトニンを豊富に含む食べ物だからメンタル面でも効果が期待できるとか、むくみに良いとか、色々と○○に良いと取り上げられる機会も多い果物。

でも健康情報ってちょびっとでもその成分が含まれていたら「〇〇が豊富」って書かれていたりするので、本当のところどうなのかを調べてみました。

 

栄養補給について考えてみた

バナナは果物類の中でも水分量が少なく、糖質の含有比率が高めの存在。そして糖質の内訳としても吸収してすぐにエネルギーになるブドウ糖などと、時間をかけてエネルギーに変換されるデンプンなどの配合のバランスが良いことが特徴と言われています。そのため即時的なエネルギー補給と、摂取してからの持続性との両方に優れた食材としてエネルギー補給に適していると考えられています。アスリートの方々などもよく食べていますね。

 

ビタミンやミネラルも含まれていますし、しっかりと熟したバナナはバナナには消化酵素(アミラーゼ)も多く含まれているため、消化吸収の負担も少ないとされています。お年寄りや病中・病後のケアに取り入れると良いと言われているのは消化が良いということも大きいのだとか。

 

ただし一般的に言われる“完全栄養食”というのは「これだけ食べていれば健康に生きていけるよ」というものではなく、あくまでも栄養豊富な部類ですよというラインのもの。バナナはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富と言われていますが、ミネラルの中でも鉄分やカルシウムは決して多くはありませんし、タンパク質も少ないので“完全栄養食”という言葉を過信しない方が良いと思います。

 

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レモンバーベナもリラックスや血行促進に役立つらしい

個人的に大好きなハーブ、レモンバーム(メリッサ)。レモンバーム以外にもレモンタイムとかマートルとか色々レモン系の香りはありますが、レモン系の香りって好き嫌いが少ないので場所やシーンを気にせずガンガン使えるのもいいですし、アロマとして焚いて服についても柔軟剤や香水と混じって妙なことになりにくいのも有り難いと思ってます。

 

そんなレモン系ハーブの中で、自分的にはあまり馴染みがないけれど、一般的にはポピュラーと言われるレモンバーベナ。精油にドハマリした時に見かけたような、香水原料に使われるとか耳にした覚えのあるレモンバーベナ…でもあんまりインパクトのなかったレモンバーベナ(笑)について。

 

レモンバーベナとは

レモンバーベナは和名を香水木(コウスイボク)という、シソ目クマツヅラ科の植物です。原産は南アメリカのアルゼンチンやチリあたりとされており、葉は肉・魚などの匂い消しハーブとしても用いられています。ハーブティーにもよく使われる存在で、特にフランスでは定番なのだとか。ハーブティーの女王とも呼ばれています。

 

余談ですがレモンに似た香りを持つため名前に“レモン”が付けられている植物は多くありますが、ハーブティーや精油として使うものの中では南ヨーロッパ原産のレモンバーム(メリッサ)東南アジア原産のレモングラス ・南米原産のレモンバーベナの3つがポピュラーな存在かなと思います。個人的にはハーブや精油として高いリラックス効果が期待され人気が高いレモンバーム、最近タイ料理などに欠かせないスパイスとして認知度が高まったレモングラスと比べると…ちょっと馴染みが薄いような気もしています^^;

 

個人的な印象はさておき、レモンバーベナは精油(香料)やハーブとしてはもちろんのこと、生きている状態でも葉に触れるとレモンの香りがすること、薄紫色〜白色小さな色が可愛いことから園芸用としても販売されています。フレッシュな葉を摘んでお茶の香りつけにも使えますし、乾燥しても香りが消えにくいことからレモン系の香りのポプリを作る時にも重宝するそう。

 

レモンバーベナが南アメリカからヨーロッパに伝わったのは17〜18世紀と言われています。それ以前にも古代ペルー人達は野草茶・健康茶としてレモンバーベナを飲んでいたのだそう。高度差が大きいアンデス山脈エリアでも体を順応させるためのお茶としても大切にされていたとも言われています。

アメリカ原産の植物は伝来当初ヨーロッパで避けられるものも多かったように思いますが、香りが良かったためかレモンバーベナはすぐに受け入れられイギリスの庭園での栽培が行われます。指を洗うフィンガーボールの香りとしてや、ハーブティーとして活用されていたようです。

名作と言われる『風と共に去りぬ』でも主人公のスカーレット・オハラの母が身につけていた香りとして知られていますし、レモンバーベナティーを飲むシーンもあるのだそう。主人公の母エレンはフランス貴族系の家柄出身という設定だった(はず)なので、アメリカに入植してきた白人の間でもポピュラーな存在だったのかなと思います。

 

レモンバーベナの香りに期待される働き

お茶として飲む場合も、精油を使って芳香浴をする場合も、よく耳にするレモンバーベナの効果と言われるもの多くは“香り”に起因しているようです。レモンバーベナもレモンの香りがするとは言われていますが、 レモンよりもレモンらしい香りと称されるレモングラスやレモンマートルと比べるとハーブっぽさが強い印象があります。個人的な印象ですが、単体でブレンドオイルっぽい感じ(使ったオイルがレモンバーベナ100%じゃなくて偽和なのかもしれないですが)。

 

【メンタルサポートに】

精油成分のうち含有量が多いのはリモネンシトラールですが、レモンバーベナは非常に幅広い精油成分を含んでいます。このためかレモンバーベナは鎮静作用と高揚作用の両方を併せ持つ精油と言われ、気持ちを落ち着けると共にリフレッシュさせる⇒明るく前向きな気持ちを取り戻すサポートをしてくれると考えられています。鎮静作用が強いと言われていますがサンダルウッドのように落ち着けすぎる心配はないので、様々なメンタル面の不調に対応できるストレスケア精油として高い効果が期待されています。

 

レモンバーベナの香り自体もクセの少なくスッキリとしたものなので好き嫌いも少ないでしょう。湿度や気温が高くなって気分だけではなく体感的にも“重い”印象のある、これからのシーズンにも嬉しいですね。就寝前などのリラックスタイムに適したお茶“イブニングティー”の一つにレモンバーベナティーも数えられていますし、不眠症をやわらげる働きも期待されます。ストレスか寝苦しいだけなのかわからない時にも良いかも(苦笑)

 

酒粕しょうが粒

女性に優しいハーブ、アンジェリカとは?

生理前になると自分のめまいに酔ってグロッキーな感じになる管理人です。一時期婦人科にも行ったものの改善せず、婦人科医との相性が悪く憂鬱だわで…よく考えたらそれが冷え性改善とか、ハーブなど“民間療法”と呼ばれる類のものに足を踏み込むきっかけになっているのかもしれない。まぁ前世とか霊とかそっち系には行かなかったし、食べ物系に関しても「結局は自分に合うかどうかよね」っていう開き直り(?)の境地ですが。

 

で、多分そこまでメジャーでは無いものの“女性系トラブル”で検索するとよくヒットする「アンジェリカ」というハーブ。女性系なだけにホルモン様作用というものが大きいようですが、冷え・むくみにも良いと言われているので紹介します。

 

アンジェリカとは?

アンジェリカは和名を“セイヨウトウキ(西洋当帰)”と言う、セリ科シシウド属の植物です。名前の通り漢方の生薬として使われる当帰(トウキ)と同属で、そのほか生薬では白芷(ビャクシ)、より身近な植物としては青汁でお馴染みの“明日葉”も同属の植物です。セリ科全体で見るともっと色々なハーブ・生薬がありますから、世界的に古くから民間医薬として利用されてきたグループと言っても過言ではないのかも。

 

和名に“西洋”と付けられているように、アンジェリカは北欧〜東欧あたりに自生する植物です。学名はAngelica archangelicaと言い、属名と呼び名に使われている「Angelica(アンジェリカ)」というちょっぴりファンタジー感のある(?)名前もラテン語の天使に由来しています。種子名のarchangelicaは大天使を意味しているそうで“大天使が修道僧に疫病除けの草として教えた”という伝説が元となっているのだそう。その関係か“Angel glass(天使の草)”や“Holy Spirit Root(精霊の根)”など、ますますファンタジーというか…もはやゲームのアイテムみたいな別名もあります。

 

東洋(漢方など)では近縁種の当帰が古くから用いられてきましたが、こちらのアンジェリカもヨーロッパでは長らくハーブとして親しまれてきたそう。名前の由来となった伝説が先だったのか、古くからそう使われていたから伝説が出来たのかわかりませんが、宗教的にも悪霊を払う神聖なハーブとされ大切にされていたようです。中世頃にも修道院の薬草畑などでも積極的に栽培されていたハーブの一つで、修道院発祥とされる薬草系リキュールのシャルトリューズやベネディクティンにも使われています。

 

ちなみに神聖なハーブ・薬用植物と言うと敷居が高いようにも感じますが、原産地とされる北ヨーロッパあたりでは普通に野菜としても食べられているようです。日本では「フキ」が原料として使わてれいることがほとんどのようですが、製菓原料として使われている“クリスタルアンゼリカ”も元々はアンジェリカ(セイヨウトウキ)の茎を使ったものなのだのとか。ケーキとかクッキーにのっている、あの緑のグニュッとしたやつですね。

身体を温める食材ニンジン、その成分や如何に?

おそらく日本人ならほぼ全員が、ニンジンと聞くと円錐形の形をした野菜を想像できるのではないでしょうか。年代によるかもしれませんが『いっぽんでもニンジン〜』って歌があったり、『いちじくにんじん』の数え歌だったりと、食材としての好き嫌いはさておき馴染みがある食べ物であることは間違いないかなと思います。

そんな身近なニンジン、冷えとり食材の重鎮的な存在でもあったりして。

 

ニンジン紹介(雑学)

ニンジンは植物としてはセリ科(ニンジン属)に分類されています。別属なのでものすごい近いというわけではないですが、パセリ・セロリなどに近いのだそう。普通の野菜というよりは香味野菜・ハーブが多い印象がある、セリ科。食べたことがないので恐縮ですが、ニンジンの葉はTheセリって感じ・香味野菜っぽいのだそう。と言っても子供時代からセリを平然と食べていた、青臭さ(?)とか分からない女なので平然と食べられる気がする(笑)

 

ニンジンは16世紀頃から日本にあったと言われていますが、現在全国的に一年中流通しているオレンジ色・太めの円錐型のニンジンが日本で食べられるようになったのは江戸時代末期〜明治頃なのだそう。現在私達が食べているニンジンは「西洋系品種」と言われるもので、17世紀〜江戸時代終わりまで食べられていたのは金時人参や長人参など細長い系の「東洋系品種」です。

 

余談ですが西洋系ニンジンはオレンジっぽい色をしていますが、東洋系ニンジンは非常にカラフル。金時人参は赤っぽいく強い色彩、沖縄の島にんじんなどは綺麗な黄色ですよね。そのほか日本ではありませんが、アフガニスタンには原種に近いとされる“黒人参”があり、ポリフェノールが豊富な健康食品として注目されているそうです。日本にも入ってこないわけではないそうですが…私はお目にかかったことがありません。

黒とまでは言えなくとも紫色のニンジンもあり、我が地元北海道産らしいのですが、これもやっぱり見かけた覚えがない。カラーニンジンサラダとか、七色人参とかやってみたいですよね(笑)ともあれ、オレンジ色のニンジンもちゃんと栄養はありますし馴染んでいるから無難ではあるのかも。

☆高麗人参(朝鮮人参)は仲間?

人参+冷え性で検索するとよく出てくるのが、野菜のニンジンではなく高麗人参もしくは朝鮮人参と呼ばれるモノ。わりと細長めでヒゲ(細かい根)がたくさん生えている形状の、高級食材というか高級生薬というか…な植物ですね。こちらは中国の皇帝が愛用していたとも伝えられていますし、万能っぽい売り言葉でサプリメントなどにもよく配合されています。特に中高年の方向けの、ちょっとお高めの健康食品に“高麗人参配合”って書いてあることが多いような印象があります。

 

この高麗人参は正式和名を「オタネニンジン(御種人蔘)」と言うそう。どの呼び名でも“人参”が付きますが、植物分類上はセリ科ではなくウコギ科に分類されています。名前は似ていますし、形状も見方によっては似ていますが、近縁種とかではなく別の植物なんですね。近縁種としてはハーブ類なんかで見かけるシベリアジンセン(エゾウコギ)や田七人参(サンシチニンジン)があります。

ちなみに日本で古く「人蔘(にんじん)」という言葉は、キャロットの方ではなく高麗人参を指すものだったそう。現在野菜として親しみのあるニンジンは伝来当初セリニンジンと呼ばれていたと言われています。

 

高麗人参も冷え性改善に良いと言われています(というかほぼ何にでも良いと言われている気がします)が、これはジンセノサイドと呼ばれるサポニン群に健康効果があると考えられているためです。高麗人参は多くの植物の中でもサポニンが豊富な部類に属すそうですし、6年物が良いと言われているのも年数が増えることでサポニンが増えていくためなのだそうです。野菜のニンジンとは成分なども全く異なりますからいろいろな意味で“別物”と言えるでしょう。

 

ニンジンは冷え性軽減に良いかを考えてみる

朝鮮人参とか高麗人参とか言われる高級生薬(?)とは全く関係がないものの、野菜のニンジンも冷え性の人に良いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。私もそこまで深く信じてはいないですが、身体を温める食べ物・冷やす食べ物の一覧表でよく目にしています。

 

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温かそうな香りのキャラウェイ、冷え性に良い?

好き嫌いはあるのかもしれないけれど、個人的に好きな香りのキャラウェイ。お菓子作りはしないので最近まで馴染みのなかった存在ですが、我が地元北海道でよく食べられている羊肉(ラム/マトン)との相性がすごく良いことを知り常備スパイスの仲間入りを果たしました(笑)爽やかだけど甘味のある美味しそうな香り。

 

非常に個人的な感覚ですが、匂い的に清涼感が強い=熱を冷ます・甘さやアンバー感がある=体を温める働きがあると言われているものが多いような気がしています。じゃあ両方の印象があるキャラウェイってどうなのよ、と調べてみました。

 

キャラウェイとは?

キャラウェイはセリ科のハーブで、若葉や根も食材として利用されるため普段私達が利用している種っぽい部分はキャラウェイシードと呼びわけます。シード(種子)ではなく本当は果実ですが…。同科のクミンシードとは語源も同じと考えられていますし、見た目も似ているのでアジアでは呼び名や存在がゴチャゴチャになっている事もあるのだとか。その他にもセリ科で“シード”とつくディルシード・フェンネルシード・アニスシードなど全体的に外見が似ていて、パッと見では分かりにくいです。

 

最も間違いやすいと言われているのはクミンシードですが、香りはかなり異なります。クミンシードの香りはスパイシーでややムスク調で強力なのに対し、キャラウェイシードはスパイシーではあるものの甘みが強くややサッパリとした印象があると言われています。苦みがあるとも言われていますが、個人的にはあまり感じません(食べたら苦いけど^^;)

ちなみにクミンがエジプト原産とされているのに対し、キャラウェイは西アジア〜東ヨーロッパが原産とされています。

 

キャラウェイは人間と関わり・歴史が古いハーブの一つとされており、新石器時代(紀元前5,000年頃)と見られるスイスの遺跡からも発見されています。紀元前1000年頃にはフェニキア人の手によってヨーロッパや古代エジプトにも伝えられ、古代エジプトの墓などからも出土しているようです。古代エジプト人やローマ人はパン作りの際の香り付けにも活用していたと考えられていますし、古代エジプトでは化粧品としても利用していたようです。

古代ギリシアの医者で“薬理学と薬草学の父”と言われるペダニウス・ディオスコリデスが「キャラウェイは貧血がある女性の強壮に良い」と記録していますから、それ以前の紀元前のうちに医薬品としても活用されていた可能性が高いでしょう。

 

ヨーロッパのハーブ療法・インドのアーユルヴェーダ・中国の漢方とユーラシア大陸各地の伝統医療や民間療法でキャラウェイは利用されています。消化促進・健胃・駆風など消化器系への働きかけが主とされており、料理に利用するのも風味付けだけではなくお腹の張りを防ぐ・消化を助けるという実用的な意味合いもあったと考えられます。消化器系への働きかけのほかにもリラックス用ほか色々と活用されていますが、概ね芳香成分による働きのようですので、香りにピントを絞って期待される作用・効果をご紹介したいと思います。

美肌だけじゃない、パセリは冷えやむくみにも嬉しい食材

栄養価・抗酸化力が高い野菜として取り上げられ、飾りとしてではなく“食材”として日本でも認知されるようなったパセリ。そのまま食べたり自作スムージーに入れる方も増えているそうです。


が、パセリって好き嫌いが分かれる食べ物で、食べ物として認識してないよって方もいたりして(※私の周りにいます)。私自身も食べれなくはないけど、そのものズバリをモリモリと食べたくはない存在だったりしますが…美肌以外に貧血・冷え・むくみなどに良さそうなので、部屋の片隅で植えてみようか迷い中。

 

パセリ=美肌? アンチエイジング?

パセリは地中海沿岸地域原産のセリ科植物で、紀元前から薬草として利用されていたと考えられています。古代エジプトでは泌尿器系トラブルに、古代ローマでは消化器系に良いとされていたそう。ちなみに薬としてではなく野菜として食事に取り入れたのはローマ人ではないかと言われています。日本には18世紀に伝来し明治時代から栽培も開始しますが、独特の触感や青臭さから食用としては好まれず、彩り用の添え物として扱われてきました。現在に至るまでその傾向は続いていますね。

 

しかし近年はビタミンやミネラルなどの基本的な栄養価だけではなく、抗酸化作用など有用な働きを持った“ファイトケミカル”への注目が高まっています。パセリは栄養価も豊富なことに加えてポリフェノールや芳香成分なども豊富に含むため、パセリを嫌っていた日本でも“アンチエイジング食材”や“美肌野菜”として紹介され、美容意識の高い女性を中心に受け入れられつつあるようです。

 

 

パセリがアンチエイジングや美肌作りに役立つ野菜といわれるのはビタミン・ミネラルが豊富なことに加え、アピイン・アピゲニンなどのポリフェノール類や、βカロテン・ゼアキサンチン・ルテインなどのカロテノイド系色素成分・葉緑素(クロロフィル)など抗酸化物質が豊富に含まれているためと考えられます。抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンEなども含まれていますから、様々な抗酸化物質が複合することで活性酸素による酸化ダメージを抑制し身体を若々しく健康に保つ働きが期待されています。

 

またビタミンCは抗酸化作用だけではなく、コラーゲンの生成促進作用やメラニン色素生成抑制(チロシナーゼ阻害)作用による美白効果なども期待されています。美肌作りのためのビタミンとして摂取を心がけている方も多いのではないでしょうか?

パセリはビタミンCが100gあたり120mgと、レモン(全果)を上回るほど豊富に含まれています。スパイスコーナーで売っている乾燥物の場合は微妙な気もしますが、キッチン栽培などで新鮮な葉を詰んで利用するとフルーツ以上のビタミンC補給源となってくれそうですね^^

 

葉緑素はビタミンCと合わせて摂取することで美肌・美白効果がアップするという説もありますし、βカロテンは体内でビタミンAに変換されることで皮膚の保護や新陳代謝促進に役立つと考えられています。これらの働きと抗酸化作用が組み合わされることでシミ・シワ・たるみなどの肌老化予防だけではなく、ニキビや乾燥肌・肌荒れなど様々ななお肌の悩みを改善する手助けをしてくれるのでは…と期待されているのです。パセリだけでどうにかなるかはさておき、プルプルで透明感のある赤ちゃん肌を目指すなら取り入れたい存在ではありますね^^

 

 

冷え性やむくみ改善にも役立つ

”老豌善・血行促進

パセリは100gあたり7.5mgと野菜類(生状態)ではトップクラスの鉄分を含んでいます。実際に摂取できる量という問題がありますが、単純に同グラムの鉄分含有量だけで見るとほうれんそうの3.5倍になりますし、葉酸も100gあたりで220μgとほうれんそうを上回る含有量となっています。

 

よほど好きな方やジュース・スムージなどに利用する場合でなければパセリを100g食べるという事はありませんが、10g(パセリ2個程度)食べるだけでもニラやブロコリー100g以上の鉄分を補給できる計算になります。鉄分の吸収を助けてくれるビタミンCや銅などもバランス良く含まれていますから、鉄分補給源として鉄欠乏性貧血の予防や改善に役立ってくれるでしょう。

 

貧血によるめまいなど具合の悪さは勿論ですが、貧血が良くなることで血液が不足なく行き渡るようになる=冷え性の改善にも繋がると考えられます。加えて色素成分の一つである葉緑素(クロロフィル)の構成成分である有機ゲルマニウムは血流をスムーズにする・全身への酸素供給を助ける働きがあると考えられていますし、ビタミン・ポリフェノール類(アピゲニンなど)・カロテノイド類と抗酸化物質も豊富。このため血管の状態保持や血液サラサラ効果も期待されていますから、血行不良の改善にも役立ってくれるでしょう。

 

末梢血管を拡張するビタミンEなども含まれていますから、末端冷え性の軽減にも効果が期待できるでしょう。血行不良からも局所性貧血と呼ばれる部分的な貧血が起こりますので、何となく体調がスッキリしない方・生理中に貧血っぽい症状が起きやすい女性にも良いかもしれません。

 

美めぐり習慣

ハンバーグだけじゃない、冷えケアにナツメグが良さそう

ハンバーグ作りの代表的スパイス「ナツメグ」。お菓子も作らず食事も和食っぽいものが多いので、我がキッチンの常連スパイスとは言えない存在なのですが…冷え性に良いらしいということが発覚。ちょっと気が抜けているような気がするものの(…)甘めの香りが残っているので飲み物に振りかけつつ消費を狙いますw

 

ナツメグについて

パウダータイプのほうがおそらく一般的で、ホールというか現物はなかなか見かける機会のないナツメグ。何から出来ている香辛料なのかと言いますと、インドネシア(モルッカ諸島)原産の樹木の種子、より厳密に言えば種子の中の“仁”の部分を乾燥させたものです。ちなみに種子の外側についている仮種皮と呼ばれる赤い皮のようなものも乾燥すると“メース”と呼ばれる香辛料になります。

 

スパイスとしては胡椒・シナモン・クローブとともに“世界四大スパイス”とも言われる存在で、ユーラシア大陸ではよく利用されています。どのくらい古くから中東・ヨーロッパ方面へと伝わっていたかは定かではありませんが、11世紀にペルシアで・12世紀にヨーロパでの記録が見られるそうです。中世ヨーロッパではナツメグ1ポンドで羊や牛数頭分の価値があったと言われています。

 

ヨーロッパは近世に胡椒を始めとしてスパイス確保に熾烈な争いを繰り広げていたことが知られています。ナツメグやメースもヨーロッパ諸国が欲しがったスパイスの一つですし、原産地であるモルッカ諸島は同じく貴重なスパイスであったクローブの産地であったこともあり戦禍に巻き込まれてしまいます。wikipediaによると香辛料戦争と呼ばれる支配権争いの中、原住民のほとんどが虐殺されるか奴隷にされてしまったうえ、最終的には種子を略奪されて用済みというひどい扱いを受けた模様。現在ではありふれている香辛料ですが、過去に悲しい歴史があることも忘れてはいけないですね。

 

悲しい話になってしまいましたが、現在に話を戻します。

ヨーロッパはさておき、日本でナツメグというと「ハンバーグ作りに使うハーブ(無くても出来るけどね)」という印象がある方も多いのではないでしょうか? すでにミックスされているシーズニングなんかにも入っていますよね。私はハンバーグの肉の臭み消しにという話だったので、入れすぎて漢方薬みたいな独特の香りのほうが立ってしまったという失敗もあります(苦笑)

 

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| 2017年04月15日 | 体温アップ食材 | trackbacks(0) |
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